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2019年度 傾向と対策

平成30年度の宅建試験問題|予想的中率と合格ライン

平成30年度の宅建士本試験が終了しました。

受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした!

この記事では、試験問題の内訳と、事前予想の的中率について検証しておきたいと思います。

また、本年度の合格ラインについても私見を掲載しておきます。

 

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平成30年度 試験問題

営業くん
平成30年度の試験問題の特徴を確認しておきましょう。
  1. 民法|意思表示について(転売・詐欺による取り消し)
  2. 民法|代理(後見開始後の代理効果)
  3. 民法|停止条件について(遡及効果等)
  4. 民法|時効(抵当権の消滅時効等)
  5. 民法|複合的問題(相隣関係、保存行為、善管注意義務、事務管理)
  6. 民法|抵当権(法定地上権の成立)
  7. 民法|債権譲渡(特約のある譲渡)
  8. 民法|賃貸借(原状回復費用の徴収方法等)
  9. 民法|相殺(債権と損害賠償請求債権の相殺)
  10. 民法|相続(共同相続人に対する請求権)
  11. 借地借家法|借地権(存続期間と契約更新)
  12. 借地借家法|借家権(契約の更新について)
  13. 区分所有法|(規約の変更・廃止)
  14. 不動産登記法|(変更の登記の申請時期)
  15. 国土利用計画法|(事後届出の勧告)
  16. 都市計画法|(準都市計画区域の定義)
  17. 都市計画法|(準都市計画区域内の区画形質の変更)
  18. 建築基準法|(安全対策基準)
  19. 建築基準法|(複数の用途地域への建築等)
  20. 宅地造成等規制法|(切土の許可)
  21. 土地区画整理法|(仮換地への移転)
  22. 農地法|(5条許可の要件)
  23. 登録免許税|(軽減措置の範囲)
  24. 不動産取得税|(課税範囲)
  25. 不動産鑑定評価基準|(最有効使用の原則、他)
  26. 宅建業者の広告業務|(罰則規定等)
  27. 宅建業法|(媒介契約・37条書面)
  28. 宅建業法|総合問題(正しい肢の数を問う形式)
  29. 宅建業法|(業法規定違反)
  30. 宅建業法|(賃貸借の報酬)
  31. 宅建業法|(売買時の報酬)
  32. 宅建業法|(上級庁の指示処分等)
  33. 宅建業法|(専任媒介契約)
  34. 宅建業法|(37条書面)
  35. 宅建業法|(重要事項説明書)
  36. 宅建業法|(業者免許)
  37. 宅建業法|(クーリング・オフ)
  38. 宅建業法|(手付金の保全措置)
  39. 宅建業法|(重要事項説明書)
  40. 宅建業法|(業務規程違反)
  41. 宅建業法|(免許が必要な業務)
  42. 宅建業法|(宅建士の義務等)
  43. 宅建業法|(営業保証金)
  44. 宅建業法|(保証協会)
  45. 特定住宅瑕疵担保責任|(届出)
  46. 住宅金融支援機構|(譲受業務)
  47. 不当景品類及び不当表示防止法|(不当表示)
  48. 統計|(地価公示)
  49. 土地に関する知識(地形と特徴)
  50. 建物に関する知識(構造・資材の特徴)

赤文字は、事前の予想と合っていた個所です。

86%が、事前にアナウンスしていた通りの出題でした。

参考記事

 

出題傾向と合格ライン

民法については、直近年度で頻出されている部分を中心に出題された印象です。

勉強量の足りていない人は、難易度が上がったように感じたかもしれません。

しかし、民法の趣旨を理解していれば解答できる問題もあり、難易度としては例年並みというのが私見です。

 

民法の出題意図としては、「必ず覚えておいて欲しい」という問題と、「できればここも覚えて欲しい」という問題に分けることができると思います。

多くの人が難しいと感じるのは、後者の方の問題の印象が強いからなのです。

勉強方針によりますが、捨てたほうが良いといわれる部分です。

 

