就職後の不安として、『電話業務』という課題を挙げる人も多いのではないでしょうか。
私は、内心ドキドキしていた派です。(笑)
「しつこい電話営業をしなければならないのでは?」といった不安もありますよね。
この記事では、そんな方々が知りたいであろう、電話営業とそのコツ等を書いていきたいと思います。
※本記事は各サイト(リンク先)からの掲載許可を得ております
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電話への不安
不動産営業の仕事内容を知らない人は、手当たり次第に電話営業をさせられるのではないかと不安を持つ人もいるのではないでしょうか。
でも、そんな事はありませんので安心してください。
電話をかけるのにもお金がかかりますし、そんな効率の悪いことは誰もやりません。
もしも、電話帳を使って電話しまくるといった営業をさせる会社があったら、すぐに辞めた方が良いです。
『JOBエージェント』等(不動産業界に特化した求人サービス)を使って良い会社を見つけてください。
基本的には、どの会社も広告に対しての反響客を相手にしていますので、飛込み営業等もありません。
過去の顧客に電話営業することはあっても、無作為に電話営業をする事はあり得ない事だと思って大丈夫です。
しつこい電話営業
会社によっては、顧客に対してしつこい電話営業を強いるケースがあるかもしれません。
具体的には、断られた顧客にも関わらず、「明日、もう一度電話をかけろ」とか「もうちょっと粘ってみろ」等と言われるようなケースです。
こんな会社も、長居をしない方が得策ですので、すぐに転職活動を始めてください。
世間では誤解されているイメージがあるように思いますが、不動産営業マンの電話営業は、決してしつこくしてはいけないものです。
しつこい電話をされて、「買いたい!」と思うはずがありませんよね?
「なんとか時間をつくって物件を見に来てください」等、多少は強引にお誘いすることはあっても、押し売りのような電話営業をする人はいません。
そんな人がいたとしたら、かなり奇特な営業マンですし、会社側から注意されるだけです。
電話の種類
不動産仲介営業の仕事の中には、いくつかの電話業務があります。
その種類について、少し説明しておきますね。
まず、電話の受信業務については、営業事務がやってくれる会社が多いです。
小さな不動産屋では、営業マンが受信業務も行うこともあります。
これは、主に他業者から行われる物件問合せの対応になります。
そして、こちらから電話をかける業務には以下のようなものがあります。
- 業者への物件確認
- 顧客へのヒアリング
- 物件案内へのお誘い
- 銀行との連携
- 各士業との連携
- 売主との連絡
- その他手配
電話の受信業務とは?
これは、店内で鳴った電話を受ける業務です。
不動産業者にかかってくる電話の大半は、『物件確認』です。
顧客から売却を依頼された場合、その物件を業者間で閲覧できるサイト(レインズ)に登録します。
すると、それを見た業者が「物件はまだありますか?」という問い合わせをしてくるわけです。
物件の担当者は、店内に物件の現状がわかる張り紙等をしておき、電話を受けた人はそれを見て「ありますよ」等と返答するイメージです。
電話に出たら、自分の会社名を名乗ります。
これに続く、代表的なパターンをいくつか紹介しておきましょう。
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物件確認の場合
【業者からの物件確認】
物件確認については、「不動産営業の初心者が初日で急成長する方法」でも記載していますので参考にしてください。
お問合わせの場合
【問合わせ対応とヒアリング】
ここから、できる限りのヒアリングに入ります。
あまり質問ばかりしていると、顧客は嫌がる人もいますので、いかに自然な流れで聞けるかがポイントになります。
詳しくは、「初心者必見!不動産営業のヒアリング手法Ⅰ」で学習できます。
ヒアリングを終えたら、約束を確定させます。
最初の頃は、慣れた営業に電話を代わるように指示されるはずなので、実際の様子を見て覚えれば大丈夫です。
ヒアリングと物件案内
自分の担当する顧客に対し、電話で営業をかける業務です。
まだヒアリングできていない事について聞き出しながら、週末等にお時間をいただくことを目的としています。
営業は、この電話をかけるために資料を作成しているようなものです。
この工程のコツについては、営業にとって非常に重要な事ですので、別記事で細かく説明しています。
以下の参考記事で、入社前に予習しておくと良いと思います。
参考記事
-
不動産営業のコツを最適な順序で学ぶ方法 ①
不動産営業のコツといっても、当然ながら一言では語りきれません。 少しずつ記事にはしてきましたが、順不同に書いてきた経緯があります。 そこで、最適な順番に並べ替え、営業初心者が学びやすいようにしておきま ...
銀行・士業への連絡
銀行担当者には、住宅ローンの事で問い合わせをすることがあります。
こちらは銀行の顧客を紹介する立場なので、気楽にできる電話です。
住宅ローン業務については、「不動産営業が気を付けるべき住宅ローンの落とし穴」で詳しく紹介しています。
士業への連絡は、主に司法書士が相手になります。
登記に関する見積り等でやりとりします。
案件によっては、土地家屋調査士等も連絡をとることがあります。
売主との連絡
売主との電話では、主に価格の交渉や、引渡しまでの手続きがメインとなります。
通常、価格交渉は、物件の購入申込の際に行われます。
建売住宅の売主は、パワービルダーと呼ばれる大手企業のことが多いです。
小さな工務店等が建てた物件もありますが、飯田グループホールディングスの支店があるエリアでは、多くが同社系列会社の物件になります。
契約の前後で一時的に連絡が密になりますが、その後は特に電話することもなくなります。
参考までに、価格交渉の電話でよくある流れをご紹介しておきます。
価格交渉
※一件書類とは、その物件に関する図面類等一式のことです
慣れとコツ
電話営業は、初めの頃は緊張するかもしれませんが、どんどん試して慣れてしまうのが一番の近道です。
上達のコツは、他の営業マンの電話の様子を常に観察することです。
そして、質問の仕方や、言葉使い等を学習してください。
それができたら、次は「質問をする項目と順番」をマニュアル化していきます。
自分流のヒアリングの流れを作り上げたら、一応は一人前です。
あとは、それに磨きをかけていくだけです。
まとめ
電話業務は、すぐに慣れてしまう程度の内容が多いですので、安心してください。
お客様への電話は、簡単にはいかない事もあります。
でも、それは皆一緒ですから、あとは経験を積み重ねるだけです。
この記事が、電話業務について不安がある人の助けになっていれば嬉しいです。