お客を騙して契約させる悪い不動産営業マンの存在を想像したことはありませんか?
これは、不動産業界全体に対して共通するイメージかもしれませんが、賃貸営業でも売買営業でも「悪い営業マン」の存在に警戒感を持つ人は少なくありません。
そんな悪い営業マンが、ちゃっかり高収入を得ているとしたら、益々不動産業界に対して不信感を抱いてしまいますよね。
この記事では、そのような不動産営業マンの実態について、実体験からご紹介したいと思います。
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不誠実な営業は多いの?
「不動産営業マン」というと、歩合を目当てに高額物件を売りつける、というイメージを持つ人もいるかもしれません。
実際、歩合で高収入を得られると期待して不動産業界に流入してくる人達も多いです。
しかし、「多いか、少ないか」でお答えするならば、「少ない」と思います。
私が実際に見てきた不動産仲介営業マン達(同僚や上司)は、顧客のことを思って働いている人ばかりでした。
稀に心無い営業マンもいますが、本当に数名のレベルです。
それに、彼等のような不誠実な営業マンは、やがて売れなくなります。
業界から去るか、不動産業界を転々とすることが殆どだと思います。
誠実な営業マンは多い?
私の見る限り、一定の成績を出せている営業マン達は、誠実に働く人達ばかりです。
そうでなければ、継続して売れるわけがありませんよね。
中には、良い人を演じて成績を上げている人もいるかもしれません。
でも、顧客に対してはその誠実さを演じきるのでしょうから、裏切らない限りは顧客の迷惑にはなりませんよね。
一流か二流かの違いはあっても、営業活動(サービス内容)自体には問題がないという事です。
ですから、「不動産営業マンは嘘つきだ」等という説こそ「嘘」ということになります。
しかし、一部とはいえ、実際に不誠実な営業マンは存在していますので、警戒をするなということではありません。
絶対数の問題として、「誠実な人の方が多い」と言っておきたいのです。
不誠実な営業マンをテーマとした記事ですので、彼等がどんな人達なのか、もう少し説明しておきたいと思います。
では、彼等の共通点と営業スタイルから見ていきましょう。
お金と嘘の心理
ある年に、私が勤務していた部署に、不誠実な営業マンが入社して来ました。
つまり、不誠実な営業マンが同僚になったわけです。
このような人達には、往々にして「お金に困っている」という共通点があります。
カードローン等、何かしらの借金を抱えているか、お金に対する野望が強い人達です。
参考までに、彼等がどんな風にお客様に接し、その後どのような末路を辿るのかもお話しておきたいと思います。
私が見る限り、お客を騙してでも売りたいと考える営業マン達は、お客様に対して「契約に不利な情報を提供しない」という特徴を持っています。
嘘をつくと言うよりは、「言いたくない事実を黙っているだけ」ということになりますが、ある意味では嘘をついているのと同じです。
彼等自身、さすがに嘘をついているという感覚はないとは思います。
単純に、「余計なことは言わないでおくほうがいい」という感覚かもしれません。
そして、実際に「都合の悪い事は言わないでおく」という選択をするようです。
バレないことを前提にしているのでしょうが、実に浅はかで無責任な行動ですよね。
お金に困っている人達は、「契約を失いたくない」という感情が強過ぎるのだと思います。
このような心理状態が、バランスの悪い営業スタイルへと変化させていくわけです。
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お客を騙した人達の末路
彼等が、都合の悪い事を隠すという行動をとる原因は、「焦り」にあります。
早くお金を稼がなければいけないという焦りです。
自己都合を優先している為、お客様のことを本気で考えられないのです。
このような気持ちは、ふとした瞬間にお客様に伝わるものだと思います。
隠したことが契約直前の質問で露呈し、信用を失うことも多くなります。
「なんで事前に教えてくれなかったのか」等と不信感を抱かれ、契約が流れるのも当然の結果なのです。
最悪の場合は、トラブルに発展することになります。
そして、そんな営業スタイルを続ける結果、次第に契約が途切れていくのです。
他決(他社に負ける)ことが増え、最終的には会社を去っていくしかありません。
会社の集客力が悪いのだと勘違いしたまま、不動産業界を転々とする人も多いです。
これが、彼等の悲しい末路で、おそらくどこへ行っても同じような結果しか待っていないでしょう。
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まとめ
結局のところ、告知すべき注意点を隠すような売り方は、破綻するしかない営業スタイルということです。
自分がどのような営業マンから買いたいかを想像すれば、あるべき姿は容易に想像できます。
結論としては、不誠実な営業スタイルは、破綻する運命しか待っていないという事で、それが彼らの末路です。
私は、彼等のような営業マンが不動産業界で淘汰され、姿を消す日が必ず来ると信じています。