東京不動産相続サポートナビ 

トピックス

国家資格の価値を数値化してみた

皆さんは、国家資格の価値を考えたことはありますか?

もしも、国家資格が買えるとしたら、果たして相場はいくらになるのでしょうか。

ふと、そんな事を思いついたので、私なりの方法で数値化してみました。

個人的主観が強い評価になってしまうかもしれませんが、できるだけ公平な数値で計算してみたいと思います。

 

評価方法について

国家資格の価値を評価するのは難しいことですが、最もフェアな換算方法は時給計算だと思います。

各資格には、必ず目安となる勉強時間がありますので、まずはこれを時給換算するのが良さそうです。

 

しかし、時給換算によって出せるのは、資格取得の労力部分だけですので、そこに知名度とか信用度のような価値を付加する必要もありそうです。

ここについては、その資格の『平均年収を基にして、3年で回収できる金額』が妥当なのではないかと考えました。

(企業M&Aとか、WEBサイトの売買等でも、大体3~7年の収益相当額で買い取られるケースが多いです)

 

メジャーな国家資格を数値化してみた

ここで行う勉強時間の時給換算は、時給2,000円として計算しています。

付加価値については、別途記載します。

 

公認会計士

公認会計士で必要になる勉強時間は、約3500時間と言われています。

これを時給換算すると、それだけで700万円分の価値になります。

 

更に、平均年収としては約1千万円程度とされていますので、これを買い手が3年で回収するとすると、3千万円です。

時給と3年の収益価値の合計を販売価値とするのが妥当とするなら、トータルで3700万円という事です。

 

公認会計士の資格を売買することができたとしたら、その価値は合格時点で3700万円ってイメージですね。

更に、ここに経験が加味されたり、法人化しているような場合には、一気にその価値が跳ね上がっていくことでしょう。

 

資格の価値としては、3700~5000万円の価値といったところではないでしょうか。

こう考えると、とても価値の高い資格であることが分かりますね。

 

税理士

学習時間の目安は、5科目になることから、トータルでは相当な時間を要す難関資格です。

 

1つの科目に対して900時間程度かかると想定すると、トータルで約4500時間になります。

時給換算で約900万円ですね。

 

年収は、公認会計士とそれほど変わらないと言われていますので、3000万円としましょう。

どちらの資格も、活かし方次第でもっと上を狙えますが、平均値としてこれくらいの価値はあると考えます。

 

以上を踏まえると、税理士の価値は、約3900万円です。

よって、資格の価値としては、3900~4000万円の価値といったところではないでしょうか。

 

簿記2級

認定資格ではありますが、税理士試験の内容を多く含む資格として知られています。

実際、税理士のテキストは、簿記2級の知識があることを前提につくられているそうです。

 

参考までに、こちらも価値を算出してみました。

学習に必要な時間は280時間とします。

年収は、350万として計算しています。

 

結果、1100~1500万円の価値と思われます。

 

司法書士

勉強時間は約3000時間と言われています。

時給換算で、約600万円です。

 

年収は、かなり幅があるようで、平均では450万円と言われているようです。

これらを踏まえると、1950万円~3000万円くらいの価値と言ってよいのではないでしょうか。

 

社会保険労務士

社労士の勉強時間は、1000時間程度とされています。

年収は、800万円として計算しますが、実際には個人差が大きいとも言われ、500~600万円が中央値と思われます。

 

当記事での評価方法で考えると、2600万円~3000万円です。

 

行政書士

勉強時間は約800時間と言われています。

国家資格の中でも特に出題範囲が広いことで知られています。

 

行政書士は、活かし方が難しく、人によって年収がかなり異なります。

一般的には約400万円程度とされていますので、有名大学を出たのと同じくらいの価値と考えれば良いと思います。

 

結果、1360~2000万円程度の価値と考えます。

 

宅地建物取引士

難関資格ではありませんが、メジャーでコスパの良い資格なので、掲載しておきたいと思います。

勉強時間は、400時間程度と考えて良いと思います。

 

平均年収は500万円程度と言われますが、歩合職の人達はもっと稼いでいる人も多いので、判断が難しいところです。

使い勝手や活躍の場の多さから総合的に考えると、1580~3000万円程度の価値があると思います。

 

土地家屋調査士

勉強時間は1000時間程度と言われます。

年収は、平均500万円と言われますが、1千万円を軽く超える人もいます。

 

価値としては、1700~3000万円と考えます。

 

不動産鑑定士

勉強時間は、平均で3000時間程度と言われる難関資格です。

年収は800万円前後として計算します。

 

仮に、この資格と実務能力を購入できるとすれば、その価値は3000~4000万円と言って良いでしょう。

 

中小企業診断士

勉強時間は約1000時間とされています。

年収は、600万円で計算します。

結果、その価値は、2000万円~2500万円と考えます。

 

まとめ

こうして数値化してみると、難関資格保有者の希少性に改めて尊敬の念を抱かずにはいられません。

実際には、これらの資格が売買されることはありませんが、価値を数値化するのも大切なことな気がしています。

 

それだけの価値のある勉強をしているのだと考えれば、モチベーション的にも変化があるのではないでしょうか。

実務で生涯活躍されていく人も多いですから、実際の価値は計り知れません。

サラリーマンで勤めている人達との最大の違いは、その人自身に社会的価値が生まれているからです。

 

国家資格は、活かし方次第で大きな事業にもなり得ます。

合格後は、自分のライフスタイルに合った活かし方で人生を充実させましょう。

※本記事の掲載サイト(リンク先)の掲載許可を得ております

TOP PAGEへ

-トピックス

Copyright© 不動産営業のつくり方 , 2024 All Rights Reserved.