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不動産営業のつくり方

不動産仲介の不動産用語(業界用語)が知りたい!

この記事では、不動産仲介営業(売買)がよく使う不動産用語についてご紹介していきます。

それぞれの不動産用語の意味についても、簡単に説明しておきます。

用語のカテゴリー分けをしてありますので、用途に合わせて覚えてください。

転職予定者や、新人営業の人達の他、不動産仲介業に興味のある人のために役立てば幸いです。

 

不動産業界用語

不動産会社に勤務すると、初めは業界用語が飛び交っているように聞こえます。

業界用語が常用語になるまでには、それほど時間はかかりませんが、あらかじめ知っておけば理解も早まりますよね。

準備をしっかりしてデヴューしたい」という真面目な人の為に、当サイトもご協力したいと思います。(笑)

営業くん
まずは、新人さんが最初に覚えるような基本的な用語からご紹介していきますね。

 

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初心者向け基礎用語

不動産仲介の世界に入って、すぐに耳にすることになる用語をご紹介していきます。

とても基本的な言葉が多いですが、自分が新人の頃に聞きなれないと感じた用語を思い出して書き出してみました。

 

確認

「確認」とは、物件確認の略です。

地域によっては、「物確」等と呼ばれることもあります。

 

物件に対して契約申し込みが入っていないか等、現在の状況を確認することを意味します。

1つの物件に対して、数多くの不動産業者が動いていますから、いつ物件が終了してもおかしくはありません。

 

顧客が動く土・日については、数分後に申し込みが入るかもしれない為、同じ物件に対して一日に何度も確認することもあります。

確認先は、売主業者又は売主に物件を任せられている仲介業者等です。

 

投げ込み

「投げ込み」とは、ポスティングのことを意味します。

チラシを近隣のマンション等にポスティングする活動です。

小さな不動産屋では、今でも行っていると思いますが、大手ではあまりやりません。

 

投げ込みチラシに対して問い合わせがあった時には、ポスティングを行った営業マンの顧客になります。

チラシのセンスと、チラシを入れる地域の選別眼の両方が必要です。

 

反響

「反響」とは、不動産営業マンが会社からもらう新規顧客のことです。

メール、チラシ、来店等、顧客からの問い合わせのことを意味します。

 

例えば、「今月の反響何本?」とか、「反響誰の番?」等といった会話がよくあります。

誰が何本の反響をもらい、次の反響が誰にいくのか、営業マン達は常に気にしているわけです。

 

「帯」(オビ)とは、物件資料の下に表示する会社名と免許番号等の事です。

物件資料を顧客に提供する際には、売主や他業者の連絡先が入ったものを出すわけにはいきませんよね?

 

ですから、自分の会社の帯に変更する必要があります。

最近では、印刷の際に画像処理によって加工印刷するケースも多いです。

 

昔ながらのやり方としては、資料をコピーする時に自社の帯を写す方法がとられます。

車のナンバープレートを、上から偽物に付け替えてしまうような発想です

 

訪問

「訪問」とは、顧客の家に資料をもって訪問する行為を言います。

新人の頃は、支店長等に「訪問してこい」等と指示されることがあります。

 

ただ資料を送るだけよりも、顔を覚えてもらう方が良いからです。

訪問で相性の良い顧客は、物件案内の約束に繋がる可能性が高まりますので、営業マンなら誰もが行う活動です。

 

飛ぶ

契約が無くなった時の表現として「飛ぶ」とか「流れる」等の用語が使われます。

「あのお客さん飛んだの?」といった形で使われることがあるわけです。

これに対し、「うん、流れた」等という使い方をしています。

契約書上の手続きに従って解約になった場合には、「白紙」等とも言います。(白紙解約)

 

新規

「新規」とは、新しく出てきた物件の事です。

「新規顧客」という意味で使われることもありますが、一般的には物件の事を意味します。

不動産業界は、新しい物件情報は非常に大事なので、新規物件へのアンテナが高いです。

 

下見

不動産仲介においての「下見」とは、知らない物件を見ておくための現地視察を意味します。

支店長等から「〇町に新規出たから下見しとけよ」等と指示が出ることもあります。

 

