宅建の無料独学と営業のコツ

不動産営業のつくり方

不動産営業が【清く・正しく・美しく】を実践して起きた事

正義の味方ではないですが、不動産営業も『清く』・『正しく』・『美しく』という姿勢であるべき仕事の一つですよね。

この記事では、これを実践することで得られる効果についてご紹介したいと思います。

 

不動産営業の『清く』とは

不動産営業に『清く』という言葉を当てはめた時、皆さんはどのようなイメージを持つでしょうか。

私は、お客様を裏切らず、嘘をつかない心の綺麗な人物を想像します。

実際の仕事の中で、「こうゆう事かもしれない」と思ったエピソードがありますので、ご紹介しておきますね。

 

ある新人営業がいたのですが、彼は宅建の資格を保有していませんでした。

ある時、接客時にお客様から宅建や不動産知識についての話が出ました。

そのお客様は、営業全員が当然に宅建を持っている前提で話をしていました。

自分が宅建を持っていないことを言い出しにくい雰囲気の中、彼はこう言いました。

 

すみません、僕はまだ宅建を持っていないです

もし、頼りないと思われるようでしたら、他の担当に代わりますので

私は、とても立派な対応だったと思います。

 

話の流れ的には、そのまま黙っていれば、きっとやり過ごすこともできました。

お客さまも、彼の正直さに心打たれ、そのままお手伝いを続けさせてくれました。

私も、顧客に対して彼をしっかりサポートするお約束をしました。

『清く』とは、後でお客様をがっかりさせない正直な心の事なのだと思っています。

 

不動産営業の『正しく』とは

私達の仕事では、コンプライアンス遵守(法律を守る)については、当たり前の事です。

当然ながら、『正しく』の中に含まれますので、この事をあえて書くつもりはありません。

私の中での『正しく』とは、もう少し営業の良心に関する部分のことだと考えています。

 

例えば、「この物件はやめたほうが良い」と思う物件があったとします。

その反面で、どんな物件だったとしても契約をしてもらえれば成績になります。

そんな物件を、お客様が気に入ってしまった場合、営業は『正しく』という判断に迫られると思うのです。

 

私は、このような場合、その物件のデメリット不安要素を徹底的に伝えます。

契約を潰すくらいの気持ちで伝え、それでも買いたいのだと言われれば契約します。

こうして、私達が正しく対応することで、顧客が契約を踏みとどまるチャンスを作ることができます。

 

顧客が正しく判断する状況を提供するという事です。

最終的には自分の意思で決定すべきですから、私達に契約をやめさせる権利はありません。

不動産営業の『正しく』とは、目先の契約よりも、まずは誠実さを貫くことだと思います。

不動産営業の『美しく』とは

サービス業においては、汚いよりは綺麗である方が良い事ばかりです。

お客様が見ていない事務所内でも、『美しく』を実践すべき点はたくさんあります。

私は、特に机の上の整理整頓を意識していました。

 

ある先輩から、「机の乱れは心の乱れ」と教わり、それ依頼ずっと気を付けています。

新人営業マンにとって、売れている人の言葉は何よりも響くのです。(笑)

 

服装・靴・髪型等の身だしなみも美しい方が良い印象を与えます。

資料を作成する際には、文字もできる限り美しく書くようにしていました。

下手ながらも、丁寧に書けば伝わるものだと思います。

そのような姿勢もまた、『美しく』の一部だと言えるでしょう。

車の清掃、物件自体の清掃等も同じ事です。

 

このように、美しい仕事をしようと努力することができれば、自然とトップクラスの域に到達することができます。

単純なことですが、当たり前の事でも、継続して積み重ねるには意外に努力が必要になります。

習慣化して、自然にできるようになってしまうのが一番ですね!

参考記事不動産営業の自己メンタル育成方法

 

まとめ

清く』・『正しく』・『美しくは、非常に優れた標語だと思います。

古来より日本人が持つ、高い精神性を感じる言葉ですよね。

シンプルだからこそ、解釈が難しい面もありますが、そこには本質的な要素が求められていて、守り抜くには信念が必要になります。

不動産営業マンに、このような信念を持つ人が増えていくことを心から願っています。

参考記事

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