不動産営業職をしていた頃は、ゲン担ぎをしてモチベーションを上げることもありました。
営業職がご利益をもらうとしたら、やはり勝負運ですよね。
山梨県にある武田神社は、勝負運のご利益があると言われています。
リフレッシュを兼ねての小旅行なら、東京からピッタリの距離感である事も魅力です。
今回は、営業職の勝負運を高める観光スポットとしてご紹介したいと思います。
東京方面からのアクセス
東京方面からは、中央自動車道に乗って一宮御坂ICで降りるコースがお勧めです。
高速道路上は、休憩を入れても八王子ICから約1時間の走行になります。
休憩は、談合坂と釈迦堂が良いと思います。
釈迦堂SAでは、「釈迦堂遺跡博物館」も見学できます。
入場料も大人200円とリーズナブルで、かなりオススメです。
但し、16:30までに入らないといけない点に気を付けてください。
それと、火曜日が休館なので合わせて注意してくださいね。
この博物館は、何気にパワースポットだと思います。
ここの土偶は、見れば見るほど宇宙人だと思えてきます。
武田神社は、甲府南ICからでも行けますが、市街地を通るコースなので少し混みます。
それと、善光寺等の寄り道スポットも、一宮御坂からのほうがスムーズです。
高速を降りてから武田神社までは、普通に走って約20分位の距離感です。
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武田神社の歴史
武田信玄は、戦上手な武将として有名です。
特に城攻めには定評がありましたし、若い頃には少数の殿部隊だけで城を落とした事もあります。
武田の騎馬隊や二十四将も有名ですよね。
武田信玄は、仏教への傾倒も深く、家臣達の無事を祈って何時間も護摩焚きをしていたという逸話も残っています。
その信玄公が、晩年に建てた巨大な屋敷があり、これを躑躅ケ崎館と呼んでいました。
甲府駅を見下ろす小高い丘の上に位置し、城というよりは巨大砦のような館でした。
他国からの進攻を考えると、あまりにも無防備に見えますが、「ここまでは誰も攻め込ませない」という信玄公の自信の顕れでもあったのだと思います。
この、躑躅ケ崎館の跡地に建造されたのが、武田神社なのです。
武田神社のご利益
信玄公が寝泊りをしていた屋敷跡付近に、神社の拝殿と本殿があります。
ご利益としては、勝負運の他、合格祈願、無病息災、交通安全等があるそうです。
神社に入って目を惹くのは、御朱印と御朱印帳のカッコ良さです。
神符授与所前には、各種のお守りも売っています。
「勝守り」のお守りは一種類だけですので、他のお守りと間違えないようにしてください。
不動産営業マンは、迷わずコレ(写真左)にしましょう。(笑)
右側は、三葉の松を用いた縁起物です。
どちらも500円で売っています。
少し奥には宝物殿があり、吉岡一文字一派の名刀が見学できます。
この太刀は、重要文化財に指定されています。
境内の様子
拝殿の雰囲気は、こんな感じです。
拝殿の左手には、名水「姫の井戸」で水を汲むこともできます。
かつては、お茶会等にも使われていたそうです。
拝殿を出て、お館様の散歩道方面への様子です。
武田神社の駐車場
武田神社に向かって左側には、バス等が停車するための第一駐車場と、一般車両が止められる第二駐車場があり、どちらも無料です。
武田神社に向かって右側の敷地沿いには、乗用車が止められる駐車場が数十台分あります。
この駐車場が最も便利な場所ですが、混んでいる時は第二駐車場になるでしょう。
利用時間は、9:00~16:00です。
全部で150台程度のスペースがあるようです。
また、境内には、車のお祓いをするための駐車場もあります。
ここは、かつては弓矢の稽古に励んだ的場だった場所です。
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参拝の所要時間
武田神社での参拝時間は、どの程度の信玄ファンであるかによっても変わります。
本来は、躑躅ケ崎館の入り口は、東側にある大手門と呼ばれる門だけでした。
