精神論的な記事が続いて恐縮ですが、営業職ではない方においても、この記事でご紹介するポイントは本質的に役立てられるお話だと思います。
資格試験へのチャレンジにも通じる話ですし、ご自身の継続力とプライドを客観的に見つめ直す機会にしていただければ幸いです。
世代を超える本質論
最近、いくつかの取引先で若い世代の方々とお話をする機会が増えました。
仲介業務等を教える中で、自分の若い頃を思い出す事も多いです。
リモート業務が多いので深い部分までは理解できていませんが、それでも私達の若い頃とは違うなぁ・・と感じることが多々あります。
世代格差というやつですね。(笑)
決して彼等が悪いとか、劣っているという意味では無くて、感覚の違いがあるという事です。
この感覚の違いは、良い形で発揮されることも有ると思います。(逆も然りですが)
要するに、顧客ニーズや、時代が求める思考に合っていればそれで良いと思います。
最も大事なことは、いつの時代においても共通して言える部分にあります。
つまり、本質論です。
本質論は、世代による思考傾向等に左右されず、常に当てはめることができるものです。
『継続力の無い人は結果が出ない』とか、『信念のない人はブレる』といった本質的な事柄は、どんな時代にも言えることですよね。
事実、継続力のある人は、何かしらの結果を出しているものです。
皆さんには、何年も欠かさずにやっていることがありますか?
どんな小さな事でも、このような部分がある人は、継続の意思(信念)があると自信を持って良い人だと思います。
欠かさずやっている事が無い人は、無意識に楽をしている可能性があります。
楽をした分、貴方は成長の機会を失っているとも言えます。
一度、自分の継続力を見直す必要があるかもしれませんね。
継続力と素質は関係ない
私の知人・友人には、継続することが苦手な人が多いです。
彼等は、能力的には問題が無いのですが、継続できないことによって自らの価値を下げてしまっていると感じます。
誰かに注意をされたり、アドバイスを受けたりして、良い仕事(できなかった事)が出来ることってありますよね。
1度でも良い仕事が出来たのなら、その人にも元々の能力があったという事です。
一時だけでもできたのであれば、能力としては変わらないものを持っていることになります。
単純に、継続しないから評価が落ちているだけのことなのです。
極端に言えば、出来る人と出来ない人の差は継続できるかどうかとも言えますよね?
1回出来た事をもう一度やる力は、素質とは関係ありません。
継続することで処理も早くなりますし、理解も深まります。
要するに、能力の差とは、継続力そのものなのです。
ですから、昔の人達は『継続は力なり』という言葉を残したわけです。
偉人の多くも、『継続できることが才能』と言っています。
誰にでも素質はあり、本来はそれ程の差はありません。
でも、継続をやめてしまうと、魔法が解けて凡人に戻ってしまいます。
継続力の足りない人は、この事をよく認識することから始めましょう。
後回しにする人達
ダメな人(成長しない人)は、頼まれた事や、やらなければならない事を後回しにする傾向があります。
「あとで確認します」とか「後でやっておきます」という言葉をよく使っている人は注意しましょう。
実際には手をつけないまま時間だけが過ぎ、いつしか約束したことすら忘れてしまうようでは、あなたの評価は下がる一方です。
最悪なのは、「明日の夕方に電話します」とか「明日の夜までに終わらせておきます」等、自分から期限を切っておきながら、これを放置することです。
すぐに出来る事は、その場でかたずけていく意識を持ちましょう。
また、当日にできない事なら、しっかりと予定に入れて実行する習慣を継続しましょう。
待たれ始めたら注意!