詳しくは、「民法の出題予想と、宅建の民法独学勉強法!」で説明していますが、確実に得点できる部分は4~5問です。

それ以外は、深入り禁止とされる部分ですから、「難易度が高い」と感じた人は、勉強すべき優先順位や範囲の絞り方が間違っていたということなのです。

 

宅建業法についても、過去問で定番となっている基本的な知識が中心でした。

法改正に伴う確認的な問題もありましたが、全体で見れば難易度は例年並みと考えて良いでしょう。

 

その他の科目についても、「宅地建物取引士試験の配分と出題傾向を徹底分析」の中で事前に予想していた通りだった事が分ると思います。

的確な勉強をしていた人からすれば、難易度がやや下がったように感じたかもしれません。

 

私は、今年の難易度は平年並みだったと考えています。

個人的な予想ではありますが、合格ラインは35問以上の正解と予想しています。

全体の平均点によって合格ラインが調整されるような事があっても、正解数が36問以上であれば問題ないとみています。

 

巷では、今年は得点が高い人が多いという声が多いようです。

スマホによる学習環境が整ってきている事などもあり、受験生のレベルが高まっている可能性も考えられます。

 

しかし、実際には、SNS等で発信しやすい環境が進んでいる事や、受験生の年齢層の若返り等があるのではないかと考えています。

私の予想は、35問以上ですが、巷では36問以上という見解が多いようです。

 

37問以上とれている人はまず安心と言ってよさそうですが、それ以外の人は12月まで静かに待つしかありません。

 

合格発表 結果(追記)

平成30年度の合格判定基準点は、37問以上の正解と発表されました。

合格者の皆さん、おめでとうございます。

 

私の個人的な予想は、大外れの結果となりました。

期待させるだけの結果となっててしまい、大変申し訳ありませんでした。

 

2問分の合格ラインを上げても、昨年よりも合格者が多かったようです。

結果から見れば、今年の受験生はとても優秀だったということですね。

 

やはり、スマホ等で勉強できる環境が進んでいる効果が、想像以上に大きいのかもしれません。

今年は、あと1問に泣いた人のショックが大きいことでしょう。

 

36問で不合格という現実は、かなりショックだと思いますから、彼等の気持ちを思うと本当に胸が痛いです。

 

しかし、あと数時間分の勉強で合格できるところまで来ている事実もあります。

がっかりする気持ちは当然ですが、惜敗だった人は、そこまで頑張った自分を評価してあげてください。

 

出題予想の的中率

来年度も受験をすることになってしまった人達に向けて、予想的中率について触れておきたいと思います。

私は、いくつかの記事で出題傾向と予想等を公開していました。

 

特に、対策がしにくい民法については、かなりピンポイントに予想を立てて公開しています。

気になるその結果ですが、民法については約60%が予測の範囲内から出題される結果となりました。

 

全体としての出題傾向等の分析についても、86%だったので、公開しているテキストで学習していれば、合格できていたことが証明できる結果となりました。

勝手な感情ですが、一緒に頑張ってきた感があるので、当サイトの利用者で合格者が出ていれば、本当に嬉しいです。(笑)

参考記事

宅建(宅地建物取引士)試験の配分と出題傾向を徹底分析!

得点配分については、勉強を始める前に考えているとは思いますが、ある程度勉強が進んだ状態で最終的なプランを再考すると良いと思います。 本試験の出題傾向を少し細かく分析し、どこで何点とるべきかを最終判断し ...

 

来年度は、もう少し早い時期に出題予想を公開したいと思っていますので、参考にしていただければと思います。

 

まとめ

宅建の試験は、ネットの情報だけで合格できる時代です。

私のサイトだけでも、必要な情報は網羅できていたことを証明できたと思っています。

現在は、読み流し教材が中心ですが、来年は暗記用教材も作成していくつもりです。

効率よく合格できるツールを作成していきますので、今年の受験に失敗した人は、めげずにまた頑張っていきましょう!

営業くん
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