不動産営業を長く続けていくためには、ストレス耐性を強めることも重要です。
サービス業全般に言える事ですが、自己メンタルの維持や管理方法によって働き方は大きく変わっていきます。
この記事では、自己メンタルの改善による「働き方改革」を提案したいと思います。
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働き方改革は心から
営業の仕事をしていると、どうしても落ち込むような事が起きます。
そんな時、落ち込んだままでいるか、前向きになれるかの違いは大きなものです。
これだけでも、営業としての価値が大きく変わることに気付かなくてはいけません。
落ち込んでいても何も状況は好転しませんが、前向きになることで行動は変わります。
行動が前向きになれば、それだけ契約に近づくということでもあります。
ですから、気持ちの切り替えが早い人は、営業としての素質が高いと言えます。
頭ではこのような理屈がわかってはいても、どうしても気持ちが暗くなるという人もいるでしょう。
しかし、心を変えなければ、今後もずっと辛いままです。
最終的には、営業職という仕事自体から逃げ出したくなる事になり兼ねませんので、メンタル改善はとても大事な事なのです。
メンタル耐性の強化とは
心を鍛えるのは、とても難しそうに感じますよね。
それは、心が目に見えないものだからです。
体を鍛える場合、体のシルエットや筋肉等によってその効果が確認できます。
見た目にも結果が明らかになりますよね。
心は、鍛えられた成果を目視することができません。
その反面で、体よりも瞬間的に鍛えられる可能性があるのです。
心を鍛えるということは、「思考を激変させる」ことでもあります。
何かに対する思考が変わると、貴方の反応も今までとは違うものになります。
この反応の違いは、体を鍛えた時の体型変化と同じことです。
もしも、劇的な変化を起こす考え方を植え付けられれば、一瞬で体型が変わったのと同じことですよね?
これは、たった数分の話で貴方のメンタルを変えることができる可能性があるということです。
ストレスを俯瞰してみる
私が実践してきた、ストレスへの対処法をご紹介しておきたいと思います。
読書や人の話から、新しい考え方を学ぶのも良いのですが、私の場合は少し違うやり方をしています。
それは、比較対象を大きくすることで、自分のストレスの大きさを俯瞰する方法です。
これだけでは、ちょっと分かりにくいですよね。
例えば、世の中には、たくさん不幸な人がいます。
大切な誰かを亡くした人、財産が無くなってしまった人等、とても深刻なストレスを抱えている人達がいます。
その人達に比べて、正しく自分のストレスの量を感じてみるわけです。
すると、「自分のストレスなんて、カラオケで発散できる程度なのでは?」等と思えてきます。
究極の話をすれば、宇宙の中ではほんの塵にも満たない小さな存在の私が、つまらない事で思い悩んでいて何になるのだろう、という思考です。
小さな事でクヨクヨしている自分が馬鹿らしくなるような、大きなスケールで物事を考えるようにしています。
それと、リラックスできるような工夫とか、好きな音楽を聴く時間等も大切にしています。
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偉人達から学ぶ
私は、偉人達の精神力からも多くの気付きを貰っています。
もし、あなたが全社員の前でスピーチをするとか、歌を披露することになったら、全く緊張もせずに実力以上のパフォーマンスを発揮する自信がありますか?
私は、過去に、100名程度の前でセミナー講演をする機会をいただいたことがあります。
事前に原稿まで用意して、何度か練習もしました。
それでも、本番では少し手が震えている自分がいて、メンタルの弱さを痛感しました。
先日、冬季オリンピックが開催されました。
オリンピックの舞台は世界中が見ています。
そして、映像としても記録に残され、何度もTVで流されます。
そんな大舞台で、世界一になるのが金メダリストです。
オリンピックレコードで金メダルを獲る人の精神力には、想像を絶するものがありますよね。
たった100人の前で手が震えている私が、馬鹿みたいに思えてきます。
極度の緊張の中で、震えるどころか、いつもよりも力を出せる人がいるのですから。
参考記事「羽生永世七冠の真意を不動産営業が考えてみた」
まとめ
体をいくら鍛えても、世界で一番の実力を持っていても、本番の緊張に負ける精神力では金メダルはとれません。
一番大事なのは、やはりメンタル面だと思えてきませんか?
自分のメンタルを育成する方法は、一瞬で意識が変わるような話や、考え方を探すことです。
それは、偉人達から学んでも良いですし、貴方自身の気付きでも構いません。
とにかく、自分のメンタルを変える「何か」を常に探していくようにしましょう。
私達は、仕事においても、良い意味で鈍くなる必要があると思います。
ストレス社会と言われる日本の労働環境は、私達のメンタルの弱さが造り出しているだけなのかもしれませんね。