継続力をつける上で、1つ覚えておいて欲しいことがあります。
これは、自分が継続力を失っているシグナルをキャッチする方法でもあります。
それは、自分のところで止まっている事柄が増えた時は危険!という視点を持つ事です。
仕事でもプライベートでも、継続力が失われると「自分の返事を待っている人がいる状態」とか、「自分のところで仕事が止まっている」といった事が増えます。
とにかく、自分を待っている人が増え始めたら注意するようにしてください。
継続力が無い人は、放置や立ち止まることが多くなりますから、必ず物事が停滞します。
予定を立てなくなるとか、連絡を入れなくなるといった事が起こるので、物事はたちまち停滞していきます。
顧客とのすれ違いや、タイムラグも出やすくなり、ミスを招きます。
社員間で共有すべき事が曖昧になり、上手く連携できない状況にもなっていくでしょう。
これらは、全て継続力を失ったことによる代償なのです。
そもそもの素質があるのに、代償を払うなんて勿体ないことですよね。
プライドを持つ場所
プライドが高くて人を褒められないとか、人に頼れないという人がいます。
謝ることが苦手という人もいますよね。
人に馬鹿にされるのが許せないという人も、プライドが高いという事になると思います。
私も、人に頼るのが苦手な性格ですし、仲間を馬鹿にされるのが許せないところがあります。
誰にでも、少しはそんなプライドがあって、その量にも個人差がありますよね。
プライドやこだわりは、日本人にとって無くてはならないものでもあると思います。
その反面、プライドの持ち方や大きさによっては、害となる面もあります。
プライドは、自分に対して良くも悪くも働くからです。
持たない方が良いプライドもありますよね。
継続力を持つという事も、人からの信用を失わないためのプライドと言えると思います。
つまり、「絶対に、いい加減な人だと思われたくない」という意地(プライド)を持つという事です。
その他、私が自分のプライドにかけて出来ないのは、金に目がくらんで判断を誤る事や、大切な人達を裏切るような事です。
誰が考えても、そんな生き様は情けないものですよね。
自分の親がそんな人だったせいもあって、反面教師的に掲げたプライドかもしれません。
自分の生き方を否定することになる行為は、プライドにかけて絶対にできないものです。
ですから、プライドは、掲げる場所によって行動や生き方が変わってくる重要なものだと思います。
また、掲げる旗の大きさも人それぞれだと感じます。
どんなプライドを持つのも自由ですが、どうせなら誰もが称賛するような、堂々とたなびく旗を掲げたいものですね。
世界を変えるもの
私は、本気で「音楽で世界を平和にしよう」と考えている人を笑えません。
プライド(信念)が人の人生を変えるように、誰かの信念で世界が変わるものだと思うからです。
実際、音楽だけでは実現できないかもしれませんが、平和を導く力は確実にあるでしょう。
例えば、首脳会議等のような重要なシーンで、とても感情を揺さぶられるBGMが流れていたら、会談の結果に影響することも有ると思いませんか?
結果的に戦争を防ぐことになるかもしれませんから、どんな信念も馬鹿にはできません。
映画を観ていても、音楽を消してしまったら感動は薄れてしまいますよね。
つまり、既に音楽は世界を平和にしている側面があるのです。
ジョン・レノン等、音楽で世界を変えようとした人がいるように、営業マンにも壮大な信念を持った人が増えることを願っています。
そうゆうスケールで働くことができれば、自分の仕事に対しての責任感や、信念が変わっていきそうですよね。
顧客のための事であるのは勿論のこと、世の中を良くするために働いているという意識です。
そう考えると、誰もが正義のヒーローになれるのではないでしょうか。
まとめ
貴方のプライドと継続力が導いていく場所を想像しましょう。
そこは、確実に貴方の未来に繋がっています。
シンプルなメッセージは、たいした事には思えないかもしれません。
でも、結局のところ、シンプルな本質論は普遍的な成功法則になります。
この記事でご紹介したプライドと継続力の意味を理解できる人は、そもそも心配ない人達だと思います。
改善(意識改革)が必要なのは、この記事で述べたことの重要性を真に理解できない人達です。
普段から、継続しないことによるリスクが見えるようになるまで考えてみてください。