情報が命の商売ですから、新人営業はできるだけ多くの物件を下見する必要があります。

効率を考えて、どんどん見ていってください。

 

厳密には、「下見」には、物件視察の下見と、物件案内のための下見があります。

顧客を案内する際のポイントを確認する場合も、「下見」という言葉が使われます。

 

ノボリと看板

「ノボリ」とは登り旗のことです。

パチンコ店等でヒラヒラと風になびいている旗を見かけたことがあると思いますが、あれと同じです。

 

「看板」は、現地販売会に設置する誘導看板の事を意味します。

土・日には、物件で現地販売会を行う事がありますので、週末に向けて、「現地にノボリつけてきて」等と指示されることがあります。

 

リンテン

「リンテン」とは、輪転機のことです。

見た目はコピー機と同じような感じですが、チラシ等を大量にする印刷機のことです。

店で単独チラシを準備している際には、「リンテン回してきて」等と言われることがあると思いますよ。

 

買い付け

顧客から契約の意思をもらい、書面で売主に提出することを「買い付けを出す」と表現します。

「申し込み」という言い方をする地域もあると思います。

 

買い付けをすると、他社への物件の紹介を保留してもらえます。

この状態を「1番手」と言い、買い付けが複数入った場合は、2番手、3番手と続くことになり、先番のキャンセルが無ければ購入できません。

1番手の買い付けを入れる際、「物件を止める」という言い方をすることも多いです。

 

ウリドメ

ウリドメ(売り止め)は、物件の販売が止まっている状態のことを言います。

物件確認をすると、「ウリドメです」と言われることがあります。

誰かが申し込みを入れており、ローン審査が通るまで物件の販売が停止されている状態を言います。

その他、売主の都合等で止まっている場合もありますが、一般的には1番手が入ったということです。

 

ウリチョク

ウリチョク(売直)は、売主が直接顧客に販売を行うことを言います。

建売物件の売主は、建築だけに専念し、営業部隊を持たない会社が多いです。

ですから、基本的には仲介業者に販売を依頼するので、売主が直接顧客に販売活動をすることがありません。

 

ところが、自社でも営業部隊を持ち、「売りたければ、仲介業者の皆さんもどうぞ」というスタイルをとる建築会社もあります。

売主から直接購入すると、仲介手数料が発生しませんので、仲介業者としてはかなり不利です。

 

営業マンが「売直にやられた」と口にしたら、顧客が売主に直接買いに行ってしまったという意味になりす。

 

売主

「売主」とは、言葉の通りに不動産を売りに出している者を指す言葉です。

多くの場合において、仲介営業での「売主」の意味は、建売物件を建てた建築会社のことを意味します。

個人が不動産を売却する時にも「売主」と呼びますが、不動産仲介業者のメイン業務は建売販売であることが多いです。

ですから、「売主」と言えば、建築会社になる事が多いのです。

 

売主の名称についても、業界内では短縮して呼ぶ傾向があります。

例えば、一建設は「ハジケン」と呼ばれていますし、飯田産業は「イイダ」とか「サンギョウ」等と呼ばれています。

 

物件に関する用語

物件の紹介や、説明の際に必要な用語について説明していきます。

顧客を物件に案内する際には、最低限知っておきたい用語です。



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再建不

「再建不」は、再建築不可の略称です。

建築基準法上の接道義務を果たしていない為、将来の建築に制限がかかるものです。

詳しく知りたい方は、以下の記事で「43条道路」について読んでください。

 

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この記事は、「無料テキスト 建築基準法 ② 」の続きです。 主に、建築基準法 第三章の内容になります。     目次 道路の定義道路の種類接道義務について道路の定義道路内の建築制限 ...

