ちょっと主観的なタイトルかもしれませんが、仲介営業の社員旅行について新説を唱えたいと思います。
この記事では、私の実体験を踏まえて、不動産営業職が社員旅行に行かないで得られるメリットをご紹介します。
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社員旅行の実態
大手不動産会社では、毎年同時期に社員旅行があり、海外を選べる企業も多いです。
年に一度の社員旅行を楽しみにしている社員の中には、息抜きの場としてハメを外す人もいますよね。
景気の良い不動産系ベンチャー企業では、年に2回の社員旅行をする会社もあると聞きます。
不動産業界は男性が多いので、社員旅行は夜遊びの機会と捉えられている側面もあり、繁華街のある都市が候補地になっていることが多いです。
私は、今まで一度も社員旅行には行った事がありませんが、仲間からの武勇伝はたくさん耳にします。
普段は真面目そうな人でも、このような時に本性が見えるようで、役職者でも夜遊びでハメを外す人がたくさんいるようです。
ですから、男性営業としては『行かずにはいられないイベント』になっているのかもしれません。
社員旅行は、実際にリフレッシュ効果が高いようですし、仲間同士の親睦も深まるようです。
ですから、社員旅行には、基本的に行った方が良いものなのだと思います。
一方で、社員旅行に行かない私は、会社でどのように過ごし、何を得ているのかをお話しておきたいと思います。
結論としては、必ずとは言えませんが高確率で契約に結び付くことになります。
その理由についても、少し詳しく状況説明をしていきたいと思います。
旅行中に起こる事
会社の規模や、反響ルールによって効果は異なる事ではありますが、社員旅行中は、新しい案件が得られやすい状況になります。
来店客や電話等があれば、その場にいる営業が対応するしかないからです。
大手不動産会社では数組に分けて社員旅行に行く為、それほど効果が見込めない場合もありますが、過去の結果から見ると十分に意味はありました。
社員旅行に行けば、その間に自分の契約が発生することはありません。
そして、反響をもらうことも出来ません。
社員旅行中に出社していて反響が得られるとも限りませんが、可能性はゼロではないという明確な違いがあります。
営業は、契約確率の高い行動をとり続けることで成功していきますから、私は社員旅行へは行かないという選択をしています。
会社側は、社員旅行も仕事の内だから参加しろと言うでしょう。
しかし、それに上手く理由を付けてかわす能力も営業力だと思うのです。
会社の本音を考えれば、社員旅行に参加してくれる社員よりも、契約を獲ってくれる社員が良いに決まっていますよね。
私自身もその方が有益だと思うので、自ら率先して実行しているというわけです。
旅行中の実績
社員旅行中、社内には上席が不在です。
ですから、ゆったりとした雰囲気で過ごすことができます。
ボーっと考え事をしていても、誰も文句を言う人がいません。
この環境を楽しみながら、一日中ダラダラと反響を待っているだけでも良いのです。
具体的な仕事をしに来たのではなく、反響をとることが目的なので、半分は休みのような感じです。
過去の経験では、こんな過ごし方をしている時に、3組の顧客を得たことがありました。
しかも、その内の2組が翌週に契約となり、大成果を挙げた経験があります。
本来なら、私以外の誰かが獲得していたはずの契約です。
旅行から帰った人達は、羨ましそうに私の契約を眺め、『俺も旅行に行かなければ良かった』と言う人もいました。
そして、この契約で、私の歩合は約60万円増えたのです。
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社員旅行は得ではない
ビジネスにおいて、人と違う行動には価値があります。
営業活動もビジネスの一貫ですから、当然に同じ事が言えます。
「社員旅行に行かないのは損だ」という意見にも一理ありますが、年収の向上という目的だけを考えた時には、一概に正解とは言い切れません。
事実、私は社員旅行に行かない事によって、会社から60万円の歩合給を追加で受け取ることになりました。
果たして、どちらが得でしょうか。
社員旅行での経験やリフレッシュも大事ですが、60万円あれば自分で費用を投じてリフレッシュできそうですよね。
もし、この年の社員旅行の前に、「現金60万円支給するのと、旅行に無料で連れて行くのとどちらが良いか」と聞かれたら、多くの人が現金を選ぶはずです。
社員旅行に行かなかったとしても、決して損とは思えない額だと思いませんか?
必ず手に入るわけではありませんが、その可能性はありますし、もっと増える事だって有り得ますよね。
まとめ
私は、社員旅行中に獲得した反響が契約になった経験が5回以上あります。
思い出には代えがたいという考え方もあるでしょうし、夜遊びの誘惑に勝てない人もいるでしょう。
ただ一つ言えるのは、社員旅行は契約に向かう行動としてはベストではないという事です。
今後は、社員旅行というイベントを取るか、契約への可能性を取るかの選択だと思って決断してみてはいかがでしょうか。