不動産営業

不動産営業の将来性を業界経験者が考察してみた

不動産営業を目指す時には、この業界の将来性が気になる人もいるでしょう。

人口減少や、高齢化等に伴って、確実に産業構造も変化しますから、当然の不安だと思います。

そこで、実際に業界で働いてきた立場から、この業界の将来について想像してみたいと思います。

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一般論と予測

不動産業界には、10年以上前から大手各社等が予測している事があります。

それは、中古物件市場が活性化していくという予測です。

 

実際、以前よりは中古物件への購買意欲を持つ人は増えたと思います。

しかし、この10年を振り返ってみると、各社が予想する程では無かったというのが正直な感想です。

 

とはいえ、相続案件等も増加していますし、既存住宅を長く使おうとする人は増えてはいます。

活性化したのは、中古市場よりもリフォーム市場と言ったほうが正しいのかもしれません。

 

建売業界にも、太陽光パネルを搭載した物件が増えていくとか、制震住宅等が増えると言った事を予測する会社もあります。

しかし、実際にはコストがネックになり、建築価格を安くした方が有効という結果に終わるのではないかと見ています。

 

このように、大手企業が予測した未来でさえも、微妙にズレはあるものです。

業界の一般論については、70%程度の精度だと思って聞いておくのが適当だと思います。

 

景気動向より怖いもの

今後、外国人が住宅を購入するようにならない限り、住宅市場は縮小していくはずです。

でも、住宅市場が縮小したからといって、仕事がゼロになるわけではありません。

 

人口が減少しているとしても、実際には少しずつ影響が出るものです。

1年間に10本の契約がとれていた人が、数年後には8~9本に減ってしまうといった程度の影響でしょう。

 

個人的には、このような人口動態による顧客数の変動よりも、AIの進化による産業構造の変化のほうが怖いです。

先日、テレビ番組で知ったのですが、かなり近い将来にAIは会話式であらゆる事に対応できるようになるそうです。

 

これって、とても便利な反面、恐ろしい事です。

そうなれば、あらゆる相談業務は縮小の一途を辿るでしょう。

法律家やカウンセラー等は、今以上に需用が無くなっていくはずです。

 

それに、今後も国家資格が必要な時代は続くのか・・とさえ思えてきます。

人間が勉強してもAIには敵いませんから、資格自体の価値が無くなってしまいそうな気がしてきませんか?

 

AIの説明機能の便利と不幸

AIの進出は、便利さと引き換えに一部の業種に不幸をもたらす事になりそうです。

カウンセラー、アナリスト、コンシェルジュ、法律家、設計士、受付係、秘書等、あらゆる職業のシェアを奪っていくからです。

 

例えば、ネット上にAI営業マンが現れても、全く不思議には思わない時代になって来ています。

AI営業が完成すれば、私のサイトにあるような営業ノウハウは瞬時に学習してしまいます。

 

それどころか、相手の声の緊張度等から、心理を分析するといった事も可能かもしれません。

顧客へのクロージングも、AI営業の方が的確になわけです。

AI営業マンがロボット技術等で実体化すれば、営業マンが人間である意味は無くなってしまいそうです。

 

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突然のクライマックス

人口動態によるマーケットの変化は、ゆっくりと進みますから、実社会では「明日から車が空を飛べるようになる」なんて事は起きません。

徐々に開発が進んで、モーターショー等で発表されるといった段階を経て進んでいきますよね。

 

しかし、AIに関しては、このような突然の大変化が起こり得ます。

WEB上に開発を終えたAIソフト等が実装されれば、明日から世界が変わる事もあるということです。

 

現実世界で考えれば、急に車が空を飛び始めるような事が、WEB内では起き得るわけです。

案外、その日は突然にやってくるのかもしれません。

 

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営業マンの危機

営業マンとしての将来性を考えると、どうしてもAI技術の進歩が鍵になります。

例えば、グーグルが本気で不動産の専門サイトを立ち上げたら、それだけで広告の仕組みは激変すると思いませんか?

 

不動産を探す時には、そのサイトとグーグルホーム等のIoT機器が連動し、話しかければ候補物件の説明や物件案内の予約等を完了するといった事は、技術的に難しい時代ではありません。

最近の銀行で起きているような、大規模なリストラが不動産業界にも必要になるかもしれないのです。

 

皆さんは、ドローンの普及の速さを見て驚きませんか?

少し前までは存在すらしていなかったマシーンですが、今ではテレビ番組でドローンを持って行かないロケは無いのではないでしょうか。

 

既に世界で何万機も飛ばされていて、コストコでも手軽に買えるようになりました。

個人的には、時代変化のスピードに大変驚いています。

このように、IoT化も急速に進み、気付けば世の中が変わっていることに気付く日も近いのではないでしょうか。

 

コロナショックでの変化

新型コロナウイルスの蔓延によって、不動産市場は動く可能性を秘めています。

これを望んでいるわけではありませんし、感染拡大は防がれることが一番です。

 

しかし、コロナウイルスは、高齢者の命を奪うという特徴を持っています。

この結果、蔓延した際には、相続案件が増加し、不動産の売却等が増加することが予想されます。

 

相続の相談を伴う不動産売却は、まだまだAIでは対応できません。

これは、将来性としても有望な分野なのではないかと思います。

今後、不動産営業マンは、相続への知識や、税務上の知識等も武装し、コンサルティング的な立場をとれるかどうかが問われることになるのかもしれませんね。

 

まとめ

不動産の仕事は、これからもずっと必要な業務であることは確かです。

しかし、人口は減少していますから、マーケット自体は縮小していく面もあるでしょう。

不動産業は、完全に無くなってしまうような仕事ではないので、将来性にそれほど問題はありませんが、営業職にとってはAIの進化だけが不安材料ですよね。

AIロボットが運転をし始めたら、もはや営業職はいらなくなります。

今後は、不動産以外の知識(相続や保険等)を身に付け、差別化をする必要が高まるのではないでしょうか。

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