 

告知有

不動産には、告知義務が発生する物件があります。

自殺や火災等によって人が死亡した等、購入の判断に対して心理的な影響が生じる可能性がある事項について告知する義務です。

「事故物件」という言い方をする人もいます。

 

敷延

 「敷延」(シキエン)とは、敷地延長の略で、「旗竿地」等とも呼ばれます。

下の写真のA地のような形をした土地の事です。

 

 

 

 

 

 

敷地延長は、道路に接道している部分から奥の広い土地部分までを延長している物件というわけです。

不動産価値としては、少し評価が下がる土地になりますが、周辺状況等(都内等)によっては整形地とそれほど変わらない価格で取引されることもあります。

 

シーリング

ゴム状の防水材です。

外壁材を張り合わせた継ぎ目や、サッシと外壁の隙間等に使用され、雨水の侵入を防ぐためのものです。

太陽光等で劣化する為、15年前後での打ち替えが必要であるというのが常識化しています。

 

近年では、シーリングの素材開発が進み、耐用年数の長いシーリングも存在します。

一部のハウスメーカーでは導入されていますが、建売住宅ではあまり使われないグレードになります。

 

サイディング

サイディングとは、外壁材の名称です。

セメント系の素材と繊維系素材を圧縮した板状の外装材です。

一部の高級サイディングを除いては、耐用年数が1015年と言われており、シーリングと一緒にメンテナンスするのが一般的です。

経年劣化によって、板が反る場合があり、この場合には張替えとなることもあります。

 

モルタル

モルタルとは、セメント1に対して砂3の割合で水と混ぜた外壁用の塗装剤です。

近年では、防水性に優れたモルタル(防水セメントを使用したモルタル)も存在します。

 

防水シートを貼り、その上に「ラス下地板」という板を張り、これに「ラス」という金属製の網を張ります。

ラスは、モルタルが付着しやすくするための下地材だと思えばOKです。

 

モルタル外壁は仕上げの種類が豊富で、職人の手によるコテ仕上げ等で自由にデザインできる魅力があります。

サイディングのようにシーリングを使用しない(継ぎ目が無い)ので、仕上がりが美しい反面、ひび割れ等は起きやすい素材です。

手間がかかるので、施工費用もサイディングよりも高額になります。

 

ガルバ

「ガルバリウム鋼板」という素材の略です。

雑な言い方をすれば、トタン板の進化版で、かなり性能が高いものも存在しています。

同じガルバ素材でも、ピンからキリまであると考えてください。

製品のグレードによって、断熱性能がかなり変わります。

また、ガルバリウムを使った物件は、スタイリッシュな見た目になります。

 

 

 

 

 

 

 

スレート

スレートは、主に屋根材として使用される材料の事です。

瓦よりも安いコストで施工できますが、耐久年数が短いです。

1520年前後で屋根塗装の上塗り、又は張り替えが必要になります。

 

こちらも、様々な製品が開発されていますので、一概に「スレート」という言葉で片付けるべきではない状況になってきたと感じます。

また、スレートを使用した屋根のことを「スレート葺(ぶき)」と呼びます。

 

グルニエ

販売図面の間取り図に「グルニエ」と記載されている事があります。

物件案内をしていて、顧客から「グルニエって何ですか?」と聞かれることが何度かありました。

 

グルニエとは、フランス語で「屋根裏部屋」という意味です。

法律上では、小屋裏物置という扱いになります。

ロフトとは違い、天井から折りたたみの階段を降ろして出入りします。

 

キーボックス

「キーボックス」は、物件に入るための鍵がしまってある箱のことです。

一般の人には聞きなれない言葉ですが、不動産業界では賃貸でも売買でもよく使います。

 

水道メーターの中や、物件の窓についている格子等に取り付けてあり、売主から番号を聞いて開け閉めするものです。

物件確認の際には、この番号を聞いておくようにしましょう。

 

サムターン

サムターンキーの略です。

玄関ドアについている防犯目的の鍵です。

サムターンキーについては、顧客から説明を求められることがありますので、その役割や仕組みについて勉強しておきましょう。

 

対面

業界内では、対面キッチンのことを「対面」と呼びます。

「お客さんが対面希望だから」といった形で使用されているのをよく聞きます。

 

対面キッチンは、台所に立つ人と、リビングにいる人が顔を合わせながら作業できるキッチンです。

これに対して、対面ではない普通のキッチンのことを「壁付け(キッチン)」と呼びます。

 

