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不動産営業のつくり方

営業職でガツガツせずに売れるようになる方法

控えめな性格の人は、営業職へのチャレンジに尻込みしてしまうと思います。

興味はあっても、自分にできるか不安だと思っている人が多いのではないでしょうか。

個人的には、時代も変化してきて、誰でもトップ営業になれるチャンスがある環境が整っていると感じます。

自分に足りない部分を、様々なツールや工夫等でカバーできる時代だからです。

今回は、そんな視点から、ガツガツしないで売れるようになる方法についてご紹介していきたいと思います。

 

ガツガツする意味

営業職って、ガツガツしている人が向いているイメージがありますよね。

悪く言えば、図々しいというか、デリケートさに欠けるタイプです。

 

実際のところ、営業職の世界では、ガツガツしている人が売れているケースが多いのも事実です。

 

元々の性格でガツガツできる人は良いのですが、大抵の場合は「意識してガツガツするように努めている」というのが実態なのではないかと思います。

 

でも、どんな理由から「ガツガツしなければ」と考えるようになるのでしょうか。

また、本当にガツガツしなければ売れないのでしょうか

この記事では、その答えに迫りたいと思います。

 

私自身、新人の頃には、「ガツガツしなければ売れないのかも」という不安や疑問を持っていました。

営業職がガツガツする理由は、野生動物の狩りの本能のように、なりふり構わず喰らいつく獰猛さが求められるシーンがあるからだと思います。

 

例えば、上司が「この案件やりたい奴いるか!?」と聞いた時に、即座に「やりたいです!」と答えて行動するといったシーンです。

これも、ガツガツした行動の一つですよね。

 

このような積極的な行動によって、他者の介入を排除する事ができる場合があります。

つまり、意識してガツガツすることで、チャンスを逃さないようにしようと考えるのです。

 

しかし、よく考えてみれば、人間は強靭な肉体や獰猛さが無くても『知恵』で狩りができる生き物です。

ですから、良い反響を得るための知恵を使えば、ガツガツしなくても結果が出せるという事です。

 

知恵が平凡だと、ガツガツしなければいけなくなる」という事だと考えてください。

 

天才である必要はない

奇跡の逸材とか、本物の天才等と呼ばれるようなスポーツ選手を発掘しても、結果的に有名にならずに消えてしまう人は少なくないそうです。

これは、怪我等ではなく、メンタル面を原因とするケースが多いのだとか。

 

大舞台で結果を出せた人達に話を聞くと、元々の才能ではなく、ひたすら努力の継続をするメンタルで勝ち取ったと言う人が殆どです。

 

天才タイプの多くは、他者とのコミュニケーション能力や偏った思考によって孤立するそうです。

例えば、チーム内で自分の主張ができないとか、協調性が無い等、メンタル面での問題があり、プロの世界での成長を妨げるようです。

 

これって、「俺はお前らとは違うんだ」と言わんばかりに振る舞う、ガツガツした営業マンと似ていると思いませんか?

 

積極姿勢とアピール

天才とまではいえない選手でも、積極的に「自分にやらせてくれ!」という主張が得意な人がいます。

そこで良いプレーを見せることができれば、何も主張できない天才よりも評価されるでしょう。

 

同じような実力同士なら、積極的に自己主張できる人の方が、チャンスは多くなるということを示していると思います。

運も実力の内」と言いますが、運は自分の思考が呼び寄せているのです。

 

こうして考えてみても、ガツガツしている人の方が、チャンスが多くなる可能性が高いことが想像できます。

しかし、見境なく、なりふり構わずガツガツすれば良いというわけではありませんよね。

 

つまり、営業職で言われる『ガツガツ』の正しい意味は、「積極的に適度な主張をすること」なのです。

控えめな人は、「自分もやってみたいです」等と発信できるように努力すれば充分です。

 

天才と凡才の違い

天才と言われるタイプは、それほどの努力をしなくても、他者との絶対的な違いを持っています。

このような状況が続くと、凡人を見下してしまいがちですし、特別扱いされることも増えます。

 

しかし、最高レベルで戦うことになってきた時、その差はほんの僅かになり、メンタルや体調不良等によって負ける経験をします。

天才達は、絶対に勝てるはずの相手に負けるという経験が少ない為、大きな挫折を経験することになります。

 

おそらく、敗北のショックは、凡人の比ではないでしょう。

「あんな凡人に負けるなんて・・そんなはずはない・・」ということになりますよね。

 

