「不動産営業を辞めたい!」という人に向けて、経験者として伝えておきたい事を記事にしました。
どのような職業でも同じですが、辞める時にはその理由が重要ですよね。
そこで、不動産営業を辞めたいと思う動機と、解決策・考え方等についてお伝えしていきます。
貴方の気持ちに近い退職理由だけでも良いので、目を通してみてください。
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辞めたいと思う動機
「もう辞めたい!」と思うには、何か明確な理由があるはずですよね。
複合的な事情の場合もあるでしょうし、シンプルな理由の人もいるでしょう。
私の思い付く限りですが、不動産営業を辞めたいと思う動機を挙げてみます。
- 思ったように成績が伸びない
- ノルマへのプレッシャーがきつい
- 業界又は人間関係に疲れた
- パワハラや雇用条件の相違等
- 仕事内容が自分に合わない
大抵の場合は、この5つの内のどれかに該当するのではないでしょうか。
しかし、該当する理由の種類によっては、有効な対処法があります。
ですから、これから説明する解決策について、一度考えてみて下さい。
成績に関する動機
頑張っているのに、なかなか売れるようにならない事が退職の動機になっている場合、解決方法はまだ残されています。
おそらく、あなたが売れない理由は、次の2つのどちらかでしょう。
「貴方の実力不足」又は「会社の集客力不足」の2つです。
不動産営業は、一般的な社会常識を持った人なら、誰にでもできる仕事だと思います。
ですから、正しく頑張れば、誰でもある程度は売れるようになります。
やり方が分からないだけで辞めてしまうのは、とても勿体ない事だと思います。
社内に親切に教えてくれる人がいない人は、自分で学習してしまえば良いと思います。
トップ営業のノウハウを公開していますので、実際の現場で試してみてからでも遅くは無いと思います。
参考記事
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不動産営業のコツを最適な順序で学ぶ方法 ②
この記事は、「不動産営業のコツを最適な順序で学ぶ方法①」の続編です。 前回は、営業の基礎的な部分についてのコツを集めた記事でした。 今回の内容は、いよいよ実務に入ってからの営業ノウハウになります。 最 ...
実力はあるのに成績が出ない場合は、会社の集客力が足りない事になります。
この場合、同業種での転職(移籍)をする事で解決するしかありません。
反響の少ない会社にいても自信を失くして腐るだけなので、早めに動いてしまいましょう。
貴方に実力があれば、不動産営業を辞める必要など全くないのです。
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ノルマや重圧からの動機
営業成績が上がらない悩みと、ノルマのプレッシャーに悩むことは直結している部分ですよね。
でも、成績的には順調でも、ノルマの重圧を感じているケースはあります。
この為、成績が動機の場合とは別にしました。
つまり、毎月同じスタートラインに立たされるプレッシャーに疲れてしまうのです。
実力の有無にかかわらず、翌月にはまた0からのスタートという繰り返しに重圧を感じる時期があります。
このような症状が原因で辞めてしまうのも、少し勿体ない事ですよね。
会社の集客力も、貴方の実力も問題が無いのであれば、精神面の原因だけです。
これには、メンタルのケアが必要ですから、心理学的なアプローチでのリフレッシュ方法や、適度に肩の力を抜く訓練をすると良いと思います。
参考記事
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保護中: 不動産トップ営業が使う心理学(上級者向けノウハウ集)
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人間関係と疲弊からの動機
仕事面では無く、上司との相性が原因の場合もありますよね。
同僚達との人間関係で悩む人もいると思います。
しかし、これにも解決策はあります。
会社の社風によって雰囲気も異なりますから、在籍している人達との相性が悪ければ、やはり転職(移籍)をすれば良い事です。
嫌いな会社の為に働くのは、モチベーション的にもマイナスです。
