どんな業界でも同じですが、頑張っているのに思うように成績が出せない人達がいます。
皆と同じように努力しているようでも、どこかに足りない部分がある人達です。
それが具体的に何なのかを指摘してくれる人が現れない限り、大きな変化ができないというケースも多いのではないでしょうか。
この記事では、不動産営業マンとして上手く活躍できない人達が気付いていない根本的な原因について迫ります。
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いつか来る日を待つ
「そのうちいい事があるさ」等と楽観的に考えるのは、ポジティブで良い事のようにも思えます。
しかし、これを営業の世界でやってしまうと、成長を遅らせる危険があります。
いつか来るはずの幸運を待っている人は、受け身の姿勢なので成長が遅くなります。
幸運はやってくるものではなく、自分の動きで引き寄せるものだからです。
成績が出ない人達は、幸運を待っている受け身型のタイプが多いように感じます。
基本的に、良い反響がまわってくるのを待っているだけなのです。
彼等に「今月の調子はどう?」等と声をかけると、「来月に賭けるしかないかな」なんて答える人が多いです。
でも、今月出来なかった事は、来月も出来ない可能性が高いのです。
いつか来るはずのラッキーを待っているスタイルは、捨てた方が賢明です。
顧客がいないと感じる
成績が出せない人達の多くは、幸運に対してはポジティブなのですが、自分の顧客に対してはネガティブです。
つまり、「今月も良い客がいない」と考えているのです。
でも、本当にそうでしょうか。
確かに、反響を順番にもらっていくと、ハズレを引いてしまうこともあります。
しかし、逆に自分がラッキーな反響に当たる事もありますよね?
サイコロと同じで、長いスパンでは確率値に近づいていきますから、この部分に運の要素はあまり無いのです。
ということは、当たりを引いたのにハズレだと思っているだけか、当たりの顧客を契約にする力が無いのです。
本質を理解していない
契約が獲れない事を反響のせいにしている人は、自分の実力や選別眼を棚に上げているのと同じです。
皆が同じ環境下で勝負しているのですから、その中でなんとかするしかありません。
ひどい場合には、「売れている営業は運が良いだけだ」と思っている人さえいます。
確かに、運が働くことはありますが、それは長い目で考えれば皆に訪れるものです。
良い反響を多く獲得している人がいるとしたら、その人が良い反響を得る動きをしているからです。
若しくは、普通の営業が追客しないような相手を集中客にできる力がある、という事に気付かなければいけません。
同じ条件下で差が付くのは、どこかに明確な差がある、という本質があります。
将棋が良い例ですが、先手か後手かの違いしかない平等なルール下で名人になれるのは、運ではありませんよね?
自分に実力が無いことを認めるのは辛い事かもしれませんが、それは現時点での事です。
早く気付いて、正しく努力していく必要があります。
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努力の方向が違う
成績が出ない人達でも、決してサボっているわけでは無いでしょう。
よく聞くのは、「良い客がいない」という言葉ですが、それはトップ営業の私でも同じでした。
それをなんとかするのが仕事ですし、良い客を待っているだけではトップにはなれません。
だから、人と違う事をしようと頑張るのですが、その頑張り方が間違っている人も多いと思います。
私も、新人の頃は同じ過ちを犯していましたので、気持ちは良く分かります。
頑張り方を間違えている人は、例えるならギアが合っていない感じなのです。
自動車でも自転車でもスピードに合せてギアを上げていきますよね。
ギアが合わなければ、いくら回転数を上げてもスピードが出ないのと同じです。
適切な時に適切な事をすると、契約へのスピードが加速していくのですが、その『適切』なポイントが見えていないのだと思います。
今、「最もやるべき事」を見間違えると、成長が遅くなるのです。
参考記事
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不動産仲介営業の正しい頑張り方
頑張っているのに結果が出ない事ってありますよね。 もしかすると、それは貴方の『頑張り方』が間違っているからかもしれません。 ちょっとした気付きによって、結果が出始めることもありますので、自分の働き方に ...
まとめ
不動産営業に限らず、成長の遅い人の根本的な原因は『視点』にあります。
視点がズレていると、物事が正しく見えなくなり、間違った行動をするのです。
それが、成長が遅い人の共通点です。
営業ノウハウの各記事には、正しい視点を持つためのポイントを少しずつ散りばめています。
是非、参考にしてみてください。