この記事は、「人生での負の連鎖」ではなく、営業マンの負の連鎖について書いたものです。
営業職にとっての「負の連鎖」とは、契約が崩れるとか、トラブルが重なるといった事です。
このような営業職の業務上での負の連鎖は、たった一つの事を改めるだけで断ち切ることができます。
この記事では、その方法を理解するためのお話をご紹介したいと思います。
他人の契約で生まれる負
営業職をしていると、必ず他者との競争を意識する環境に置かれますよね。
営業マンが5人在籍していたとしたら、その中で順位を意識せざるを得ないのが常です。
そうゆう世界だと分かって入ったものの、時には辛いと感じる事もあります。
しかし、このような悩みや辛さは、自分の成長や頑張りによって克服していけます。
問題なのは、その過程において「負の連鎖」が起こった時の対処法ですよね。
まず、今すぐに実践して欲しいのが、「他人の契約を喜ぶ」という事です。
営業マンの中には、競争相手の契約に対して、「崩れてしまえ」等と願っている人がいます。
「俺は人の契約を喜べない」と言う人は結構いました。
でも、考えてみてください。
人の契約を妬むことや、崩れることを願うのは、「負の感情」ですよね。
自ら「負」を生み出していることに気付いてほしいと思います。
正しい現実を知る
仮に、ライバルの契約が崩れたとしても、自分の契約が増えるわけではありません。
そして、他人の契約が増えたとしても、自分の契約が減るわけではありません。
相手に勝ちやすいか、負けやすいかという現実が変わるだけです。
どんな状況下であろうと、結局は自分が一番多く契約しなければトップにはなれないのです。
それが現実ですから、他人の契約数を気にしている暇などありませんよね。
そもそも、人の契約が減ることを望むのは、自分が契約数を伸ばす自信が無いと言っているようなものです。
人の契約に「負」の感情を抱く人は、他の営業マンの進捗状況が気になります。
すると、自分の顧客やサービスに対する注意や意識が散漫になります。
結果、成績に悪影響を及ぼし、自分に「負」が返ってくるのです。
目の前の顧客に集中し、自分が今とれる契約について考えるのが先だと考えましょう。
むしろ、頑張った仲間を尊敬し、一緒に喜んであげるくらいの器であって欲しいと思います。
サービスの中にある負
顧客の中には、なかなか決断できない人もいます。
また、理解のスピードが遅いとか、希望条件や理想が高い人もいます。
このような人達に対して、負の感情を抱くと、これもまた負の連鎖に繋がります。
ですから、顧客に対しては誠実に向き合う気持ちを持つことです。
自分の誠実さは、負の連鎖を断ち切る武器だと考えれば良いと思います。
顧客への負の感情は、必ず相手に伝わります。
それに、最初から「どうせ買わないだろう」等といった気持ちで仕事をすると、サービスも低下します。
結果、契約率が下がることに繋がっているのですが、ここに気付かない営業マンは多いです。
負の感情
ここまでの話でお気づきになった方もいると思いますが、営業マンにとっての「負の連鎖」は自分の心の中の「負の思考」が生み出しています。
「面倒だな」と思えば、やる気は出ませんし、仕事も大雑把になるものですよね。
下見や準備の質も低下するはずです。
様々な場面で、自分のメンタルが負の連鎖を招いている事に気付いてください。
心を前向きにし、正しい思考で努力していれば、必ず負の連鎖は断ち切れます。
それどころか、正の連鎖が始まります。
運を持っているとか、引きが強いと言われる人達は、このようなプラスの連鎖を生み出す思考をしているわけです。
まとめ
負の連鎖を断ち切る方法は、自分のメンタル(心理・思考)を美しくすることです。
長いスパンで考えれば、人生にも通じるところがあるのではないでしょうか。
貴方の思考にふさわしいステージが待っていると思って、思考力を磨いてみてください。
自分が素晴らしい思考の営業マンになればなるほど、契約は増えていくはずです。