季節の変わり目は、自律神経も乱れやすいので、鬱にはならないにしても「体が重い」等と感じる人は多いと思います。
低気圧が停滞して雨が続く時や、天気の変化が激しい時等も自律神経は乱れやすくなり、同様の症状を感じることが増えます。
この記事では、このような5月病に似た症状の解決法について取り上げてみたいと思います。
5月病の原因
5月病という病気は、正式な病名としては存在しないそうです。
要するに、鬱(うつ)の状態になることの通称です。
営業職等の場合、上席への報告と、お客様へのサービスという、2つのストレスがあります。
これ以外にも人間関係や家庭の問題でストレスを感じる人もいるはずですよね。
ですから、5月病というよりは、いつでも慢性的に鬱になりやすい職業もあると思います。
それでも、多くの人は元気に働いていますし、必ず対処法はあるものです。
ですから、まずは原因を正しく掴むことから始めるのが良いです。
会社や仕事内容がストレスになっているのなら、転職をすることが解決法になるという事です。
5月病の原因は、気圧や環境変化による自律神経の乱れです。
こちらは、転職をしても解決にはなりませんから、やはり原因を見極める意識が大切ですね。
5月病の症状
5月病(鬱)になると、不安感、焦り、無気力感などが増すそうです。
肉体的にも、胃の痛み、めまい、動悸、不眠等が起きることが多いようです。
ネット上では、このような症状への対策がたくさん紹介されています。
しかし、そんな簡単に治るのなら苦労はしませんよね。
日光浴をするとか、規則正しい生活をしたくらいで解消できるストレスなら、そもそも鬱になんてなりませんから。
私は、営業職をしていたのですが、過去に一度も胃が痛くなったことがありません。
眠れなかった夜もありません。
でも、不安を感じたことは何度もありますし、ストレスも感じたことがあります。
疲れや忙しさによる頭痛や、めまいも経験しています。
それでも、5月病と言われる鬱にかからなかったのは、上手く対策がとれていたからだと思っています。
そこで、自分の場合は何が良かったのか考えてみました。
5月病の特効薬
私は、メンタルが強いという意識はありません。
元々は「営業なんて無理」と思っていたようなタイプですから、ごく普通のレベルか、それ以下だと思います。
よく思い返してみると、鬱にならなかった理由として思い当たることが2つあります。
1つは、「常に予定を埋めた」ことです。
不動産営業は、下見等で外に出ることが多いので、結構サボる人がいます。
お客様がいない時は、基本的に暇な仕事なのです。
私は、暇なのが嫌いですし、サボるのも苦手なので、常に予定を埋めていました。
簡単な話ですが、忙しくて鬱になる暇がなかったということになります。
予定が埋まっていると、「次は何をする予定だったか」等という思考が癖になるので、鬱になっている暇はありませんでした。
目の前の仕事に集中することで、無駄なストレスから解放されていたのだと思います。
貯めこまない
もう一つ思い当たるのは、「意見をはっきり言う」ということを意識したことです。
相手が上司でも、意見をハッキリと言うのです。
私は、元々はそんなタイプではありません。
むしろ、余計なことは言わずに黙って我慢してしまう方でした。
ある時、私は、契約を取れている人達には「物申せる人」が多いと気付きました。
当時、あまり売れていなかった私は、彼等のようにハッキリと意見が言えるように努力することに決めました。
「遠慮せずに言えるようにならないと、売れないのではないか?」と思ったのです。
お客様に対しても、言わなければいけない事はハッキリ伝える必要がありますから、営業として必要なスキルだと感じたわけです。
これができるようになると、納得のいかない事に対して適切に意見するようになります。
相手が上司でも、間違っていると思えば意見します。
それは、お客様が相手でも同じです。
このスキルを見に付けると、理不尽な事・間違った考えに対してストレスを溜めなくなるのだと思うのです。
もしかしたら、営業マンは「言わなければ気が済まない!」というくらいで良いのかもしれません。
参考記事「暴言を吐いて売りまくる不動産営業マンの話」
まとめ
営業職はストレスが溜まりやすい職業です。
最もストレスを溜めないで済む方法は、「契約をとる」ということかもしれません。
営業職でない人達でも、今回ご紹介したような方法は、共通する部分があるのではないでしょうか。
日常の中でも、ある程度は自分の言いたい事を主張するとか、余計なマイナス思考をしないようにする工夫が有効だと思います。
このような初期的な対処法ではどうにもならないレベルの鬱症状については、少しでも早く病院に行く事だと思います。
この記事が、皆さんのストレス軽減に繋がれば幸いです。