掃き出し

掃き出し窓のことを「掃き出し」と略して呼びます。

掃き出し窓とは、ほうき等でごみを掃き出せる窓を想像すれば良いです。

主にリビング等についている、床と同じ高さで開閉できる大きめの窓です。

 

外構

「外構」は、外構工事の略です。

かなり広い範囲を含んだ言い方ですが、「今、外構やってるから、しばらく入れないよ」等といった会話はよくあります。

 

簡単に言えば、建物以外の外工事全般を指す言葉です。

玄関前のタイル貼りや、アプローチ等の工事をする時は、建物に入れない状態になります。

案内の予定がある際には、事前に確認しておきましょう。

 

離れ

不動産営業が使う「離れ」とは、建物と隣地までの距離を意味することが多いです。

つまり、何かと何かが「離れている距離」のことを言うのです。

 

例えば、3階建の場合、隣地との距離が狭いので、エアコンの室外機を置く場所が確保できず、イレギュラーな設置方法を模索することがあります。

こんな時は、「建物からの離れの関係で厳しい」等といった使い方をします。

 

営業活動に関する用語

営業マンが営業活動をする際に使う用語についてまとめてみました。

主に、顧客との状況等を表現する言葉になります。

 



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追客

追客(ついきゃく)とは、お客様に対して契約をしてもらうための活動をすることを言います。

お客さんを追うので、「追客」です。

 

追客中の顧客と、追客を中止する顧客は、日々の中で営業マンが判断していくことになります。

一人で全員を相手にすることは不可能なので、新しい顧客が来る度に誰かの追客を中止することになっていきます。

 

ロング

追客中の顧客の中には、なかなか決断ができない人や、条件の合う物件が出てこない人がいます。

物件さえ出てくれば買う気があるので、中止にするには勿体ない顧客ですよね。

 

このように、物件事情等によって時間がかかる顧客のことを「ロング客」等と呼びます。

ロング客は、新規の顧客数が少ない月や、新しい物件が出た時だけ追客していきます。

 

集中客

ロング客に対して、「集中客」という言葉も使われます。

今月の契約に近い顧客のことで、追客の優先順位が他の顧客よりも高いことを言います。

 

ですから、上司に「今月の集中は?」と聞かれたら、「今月の契約予定顧客は誰なの?」と聞かれているのと同じことになります。

 

元付けと客付け

仲介業者は、売主側の依頼を受ける業者と、買主側の依頼を受ける業者が異なる場合が多いです。

もっと簡単に言えば、家を売る人が依頼する不動産屋と、家を買いたい人が問い合わせる不動産屋は違うということです。

 

売主側の依頼を受け、媒介契約をしているのが「元付け業者」になります。

買主側の依頼を受け、媒介契約をするのが「客付け業者」です。

一般的に、不動産仲介業者は客付け側に立つことになります。

 

他決

「他決」とは、自分の顧客が他の不動産業者の営業マンから購入を決めたという意味です。

要するに、ライバル会社に負けたという事ですね。

 

営業マンにとっては、とても辛い結末です。

力を注いできた顧客である程、大失恋のようなショックを受けます。

 

新人の頃は、誰もが経験する苦い思い出です。

一日も早く、他決させる側になる事を目指して頑張るしかありませんね。

 

競合

「競合」とはライバル会社のことです。

それも、自分と同じ顧客を追っている他社のことを指します。

 

上司に「競合は?」と聞かれたら、「顧客が他に問い合わせている会社はあるのか?」という意味だと思ってください。

「どこがついてる?」等と聞く場合もあります。

 

再案

「再案」は、再度物件案内をする時の表現です。

上司に対して、「来週再案です」等と報告するわけです。

 

同じ物件を再度案内する場合には、かなり契約の可能性が高い事が多いです。

別の物件で案内をするだけの場合には、「仕切り直し」と表現する人もいます。

 

決める

顧客に契約の意思をもらうことを、「決める」とか「決まる」と言います。

物件案内時に勝負をかける本命物件のことを「決め物件」と言ったりもします。

 

「決まりそうなの?」と聞かれた時は、「契約になりそうなの?」という意味です。

ちょっと顧客に対して失礼な表現ですが、これは昔からの慣習ですね。

 

