ビジネスの成功には、本質的に必要になる要素があります。
物事の成功要素を本質論で考えるようにすると、理解がシンプルになり、客観的に自分を見直すことができる効果があります。
営業職のような小さな単位のビジネス活動においても、本質的な法則が当てはめることで見えてくるものがあるはずです。
そこで、ビジネスで成功した経営者からの話等、私の見聞きした本質論をまとめてみました。
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3つの成功要素
ビジネスで成功するには、基本的な3つの要素があります。
3つの要素を全て満たした時に成功ということになりますが、これは営業職にも同じことが言えます。
その3つとは、『集客』+『サービス』+『結果』です。
どんな商売でも、安定した集客をすることが出来なければ衰退してしまいますよね。
顧客あってのビジネスですから、商売をする相手を得る事が成功の第一要素です。
この3つの要素が揃うと、一応は成功となるのですが、実はまだ先があります。
本当の成功に到達するには、更にここから2つの追加要素が必要になります。
この2つについては後述することにして、まずは最初の3要素から見ていきましょう。
集客
集客のための手段には、色々なものが存在します。
WEB上のホームページや広告等の他、TVのCM、チラシ、ダイレクトメール、メール配信、人からの紹介等、その方法は多岐にわたります。
結果的に、安定した集客を継続して実現できれば良いわけですが、これがなかなか難しいのも実際のところです。
例えば、不動産営業職の場合で考えると、集客は会社が行う事です。
ですから、基本的には自分でどうにかできる問題ではありませんよね?
方法が無いとは言いませんが、自ら集客を増やすのは実現性の低い事です。
しかし、ビジネスで成功する(この場合なら、トップ営業になる)には、「集客」の要素でも成功しなければなりません。
そこで、私が考えたのは転職という方法でした。
要するに、より多い集客をしてくれる会社に就職すれば、成功に近づくと考えたのです。
その方が、自分で集客努力をするよりも遥に近道だからです。
最近では、『宅建Jobエージェント』のような業界専門の転職ツールもありますので、より実現しやすい環境になりました。
とにかく、成功したいなら、この集客の方法を考えるか、集客に困らない状況へ身を置くことが成功への第一歩だということなのです。
サービス
集客の問題がクリアできたとしても、サービス内容が悪ければ利益にはなりません。
ビジネス上では、商品を購入してもらうとか、契約をしてもらうことによって利益が生まれることになります。
サービス内容を充実させるための顧客満足の追求にも様々な方法論があります。
これについては、それぞれが追求し、少しでも他者との差別化を図ることで成功に近づくことができます。
不動産営業職の場合、この差別化をどこで図るかが難しいところですが、この答えは「少しの差」を積み重ねる事にあります。
アマゾン創業者もメルカリ創業者も、全く同じことを言っています。
全く同じサービス業態でも、ほんの少しスピードが早いとか、ほんの少し分かり易いといった差を積み重ねることで、いつしか大きな差になるという訳です。
更に、ほんの少しの差を生み出すための工夫やアイデアがあれば、より一層その差は広がっていきます。
結果
サービスの提供によって結果が出ると、それはビジネスにおいて利益となります。
営業職においては、契約等がこの「結果」に当たります。
結果を出すことで利益が生れ、ビジネスは成功したことになるのですが、もう一つ必要な物があります。
それは、結果を継続して生み出す事です。
ビジネスの成功は、1回の結果では足りませんよね。
継続して結果が出るからこそ、大きな利益となり、次の集客へと繋がります。
ですから、この「結果」(利益)の中には、次の結果への投資も含まれるわけです。
大成功への道
ビジネスが大成功へと導かれるには、更に2つの要素が必要になります。
大成功とは、長期的に成長を続けて行けるような状態にまで到達することです。
これには、先程ご紹介した3要素が成就した状態に加えて、『バランス』と『リピート』が必要になります。
例えば、携帯キャリア事業を例にしてみても、長期で契約してもらえる仕組み(キャンペーンの工夫)等が必要になりますよね?
そして、他社とのサービスや、料金体系へのバランスが必要になります。
ビジネスでのバランス感覚
皆さんは、集客・サービス・結果の3要素の内、どこに比重を置くべきだと思いますか?
まずは集客に比重を置くと考える人もいるでしょうし、充実したサービスを構築するのが先だと言う人もいるでしょう。
つまり、どこかに比重をかければ、どこかの比重が落ちます。
つまり、現在の状況に合わせてビジネスの集中ポイントを調整するのが【経営】という事です。
これが、ここで言うバランスの意味です。
ですから、3つの要素が満たされた後も、この経営バランスの実力が試されることになります。
事業規模によって経営レベルが変わる為、身の丈を超えると破綻することにも繋がります。
第二段階としての2つの要素は、経営者としての才覚が試されるシーンになってくるわけです。
リピートすること
3つの成功要素が満たされ、バランスがとれても、その仕組みや流れがリピートすることが成長に繋がります。
「次もお願いしよう」とか「また来よう」という心理が働かないビジネスモデルは、衰退を待つだけですよね。
不動産営業職(売買)においては、一生に一度の買い物である場合も多い為、リピートという感覚が腑に落ちない人もいるかもしれません。
しかし、やはりリピート(繰り返す)要素は欠かせません。
不動産営業職の場合、良質なサービスや安定したバランスを自らリピートすることが求められていると解釈すれば良いと思います。
つまり、全ての顧客に対して、同じ品質のサービスをリピートすれば、同じことなのです。
とにかく、好循環を繰り返す仕組みや、意識を持つことがビジネスでの大成功には必要になるという事ですね。
まとめ
ビジネスでの成功を考えるとき、多くの人が方法論を語る事が多いように思います。
しかし、何事も基礎が大事なのと同じで、ビジネスの根底にある本質的な要素から理解する必要があると思います。
集客し、サービスを提供し、結果を出したら、事業のバランスをとり、これをリピートさせるという循環です。
このような本質的な構造の理解をすることによって、最短での解決策に着目することができるようになり、自らの成長を早めてくれると感じます。
それぞれの立場に合わせて、これらの要素を当てはめて考えてみてください。
きっと、何か違う視点での発想に繋がると思います。