現在の入り口は、観光・参拝用として造られたものです。
このような細かい点を気にしながら、当時の風景を想像しながら隅々まで歩くとなると、おそらく2時間弱はかかるのではないでしょうか。
真っ直ぐ拝殿に向かい、お守りの購入と宝物殿の見学等をする程度であれば、40分程度もあれば十分だと思います。
姫の井戸、合格祈願の榎天神社等にも足を運ぶ人でも、1時間あれば十分でしょう。
武田神社の桜
武田神社の境内には、約50本の桜が咲きます。
それだけでも十分に楽しめますが、甲府駅側から武田神社に向かって延びる武田通り沿いの桜も圧巻です。
両脇に植えられた桜並木が、神社に向かって駆け上っていきます。
お館様の散歩道
拝殿の左側をずっと奥に進んでいくと、左手に物見櫓があったと思われる高台があります。
石垣しか残っていませんので、一見つまらない場所に見えますが、甲府市街を一望できる唯一の景観スポットです。
立地の良さを実感できる、隠れた眺望ポイントだと思います。
北側に向かって、お館様の散歩道を歩いていくと、ちょっとした山道になります。
5分もあれば、館の敷地を出る裏口まで歩くことが出来ます。
信玄公の実弟である、武田信廉(のぶかど)が北側の守りを任され、屋敷を設けていた場所と言われています。
信廉は、信玄公の影武者としても有名で、芸術家としての才能も高い人物です。
恵林寺まで足を延せば、信廉の制作した作品を鑑賞することができます。
武田神社の見どころ
個人的には、非常に歴史的価値があると感じるのが「お堀」です。
館の周囲に水を廻し、当時の風景をそのまま感じさせる佇まいです。
階段を上って大鳥居をくぐると、すぐ左手に「三葉の松」があります。
日本には自生しない種類の松だそうで、一部の神社仏閣等にしか存在しないとの事です。
松の葉は、通常二葉一対で落ちますが、武田神社の松は三葉が付いています。
なんでも、「金運・夫婦和楽・心願成就」のご利益があるとか。
この松を知っている参拝者は、一生懸命に地面に落ちた松の葉を探しています。
見つけた時は、縁起物として持ち帰る人も多いようです。
信玄公も、必ずこの松を見上げて同じ空を見ていた事でしょう。
そう思うと、とても感慨深いものがあります。
周囲には、松の良い香りも漂っていて、営業で疲れた心が癒されます。
三葉の松の奥には、能楽や神楽を嗜む場所を再現した、甲陽武能殿があります。
信玄公の住んでいた時代には、移動式の舞台があったと言われています。
武田神社と周辺観光スポット
武田神社の周辺には、武田氏と縁の深い歴史的な建物が多く残っています。
主に神社や寺ですが、宝物殿を持つ恵林寺は、その中でも最もお奨めのスポットです。
武田信玄が戦にも持って行き、大事に傍に置いていたと伝わる仏像等も展示されています。
その仏像の前で、数百年前に本物の信玄公が手を合わせ、戦勝祈願をしていたのです。
当時、信玄公しか拝むことができなかった仏像を、間近に鑑賞できるのは感動ものでした。
武田神社の北側には、信玄公が生誕した場所である積翠寺があります。
また、韮崎方面まで足を延せば、武田家の氏神である武田八幡宮もあります。
信玄公の跡を継いだ武田勝頼が、躑躅ケ崎館の次に居城とした新府城跡もすぐ近くです。
武田氏に関係の無い観光スポットとしてオススメなのは、山梨県立美術館です。
ここは、本当に寄らないと勿体ない場所です。
たった510円で、ミレー、ルソー、ドービニー等が描いた、本物の油絵が見学できます。
有名なところでは、「落ち穂拾い、夏」や、「種をまく人」等があります。
横山大観の富士山画もいくつか展示されており、日本とフランスの有名画家の作品を堪能できます。
私は、この美術館に2時間近く釘付けになってしまい、家に帰るのが遅くなりました。(笑)
参考記事
まとめ
甲府周辺には、たくさんのパワースポットもあります。
昇仙峡も有名です。
少し高速を走れば、諏訪大社もありますよね。
今回は、勝負運にクローズアップした武田神社と、その周辺の魅力をお伝えしてみました。
良い季節を狙って、是非ともリフレッシュの小旅行を計画してみてください。