アツイ

「アツイ」は、物件に対しても、顧客に対しても使われる言葉です。

意味としては、「可能性が高い」という感じです。

契約しそうな顧客を獲得した時には、「アツイ客をもらった」等と表現されます。

 

「今月アツイ客いるの?」とか、「あの物件はアツイよ」等といった使い方もします。

また、すぐに売れそうな物件は、「あれはアツイね」等と噂されます。

 

盛り上がる

顧客の反応が良い事を「盛り上がる」と表現します。

人によっては、「感度がいい」等と言う人もいます。

 

「あの物件で盛り上がったよ」等といった使い方をします。

物件に対して、「盛り上がりそうだね」等と言ったりもします。

 

カタイ

契約の可能性について表現する際、「カタイ」という言い方をします。

要するに、契約の固さを示す言葉です。

 

「今日の契約、カタイの?」とか、「カタイ客なの?」等といった使い方をします。

「鉄板客」といった表現をする人もいました。

 

行き遅れ客

少しマイナーな言葉ですが、私のいた地域では「行き遅れ」という用語もありました。

色々と物件の見学はしているのですが、明らかにタイミングを逃して買いそびれ、過去の物件を超える案件を探し続けている顧客のことを言います。

 

理想が高くなり、結婚できなくなってしまったような状態なので「行き遅れ客」と呼ばれていました。

個人的には、このような状態にさせた営業マン側に責任があると思います。

また、押しても全く響かず、動きの鈍い顧客のことを「やっこい客」等と言う人もいました。

 

契約に関する用語

契約の前後でよく使われる用語についてご紹介します。

どれも、早く使えるようになりたい言葉ですね。

ここでご紹介するような言葉を多く発している営業マンは、売れている証拠とも言えますね。

 

物調

「物調」は、物件調査の略です。

市役所や法務局などへ出向き、契約書等を作成するための調査をするわけです。

 

また、個人宅の売却を依頼された場合にも、物件調査を行います。

チラシや契約書類を作成するために、正しい物件情報を調べる動きです。

 

建確

「建確」は建築確認の略です。

建築確認とは、役所に対して行う建築申請の事です。

 

広告や契約のタイミングに密接な関係がありますし、契約書類等には建築確認番号を記載します。

詳しくは、建築基準法のテキストをご参照ください。

 

重説

重要事項説明書の略です。

不動産業者は、顧客に対して重要事項の説明を行う義務があります。

 

説明は、宅地建物取引士の資格を持つものが行う必要があります。

重説の書類作成は、誰が行っても構いません。

詳しく知りたい方は、宅地建物取引業法のテキストをご覧ください。

 

属性

「属性」とは、顧客の借り入れ時の信用度のことを意味します。

例えば、「属性が良い客」というのは、一部上場企業に勤めているような人のことを意味します。

 

逆に、「属性が悪い」と言えば、介護や営業職等、離職率の高い業種などのことを指します。

年収が低い業種も同様です。

 

個信

「個信」は、個人信用情報機関による信用情報の開示を意味します。

個人信用情報機関は、金融機関と個人の健全な取引を実現するために、個人の信用情報の収集と提供を行なう機関です。

 

信用情報とは、個人の取引履歴のことです。

クレジットカード作成や、ローンを組む際には、貸し手が信用情報機関に信用情報を確認し、申込者の「信用力」を判定します。

 

事前と本審

「事前」は、住宅ローンの事前審査のことです。

自動車の仮免許のようなもので、簡単な審査で借り入れの不可を判断する審査です。

 

「本審」は、正式な本審査のことです。

個信を使って行う審査で、これに落ちるとローンを組むことができません。

 

団信

団体信用生命保険の略です。

団信とは、住宅ローンの返済中に借入者が死亡した場合、保険金により住宅ローンの残債が弁済される保障制度です。

 

約定

「約定」とは、約定書のことを意味します。

例えば、上司に「約定もらっとけよ」等と言われた時は、仲介手数料についての約定書をもらえという意味になります。

この場合、「仲介手数料を支払います」という約束を文書で残すための書類です。

 

約定書は、覚書や確認書に近い意味合いを持つ書類です。

一般的には、契約の時(契約当日)に取り交わします。

 

