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不動産営業のつくり方

不動産会社の倒産リスク判別法

不動産会社には、「潰れやすい企業体制」というものがあります。

統計的に見て、こんな不動産会社は危険!という特徴について、実体験を基にまとめてみました。

これから就職・転職活動をする人の参考になればと思います。

※本記事で掲載している転職サイトは、全て掲載許可を得ております。

 

潰れる会社の判別法

私が見てきた限りですが、結果的に倒産した会社には、5つの特徴がありました。

この5つの特徴に該当していないかという視点を持つことで、会社が潰れる可能を推察できると思います。

詳しい判別方法は、後述しますので、詳しく知っておきたいかたは最後まで読んでみてください。

 

  1. 仲介だけで勝負しており、他事業での収益がない
  2. 営業マンに対するノルマが厳しく、環境が悪い
  3. ワンマン社長が独断で多店舗経営している
  4. 車両管理、営業マンのスケジュール管理等が緩い
  5. 集客をチラシ広告中心に行っている

 

潰れる理由

ここでは、5つの特徴について少し詳しく説明しておきます。

 

長く経営できる体制を持つ不動産会社では、建築事業と仲介事業の両方を持っていたり、賃貸管理業部門と売買部門を持っている等、複数の収益源を確保しています。

その他、不動産コンサルティングやリフォーム業と両立している事例もあります。

 

仲介業だけで勝負をしている以上、仲介がダメになったら潰れるという事になりますので、倒産リスクが高いのは当然ですよね。

このような会社は、少し売り上げが下がると上席や社長が焦り始め、「気合入れて、契約とってこい!」というムードになります。

結果、社風としてノルマ重視になりやすく、社内のムードもピリピリしていきます。

 

誰もがこの環境から逃げ出したいので、車で外にでかけてはブラブラするようになります。

会社側は、営業マンの細かい動き等も把握できておらず、無駄なコストを費やしていきます。

 

このような会社は、売上を改善するためにいつもより多めに広告チラシを入れる等、単純な方法で対策を打ちます。

賭博的で知恵のない対策ですが、正攻法ですし、タイミングが合えば効果を生むものなので、なんとか食いつなげたりもします。

 

でも、結局のところ、いつかは通用しない時が来るので、根本的に経営方針が間違っているという事なのです。

社内のコスト管理がルーズな会社とか、ワンマン社長の言いなりになっている会社等も、同じ結末を迎えることが多いです。

 

基本的に、ワンマン社長には人がついてきません。

いつしか、特定の社員(店長等)によって会社が成り立っている状態になるので、優秀な人材が辞めてしまうと一気に売り上げが低下します。

サポートする側の能力も低下するので、営業活動が機能しなくなり、また人が辞めていきます。

あとは倒産まで時間の問題・・という事になりがちです。

 

就職・転職の有効対策

ここまでにご紹介したような特徴のある不動産会社に在籍している人は、近い将来に会社が倒産するかもしれません。

個人的に、不動産営業をやるなら大手不動産会社やセンチュリ21等のフランチャイズ系がオススメで、その中でも社風の良い会社を選ぶと良いです。

 

不動産営業での転職なら、社風や条件等を専門のエージェントがアドバイスしてくれる宅建JOBエージェント(公式サイトへ)に登録すると良いです。

どの業界でも、より良い条件のハイクラス求人を手にすることが、倒産リスクを防ぐための最大の対策になります

 

優良企業の営業環境は、とても快適です。

勿論、営業ですから成績を求められることもありますが、パワハラ的な指導はありませんし、納得のいく形で改善を求められるわけです。

長く続けられる企業体制と、稼げる集客力を持つ企業をみつけ、積極的にチャレンジ(応募)してみてください。

 

まとめ

不動産業者は、個人店の方が潰れない傾向があります。

個人店の場合、人員も少ないですし、管理業等でもランニング収益があることが多い為、比較的に潰れません。

危ないのは、数店舗の展開をしていて、少し経営が傾くと一気にダメになるような経営をしているケースです。

イケイケの社長が多店舗展開を推進していたりする会社は、そう長くないと思った方が良いかもしれませんね。

こういった会社は、大抵の場合、この記事でご紹介した5つの特徴に該当する項目が増えるはずです。

2~3個該当している会社の場合、転職に向けた動きを開始した方が賢明だと思いますよ。

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