宅建の無料独学と営業のコツ

不動産営業のつくり方

ネガティブなアドバイスの捉え方

リスクのある事に対して「やめたほうがいい」と言うのは簡単です。

でも、無難なアドバイスは、無責任な助言にもなり得ます。

何故なら、「やめる」という選択をさせることは、相手の可能性を一方的に否定する事にもなるからです。

SNSやネット上の情報には、ネガティブなものがたくさんあります。

発信者の意図を探る意識を持ち、情報を正しく受信するようにしたいですよね。

 

メリットに着眼する

ネガティブな発言をする側にも、何らかの動機と欲求があります。

例えば、自分の失敗を正当化したいストレス発散・妬みといった動機が考えられます。

 

このように、発信者の欲求を冷静に考え、その発信が誰の利益に向かっているのかを掴むことで、その信憑性が見えてきます。

不特定多数の人達の利益のためだと思えれば、それは善良な情報と言えるでしょう。

逆に、特定の人(発信者や失敗者等)に限った利益であれば、それは貴方のためにはならない情報の可能性が高いという事です。

 

 

リスクと可能性

起業はしない方が良い」という意見には、賛同する人の方が多いのではないでしょうか。

その証拠に、大抵の人は起業せずにサラリーマンで一生を終えています。

これは、多くの人が失敗しないための無難な選択をしているからです。

 

サラリーマンの中には、成功できる実力を持ちながら、開花させずに終わる人もいるはずです。

逆説的に言えば、リスクをとらなければ成功することもないのです。

 

もっと身近なところで考えても、リスクは常に介在しています。

車を運転するとか、バイクに乗るといった行動にもリスクはありますよね?

 

バイクに乗る人は、「バイクは危険だから乗らない方が良い」という意見を無視していることになります。

これは、リスクを許容することで、便利さや爽快感を得ている状態とも言えます。

 

全員が事故に遭うわけではありませんし、乗った人だけしかわからない楽しみもあるでしょう。

その楽しみを「バイクは危険だから乗らない方が良い」という安易なアドバイスでかたずけて良いとは思えません。

結局、生きていく上で全てのリスクを回避する事など不可能ですし、リスクを回避しすぎて損をする場合もあるのです。

 

転ぶと怪我をするから走らない方が良い

失恋で傷つくから恋愛はしない

結婚なんてしない方が良い

 

このようなマイナス思考をしている人が、何か新しいチャンスを掴めるでしょうか。

リスクを回避しているつもりが、かえって幸せから遠ざかっていることがわかると思います。

 

極端なリスク回避の思考は、最終的に「生まれない方が良かった」という結論になるでしょう。

マイナス思考は、自分の可能性を消している事にもなるのです。

 

ですから、適度なリスクテイクは、幸福を得るために必要なことなのです。

皆さんは、人生におけるリスクをバランス良く考えられているでしょうか。

 

やめた人に注意

物事への取り組みを短期間でやめてしまう人がいます。

様々な事情があるでしょうし、それ自体に問題はないのですが、彼等のアドバイスには耳を傾けてはいけません。

 

彼等とは、何かをやめた事について「絶対に正しい行動だった」と発信する人達です。

このような発信者には、本当に注意が必要だと思います。

 

何かが辛くてやめた場合に、その原因が自分以外にあると考えている人は、おおよそ成長の無い人です。

何かをやめた人は、自分の行動が正しかったと考えたい傾向があります。

そうでないと自分の行動を否定することになるので、ネガティブな情報を発信するのです。

 

例えば、不動産営業を辞めた人が、「まともな人間が働く業界ではない」等という発信をするわけです。

正しかったと思いたい」とか、「他者の賛同(同情)を得たい」だけの人は、まともな意見を発信する可能性が低いです。

 

宅建等の国家資格の試験でも、実力を発揮できた人は簡単だったと言いますが、手ごたえの悪い人は試験問題に対しての不満等をこぼします。

途中で必要な勉強をやめただけの事なのに、様々な言い訳をして正当化しているのです。

 

このように、何かをやめてしまった人のネガティブ発言には注意が必要ですよね。

その情報が、個人的な事情から発生した固有のものなのか、それとも万人に共通するリスクなのかを見極めましょう。

 

まとめ

ネガティブな情報の中にも、正しい内容が含まれている場合はあるでしょう。

重要なのは、主観的な部分を除外し、正しい部分だけを受信する事です。

貴方の可能性を否定せず、客観的にリスクを検証できる情報を見つけることだと思います。

成功者の話を聞いていると、多くの方々が「当時は皆に反対された」等と口にします。

成功した人達の言葉からは、自身の可能性を信じなければいけない時があるという事を示唆していると感じます。

記事中でご紹介したような視点で情報を選ばれると、良い決断に繋がっていくのではないでしょうか。

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