表示と滅失

「表示」とは、表示登記のことです。

「滅失」とは、滅失登記のことです。

表示登記は、建物の出生届のようなもので、滅失登記は建物の死亡届です。

 

専住

「専住」は、専用住宅証明書の略です。

居住用の住宅は、登録免許税の軽減の適用を受けることができますが、登記申請時に専用住宅証明書を提出しなければなりません。

実際の業務の中では、土地家屋調査士や司法書士等との会話の中で出てくることが多いです。

 

立ち合い

「立ち合い」は、購入した住宅のチェックを行い、補修箇所などを指摘するものです。

建築会社側では「ダメチェック」等と呼ばれており、顧客がダメ出しをする作業です。

決済の2~3週間前に行われ、引き渡し日までに補修をかけます。

 

決済

「決済」とは、引き渡し手続きのことです。

要するに、お金と鍵の交換が決済です。

 

決済には、「金種」を用意する必要があります。

金種とは、決済時のお金の支払先の種類を一覧にしたものだと思えば良いです。

 

これを、引出(出金)伝票や振込(払込)伝票を使って処理するのが決済手続きです。

決済は、銀行で住宅ローンが実行されると同時に行います。

現金取引の場合は、伝票だけで完結しますので、より早くシンプルです。

 

金消

「金消」(きんしょう)とは、金銭消費貸借契約の略で、「ローン契約」とも呼ばれます。

不動産の契約とは別に、買主が銀行と結ぶローンの契約のことです。

通常は、銀行の営業時間内に行うことになりますので、平日で予定する必要があります。

不動産営業マンは、同席する必要に無い契約ですが、顧客の要望で付き添うこともあります。

 

工事等に関する用語

ここからは、工事に関する用語をご紹介します。

実務上で自然に覚えていく部分ですので、事前に覚える必要性は低いです。

建築や工事に関する専門用語は無数に存在しますので、その中から不動産仲介でも使う事のあるレベルの用語をピックアップしました。

 



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パース

建物工事が始まる前では、完成イメージがわかりませんよね。

そんな時には、売主からグラフィックで描かれた完成予想図を取り寄せることがあります。

このような完成予想図をパースと言います。

 

グロス

「グロス」は、通常は売値のことを意味します。

建物に関して「グロスでいくら?」と聞かれたら、販売予定価格を聞かれているということです。

工事の場合は、「ざっくりした金額」という意味で使われることもあります。

 

ドマコン

ドマコンとは、土間コンクリートの略です。

駐車場スペース等のことを意味することが多いです。

実際には、「ドマコンを打っている」等といった表現をします。

つまり、土間コンクリートを敷設しているという意味です。

 

まわす・ハツル

建築関係者は、一周させることを「まわす」と表現します。

例えば、「モールをまわす」とか、「巾木をまわす」といった感じです。

 

斫る(ハツル)とは、「叩き砕いて取り除く」というような意味です。

ブロック塀の一部を「解体の時に少しハツってもらえませんか?」等と打診したり

 

養生

「養生」(ようじょう)は、コンクリートや基礎工事において、固まるまでの保護を意味することが多いですが、建物設備等を保護するための措置に対しても使われる言葉です。

建築作業中においては、破損を防止するための措置を意味する言葉になります。

また、養生目的専用につくられた緑色のテープを「養生テープ」と言います。

 

芯積み

隣地との境界に設置するブロックフェンス等の積み方の呼び名です。

境界位置を中心として、双方の土地にまたぐように設置する施工を「芯積み」と言います。

これは、隣地とブロックへの権利を折半している状態です。

 

これに対し、ブロックの全てを敷地内に設置している場合「内積み」と呼びます。

敷地の外側に積んである場合には、「外積み」になり、完全に隣人のブロック塀ということになります。

 

まとめ

実務では、宅建の試験勉強の中で出て来ない用語も多いです。

不動産仲介営業として働く予定がある人は、この記事に出てきた用語を覚えておくと有利です。

働き始めの頃は、覚えなければいけない事だらけで頭が一杯になる人もいると思いますので、少しでも予習をしておくことがアドバンテージになると思います。

  • B!