しかし、会社自体は好きだけれど、在籍者との相性が合わないという場合は、転職を避けたいでしょう。
貴方のコミュニケーション能力の問題でなければ、これにも解決策はあります。
実は、心理学を学ぶ事で、かなりストレスが緩和でき、対応策が見つかる場合があるのです。
相手がどのような思考から発言するのか理解できる為、ネガティブに受け取らなくなり、ストレスが減少するのです。
上手なかわし方も分かってくるので、かなり効果が期待できます。
また、自分が辛いと感じる事柄について、心理的な仕組みを理解することができます。
自分のストレスの仕組みに目を向けると、意外な解決方法が見つかる事があります。
長く働くためにも、勉強してみる価値があると思います。
仕事での成功を諦めていても、何も始まりません。
腐っていても、怒っても同じです。
まずは、純粋な気持ちで前向きになることが大切です。
そして、人のいう事は気にせず、自分は必ずできると信じてみてください。
それが行動に反映されてくれば、すこしずつ結果が出てきます。
労働環境・条件からの動機
ここで説明する動機は、通常の労働環境を超えた状況が原因の場合です。
例えば、暴力をふるわれたとか、日常的なパワハラ等がある場合です。
また、面接時に説明されていた雇用条件と大きく異なる場合等も同様です。
このような理由の場合、解決策は退職するのがベストだと思います。
裁判などで争うのは時間の無駄ですから、転職理由を正直に伝え、他社の面接を受けに行けば良いと思います。
最初にこのような会社に当たってしまうと、不動産業界へのイメージ自体が悪くなるかもしれません。
でも、実際には、環境の良い会社もたくさんあります。
良さそうな会社から、積極的に面接を受けてみてください。
参考記事
仕事内容からの動機
稀なケースだとは思いますが、不動産営業の仕事内容自体が合わない事もあるかもしれません。
顧客への電話、資料作成、物件案内、物件調査等、一つ一つの仕事内容に苦痛を感じる人は、本当に合わないのだと思います。
しかし、実際にはそのような人は少ないはずです。
退職の動機が仕事内容に向いている人は、もっと深い部分で何か理由があるのではないでしょうか。
自分で気付いていない本当の理由について、もう一度よく考えてみると良いと思います。
ストレス耐性
どんな業種の会社でも、今までに辞めていった人がいますよね。
でも、圧倒的に会社に残っている人の方が多いはずです。
全てに満足して働いている人は少ないとは思いますが、「辞めるほどではない」というラインを保てるストレス耐性があるからです。
自分の夢やステップアップでの退職でない限り、辞めていった人達にとっては、何かが我慢できなかったということです。
これは、「普通の人なら我慢できることに耐えられなかった」という見方も出来ます。
ものすごく入れ替わりが激しい会社は別として、一般的な労働環境において「辞める」という行動をとる人には、ストレス体制に問題がある場合が多いのだと思います。
その業界で「普通」と言われる労働環境に耐えられない人は、会社を変えても結局は辞めることになってしまうでしょう。
そして、結婚や出産の他、ステップアップ等の前向きな退職をしていない人は、辞めた会社や業界を悪く言う人が多いです。
その業界にはたくさんの人達が残って働いている事実があるのにもかかわらず、会社又は業界批判をしても、全く説得力がありませんよね。
「自分にストレスに耐えられるメンタルが無かった」と、素直に認められないのでしょう。
それを素直に認められる強さが無いから、逃げ出してしまうという行動をとるのかもしれません。
働き続ける人達の倫理観がおかしいのか、逃げ出して誹謗中傷をしている人がおかしいのかを考えた時、多くの人は同じ答えを導き出すと思うのです。
まとめ
精神的な部分での苦痛は、貴方の優しさと関係している場合があります。
貴方なら「絶対に他人に言わない」と思うような事を発言する人達に、気付かないうちに傷ついている可能性があるのです。
でも、そんな貴方だからこそ、不動産業界に必要だと思います。
この仕事を続けていくには、何か信念のようなものが必要になる事もあります。
自分のためだけではなく、純粋に顧客のために頑張ってみるのも一考だと思います。
進退については、動機について良く見つめ直してから決断してくださいね。