宅建士の試験結果が不合格だと悟った時には、思っていた以上のショックを受けることと思います。
近年では、試験当日の夕方には正解速報が揃う為、その日のうちに不合格だと確信する人も多いでしょう。
おそらく、試験に対するモチベーションは、過去最低にまで落ち込むのではないでしょうか。
この記事では、そんな人達がモチベーションを立て直すのに役立つお話をお届けしたいと思います。
不合格の事実について
試験当日に行った答え合わせが34問以下だった場合、大半の人は不合格の事実を受け入れることになります。
たとえ不合格の可能性が高いと分かっていた人でも、やはりこのような結果にはガッカリするものだと思います。
また、35~37問正解という微妙な位置にいる人達は、12月までソワソワすることになりますよね。
ここ数年の合格基準点を見る限り、35点以下の人達は不合格の覚悟を決めておく必要がありそうです。
このようなショックな事実を、どこかで来年にむけての力に変えなくてはいけないわけですが、すぐには切り替えが難しいでしょう。
そこで、宅建本試験における「不合格」についての正しい考え方をご紹介したいと思います。
不合格の捉え方
不合格という事実だけを見れば、何も良い事が無さそうに思えますが、せっかくの経験ですからプラスの力に変えたいところです。
努力や勉強の量だけで言えば、決して満足してはいけない結果ではあるものの、受験を継続するなら前向きに受け止めた方が今後のためです。
気持ちを切り替えるために、こう考えたらどうでしょうか。
あなたが本気になり、勉強を継続していけば、いつかは合格の日がやって来ますよね?
ですから、それが「今年ではなかっただけの事」なのです。
来年なのか再来年なのか、それはあなた次第にはなりますが、継続して努力さえできればいつか自分が合格して喜ぶ日が来ます。
そして、数年後に振り返った時には、今回の失敗も貴重な経験に変わっているのです。
後から考えれば、「1回目の不合格も合格に必要な要素だった」とか、「あの失敗があったからこその喜び」等といった捉え方ができるようになるものです。
受験での失敗は、その時には大きなショックですが、2年目には「試験慣れ」という経験値がアドバンテージになります。
ワールドカップでもオリンピックでも、2度目の選手は色々な部分で有利です。
今年は不合格だったとしても、確実に一歩合格に近づいた年なのであれば、切り替えて合格の年へと向かってください。
諦めなければ、必ずその日は来ます。
落ちた理由が大事
自己採点で不合格となった人は、その原因をしっかり分析してください。
今ではなくて良いので、後日に必ずやらなくてはいけません。
今年の経験を活かすには、「足りなかった部分」を知る事です。
今回の失敗は、本番を通じて『模試』をしたのだと考えましょう。
しかも、どこよりも有益な模試です。
あとは不足した部分を補うだけだと考えれば、来年の受験は「今年より楽に合格できる」という事です。
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まとめ
私は、多くの記事の中で「宅建は誰にでもとれる」と言い続けてきました。
今もその気持ちは全く変わっていません。
だから、一日も早く立ち直って、諦めずに学習を続けて欲しいと思います。
小学生の頃、漢字や九九等が難しく感じたものですが、いつしか自然に身についていますよね。
宅建の試験も、普段から勉強し続けて身に付けてしまえば、それは「当たり前の知識」になっていきます。
早く切り替えた人ほど、合格に近くなるということです。
「やる気」を取り戻すためには、気持ちの切り替えが不可欠ですから、切り替えが発動する思考を模索しましょう。
ゆっくりと、テキストの精読からやり直し、知識を身に付けていきましょう。