年収への考え方は人それぞれです。
ですから、トップ営業にはなれなくても、「普通に働いて、それなりに給料がもらえれば良い」という考え方もあります。
気になるのは、そんな働き方をした際の年収がいくらなのか・・・という部分ではないでしょうか。
この記事は、そんな平凡な営業マンの仕事量と年収についてのお話です。
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斬新な働き方
不動産営業として長く働くためのスタイルには色々とあります。
その中で、「平凡な営業マンに徹する」というスタイルについてご紹介しておきたいと思います。
頑張った結果が平凡なのではなく、一度実力をつけた人が意図的に平凡に徹するという働き方です。
『能ある鷹は爪を隠す』というプレイスタイルです。
大手不動産会社には、このようなスタイルで働く人が結構いました。
わざわざ実力を温存する理由には、以下のような複数の要因があるようです。
- 年齢的に仕事量を抑えたい
- ノルマさえ達成すればいい
- トップになる夢を叶え終わった
- お金が貯まったので、適度な年収で良い
- 体力的にしんどくなった
このスタイルの仕事量
悪く言えば、ハングリー精神の衰えといったところでしょうか。
それでも、基本的な技術は高いので、平均的な成績は比較的簡単に出せます。
私は、平凡な業績しか出さない営業マンには、2種類いると思います。
能力的にそれ以上伸びないタイプか、あえて平凡に働く能ある鷹タイプです。
両者を比べると、仕事量としては能ある鷹タイプの方が少なく済むはずです。
顧客選別ができる為、最短手順で契約まで到達できる点が無駄をなくすわけです。
ですから、仕事量としてはかなり余裕が出るでしょう。
見た目は暇そうにしていますが、それなりに売るので会社としても手放せない存在なのです。
このスタイルの年収は?
平凡な成績とは、建売の契約本数で言えば、年間に10本前後の人達です。
年収については、基本給と歩合の設定によってかなりの幅が考えられますが、ざっくりとした平均で言えば、400~550万円位だと思います。
年収に幅がある理由は、歩合率が各社で異なるためです。
週休二日で、一日の大半を自由に外出しているような働き方ですから、普通の会社で勤めるよりは割が良い報酬ではないでしょうか。
もう少し稼ぎたいと思えば、しばらく本気で営業活動をし、600~700万円位のレンジまで上げられる人達だと感じます。
ずっと全力で走り続けるのは大変な事なので、ある意味で賢い働き方です。
管理職になりたくないと考えるタイプも、このようなスタイルに落ち着くのではないかと思います。
仕事量的にも、年収600万円を超える辺りからハードになり、休日出勤等も発生してくるターニングポイントだと感じます。
仕事量の調節方法
大手不動産会社では、反響の質が比較的に良い為、仕事量の調整がしやすいです。
例えば、可能性の低い反響や、時間のかかる案件を避けることができるのです。
経験と実力が無い人は、手当たり次第に対応するのでしょうが、能ある鷹タイプの人達は、『選別眼』も持っているわけです。
しかも、かなり正確な眼力を持っています。
また、中には、エンドユーザー案件ではなく、仕入れ業者へ土地を紹介する業務に専念する人もいます。
契約の規模が大きいと、数億円の取引になりますので、一戸建やマンションを売るよりも効率が良いのです。
一年に数本の契約でも、十分な売り上げになる事がありますので、かなり効率が良い働き方です。
経験とコネが必要ですが、仕事量としてはミニマム化できます。
高収入の営業マンとは
トップ営業マンにも様々なレベルがありますが、最も稼いでいる層のグループは、年収1,000~1,500万円位が平均値になると思います。
物件価格が高いエリアでは、2,000万円前後の人もいるでしょう。
このようなクラスへのステップアップをするためには、基本的なことを全てマスターし、そこから小さな差を積み重ねるイメージです。
不動産営業のスキルとして、「嘘をつく能力が必要」等と言う人もいますが、全くのデタラメです。
トップ営業に対して、騙して売るような心無い営業マンを想像する人は、この業界を知らない人だと思います。
もしも、そんな営業マンがトップだとしたら、その店のレベルが低いだけの話です。
そのエリアや企業グループ全体等のような、もう一つ大きなカテゴリーでは「普通な成績の営業マン」に分類されるだけの人達だからです。
年収1,000万円を超えるような不動産営業になりたい人は、このクラスの人達のアドバイスやノウハウを学ぶことが重要です。
それ以下のレベルの人達から指導を受けても、大きなカテゴリーで勝てるノウハウは得られないはずです。
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まとめ
平凡な成績で働いている営業マンはたくさんいますが、彼等は2つのグループに分けることが出来ます。
記事中でもご紹介したように、手を抜いているだけの場合があるからです。
全力を出して、やっと平均的な成績しか出せない場合、精神的にも肉体的にも厳しくなります。
長い期間、そのような状態から抜け出せずにいると、この仕事がきつく感じて辞めてしまう人も多いようです。
HOME(営業ノウハウ)では、私が営業時代に培ったノウハウを少しずつ記事にしてきました。
高年収を目指して頑張りたいという人は、参考にしてみてください。
参考記事「トップ営業になれるのはどんな人?」