この記事では、売買の仲介営業として入社した新人営業が直面する様々な壁について説明していきます。
この壁を乗り切れない人が、すぐに辞めてしまうという結末に至る人達です。
事前に備える事で、上手く対応できる部分が多いので、しっかり予習しておきましょう。
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新人営業の心得
別記事でも触れたことがありますが、新人営業の中には、入社してすぐに辞めてしまう人がいます。
この原因の多くは、リサーチ不足による不要な心配が増幅する為だと思います。
このような狼狽退職をしないように、しっかり予習しておく事も新人営業の心得と言えるでしょう。
入社後に関しては、とにかく意識を高く持つ事が大切です。
ベテラン営業達が、どんな時に何をしているのか細かく観察しましょう。
そして、もう一つ大事な事は、ある程度の「気楽さを持つ」事です。
真面目に取り組もうとするのは結構な事なのですが、あまり気張ると長続きしません。
新人営業の目標
新人営業がいくら気張っても、出来る事は少ないですよね。
「早く覚えなくては!」等と焦らずに、じっくり仕事を覚えるスタンスがオススメです。
そのような新人の方が、後で伸びている事が多いと思います。
当面の目標は、家を売る事では無く、仕事を覚える事です。
自分を追い込み過ぎる真面目なタイプは、早い段階から人一倍努力してしまいます。
人よりも努力しているのに、結果が出ない状態が長く続くと、当然ながら疲れてしまいますよね。
これに対して、「契約がとれなくても、まだ文句言われないし」等と少し気が抜けたタイプは、意外に長続きします。
人一倍努力するのは、本当のスタートラインに立ってからでOKです。
それまでは、社会科見学的な気分で、気楽に不動産業界を楽しんでください。
新人営業の研修
入社直後は、新人にできる仕事が少ない為、会社側も何をさせようかと困る場面も多いです。
研修制度の無い会社も多く、大手企業でもマナー研修等を実施するのはごく一部の企業だけです。
新人研修は、先輩営業からの直接指導であることが多いと思います。
社風等によっても多少カラーの違いが出る部分なので、『宅建JOBエージェント』(不動産業専門の転職サービス)を使って内情を知っておくことをお勧めします。
最初の数週間は、とりあえず手が空かないように色々と雑用等を頼まれることもあると思います。
ここで勘違いしないで欲しいのは、それがずっと続くわけでは無いという事です。
業務の都合で、新人の相手をしている暇が無い時は、物件確認を延々とさせられる日もあるかもしれません。
しかし、それはほんの一時の事です。
会社側も、電話番の為に給料を払っていられません。
早く売れるようになってもらいたいのは、むしろ会社側なのです。
一通りの仕事を覚えるまでは、少し様子をみて辛抱してみて下さい。
新人営業の教育
新人を育てるのは、課長以上の役職者であることが多いです。
また、課長の指示で、先輩営業に同伴して勉強する事もあります。
上司にも当り外れがありますので、外れた場合は早く一人前になるしかないです。
多くの人は、自分が新人の頃に体験した叱咤激励をそのまま繰り返します。
よく分からない発想ですが、自分が嫌だった事も『必要なプロセス』と考える人がいます。
より良い教え方と、世代に合った教育法を模索すべきだと思うのですが、そうゆう人はあまり見かけません。
自分が育てられた方法が「正しい」と考えてしまう上司が多いので、各自が取捨選択して吸収するしかないと思います。
これは、どんな業種でも同じことだと思いますので、一人前になるまでの辛抱だと思って諦めましょう。
入社後にやりたいこと
面接対策で用意していた「入社後にやりたい事」と、実際の貴方が入社後にやりたい事は異なる場合が多いのではないでしょうか。
私の場合、入社後にやりたい事は無かったというのが本音です。
どちらかというと、「入社後になりたい自分」の方がハッキリとイメージできていました。
ですから、面接でやりたい事を聞かれたら、そのように答えるつもりでした。
勿論、やりたい事がある人は、それを抱いて頑張れば良いと思います。
このビジョンは意外に大事で、何か辛い事があった時に繋ぎとめてくれる役割を果たします。
目標が明確だと、「まだ辞められない」という意識が働くのだと思います。
どんな不動産営業を目指すのか、明確にビジョンを持っておくと良いと思います。
入社直後の仕事の様子
入社直後に新人がやらされる仕事は、いくつかに限られます。
詳しい事は別記事で説明していますので、ここでは箇条書きのご紹介にしておきます。
新人営業の主な仕事は以下の通りです。
- 社内ルールを覚える
- 物件確認(売主に電話確認)
- 周辺物件の下見
- 不動産業慣習等の勉強
- 先輩営業への同行
- 資料作成
- 電話営業とヒアリング
これらの業務を行う中には、必ずコツのような部分があります。
それを習得する段階で、様々な障壁を感じる事もあるでしょう。
具体的な障壁については、参考記事にまとめています。
参考記事
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不動産営業のコツを最適な順序で学ぶ方法 ①
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まとめ
新人営業が直面する壁の多くは、短期的な苦痛であることが多いです。
また、これらの障壁は、事前にリサーチしておけば上手く乗り越えられるでしょう。
記事中で紹介した通り、明確な将来ビジョンを持つことも有効です。
それぞれの目指すビジョンを実現できるように頑張りましょう!