ですから、天才タイプは、メンタル面では圧倒的に不利なのです。

最終的には、メンタル面では凡人以上に努力が必要になるのではないでしょうか。

恥を捨ててガツガツせざるを得なくなるのも、むしろ天才タイプなのではないかと思います。

 

一方、常にトップの背中を追ってきた凡人は、長い期間、自然にメンタル面が鍛えられています。

何度も諦めそうになる程の差を見せつけられながら、それでも続けてきたからです。

 

ガツガツするには、メンタル面で辛くなる部分が多いです。

孤立することにもなるでしょうし、ライバルに対して敵意を持ちやすい心理状態になります。

 

営業マンの中には、意識的にガツガツするように努力する人もいると思います。

これって、元々の性格が穏やかな人には、結構苦しいことですよね。

 

一方、将来の自分が成功するのを確信している凡人がいたとします。

一歩間違えるとただのアホですが、私はこれに近いタイプでした。

 

このタイプは、ガツガツしなくても、メンタル面でどっしりと構えていられます。

正しい事をしていればきっと成功できる」とアホみたいに信じて疑いません。

 

だから、どんなに馬鹿にされても、淡々と努力を続けていけるのです。

私は、このようなメンタルを持つことで、全てを乗り切ってきました。

 

営業スタイルの葛藤

新人の頃、上司に「もっとガツガツしないとダメだよ」と注意されたことがあります。

確かに、売れている人はガツガツしている人ばかりだったので、「自分もそうならなくては・・」と本気で悩んだ時期もありました。

 

元々がのんびりした性格なので、ガツガツした働き方をすることは精神的に疲れるものでした。

それでも、まずはアドバイスが正しいか確かめてみる必要があると思い、頑張ってはみました。

 

実際にやってみることで、ガツガツできる部分も出てきたと感じる一方で、メンタル的な疲労が大きく感じるのも事実でした。

このような時期に「向いていない」と考えてしまう人も多いと思うのですが、それは間違いです。

 

私は、ガツガツする自分を体験し、どんな部分に抵抗を感じるかを確認することができました。

そして、長く勤めるには、「ガツガツしない方が良い」という結論に達しました。

自分の性格には嘘をつけませんから、無理はしない事だと思うのです。

 

取り入れられる範囲でガツガツすることにし、それ以外は自分のスタイルとして貫けば良いと思います。

ガツガツしない事が不利になるようならば、その分だけ知恵を使って工夫すれば良いのです。

 

快適に働く方法

ガツガツしていない人は、営業活動の中で損をする事もあるかもしれません。

例えば、営業車両の台数が限られている場合、ガツガツしている営業マンは、我先にと外出していくのです。

 

私は、なるべく人に譲ってしまう方でしたから、自分の思う通りに動けなくなることもありました。

営業職の世界では、このような遠慮した働き方をしていると、往々にして「ダメな奴」という目で見られます。

少なくとも、売れるタイプには見られないでしょう。

 

でも、一般的な目線で考えた時、人との協調を重んじて働くことは決して悪い事ではありませんよね?

そして、そのような人柄の人こそ売れるべきだと思いませんか?

 

私は、強くそう信じていましたので、このスタイルを貫きました。

車が無ければ、事務所でできる事をやればいいのです。

 

逆転の発想で、「ライバル達がいないのはチャンス」と考えることにしました。

以降、事務所にいる時には、誰にも負けないくらいのつもりで電話をとったのです。

人と争うのは苦手ですが、ガツガツ電話を取ることなら、私にもできたのです。

誰かに嫌な思いをさせる行為ではないですし、スポーツ競技と同じだと考えたのが良かったと思います。

 

他者との競争でガツガツすることに苦痛を感じる人は、このような工夫の積み重ねで差をつけていくことが、結果的に快適に働く方法となります。

 

事実、私はこれで徐々に成果を上げていき、後にトップ営業になったのです。

具体的な手法等は、別記事でご紹介していますので、詳しく知りたい方は読んでみてください。

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まとめ

営業職はガツガツしなければならない側面を理解しつつ、努力や工夫によってカバーできる部分も見つけていくことがコツだと思います。

私自身、適度な積極性は必要だと感じる部分も多く、正直な所、もう少しがっつける性格だったらと思う事もありました。

 

でも、逆を返せば、ガツガツできない部分が私の長所だとも思います。

背伸びせず、自分の良い所を伸ばす発想で良いのではないかと思うのです。

 

皆さんも、業界の慣習やセオリーに流されず、新しくてオリジナリティ溢れる営業スタイルを確立するくらいの気持ちで挑んでみてはいかがでしょうか。

最後まで自分のスタイルを信じられるメンタルがあれば、きっと実現できるはずです。

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