ですから、メンタル面での訓練や成長は、貴方の人生そのものを育てるのと同じです。
そして、営業職としての成長もこれと同じことです。
この記事では、メンタルを強化する重要性と、未来を変えるのための思考についてご紹介します。
メンタルコントロール
売買の仲介営業をしていると、どうしても自分に合わない顧客と出会うことがあります。
相性の悪い顧客を相手にするのは、ストレスも大きくなりますし、心から一生懸命できない部分を感じてしまうものです。
嫌な気分で仕事をするのは、お互いのために良くありませんから、担当になるのを避けるのがベストな事もあります。
営業としては間違った行動かもしれませんが、これは私なりのメンタル対策でした。
この話に関連して、印象に残っている上司の考え方がありますのでご紹介しておきます。
その上司は、嫌な客と出会った時には「こいつから絶対に仲介手数料をとってやる」と思うようにしているのだそうです。
嫌な奴だからこそ、金を払わせてやると気合を入れるという事です。
でも、これって少し病んでいる発想だと思いませんか?
メンタルを考える良い題材なので、この上司がその後どうなったのかをお話ししておきたいと思います。
ダークサイドが招くもの
この上司の例のように、憎しみや怒り等、闇のあるダークサイドな心で思考すると、爽快な気分にはなりませんよね?
事実、その上司は、いつも不機嫌そうな顔をしていました。
家庭も上手くいっていなくて、「何のために働いているのだろう・・」等とため息をつきながら働いているような人だったのです。
その上、自分の嫌いなタイプの顧客にマイナスのエネルギーを発動し、屈折した頑張りをしているのです。
こんな頑張り方をしていると、益々心の中の思考が悪くなっていきます。
すると、「仕事も家庭も面白くない」といった思考へ向かいやすくなります。
何か嫌なことが起こる度に、「なんで俺ばっかり」等といったマイナス思考にもなりそうですよね。
気の毒な事ですが、最終的にその上司は鬱になって会社を辞めてしまいました。
メンタルの強さとは
メンタルの強さは、決して何かに耐える事だけではありません。
悪い思考をしないようにコントロールする事も「強さ」です。
悪魔の囁きに負けない強さもあれば、苦しい事に耐える強さもあるのです。
フィギュアスケートで金メダルを獲得した羽生結弦さんは、TVの取材で「自分は決してメンタルが強いほうでは無い」と言っていました。
羽生選手から見て、メンタルが強いのは宇野昌磨選手のほうだと言うのですが、宇野選手の方も、自分のメンタルが強いとは思わないと言うのです。
私達一般人からすると、貴方達にそれを言われたら、メンタルに強い人なんてどこにも居ない事になってしまいますが・・・と思いますよね。
トップクラスの人は、自分の事をトップだと思わずに、更に上を目指して頑張っているということなのでしょう。
つまり、「自分はメンタルが弱いのだから、もっと頑張らなければ」と思い、頑張り続けていたら平均を遥かに超えてしまったということなのです。
バカボン的発想で言えば、「弱いの反対は強いのだ」という事です。
逆転現象が起きるまで続けてしまったわけですね。
メンタルで人生を変える
人は、自分の中で何を考えるかによって行動が変わります。
そして、その行動によって未来が変わっていきます。
私の場合、宅建に合格して年収を上げようと行動したら、数年後には不動産営業でトップになっていたのです。
断言しますが、より強い目標設定と行動が、貴方の人生を変えていきます。
ですから、何かに取り組む時には、どのような思考と目標を掲げるかで成功の形が決まります。
どんな小さな事でも、メンタルへの意識を向けて取り組むことが大事です。
メンタルの設定
私は、このブログサイトの運営を始める時にも3つの事を決めました。
ブログで収益を上げようとする人も多いようですが、不動産業をしている人なら、契約を獲った方が遥かに稼げます。
つまり、サイトの運営には、モチベーションとしてお金以外の何かが必要になるという事です。
私の場合、以下のようなメンタル設定を行いました。
- 不動産営業の魅力を伝え、良い営業マンを増やす
- 宅建取得を応援して、受験生と不動産業界に貢献する
- ブログランキングで1位を獲得する
私の夢の一つとして、「若い営業マンを育てながら働く」というビジョンがありました。
でも、現場で自分が育てられる営業の数は知れたものです。
しかし、ネット上でそれが出来れば、多くの人に影響を与えられる可能性があります。
直接教えていくよりも、多くの営業マンに影響を与えることができる事に気づいたのです。
今では、一日に1,000ページ以上の閲覧があるサイトになっていますから、とても役割の大きな取り組みだと感じています。
そして、良い営業が増えれば、結果的に家を買う人達のためになりますよね。
宅建を取得する人達を応援すれば、不動産業界の底上げにもなります。
このように、とても有意義な活動になる可能性に気付いたわけです。
「これは、やるしかない!」と思って、ライフワークにすることにしました。
何が言いたいかというと、このような取り組みでさえも、未来を変えているという事です。
私の未来もそうですが、これを読んでいる人達と、その人達に家探しをしてもらう人達の未来も変えているのだと信じています。
1番を目指す効果
私は、何かをやる時、必ず1番を目指して挑戦しようと考えます。
しかし、目的は1番になる事自体ではなく、メンタルの強化です。
1番を目指していれば、それが叶わなかったとしても、自分の中での最大限の結果が出てきます。
1番を目指すことで得られるメンタル効果は、とても大きいと思います。
「目標が高すぎるとやる気が起きない」という人もいるかもしれませんが、目標が低いと成果も小さくなるものです。
少し背伸びするくらいの目標を持ち、それをアウトプットすると良いと思います。
格闘家が、試合前に「必ず勝ちます」等と言い切っている姿を見かけますが、あれは、後に引けない状況をつくって自分を追い込んでいるのだと思います。
皆さんも、目標を持つ時には意識してみてはいかがでしょうか。
宅建の受験を予定している人は、「今年、絶対に受かります」と多くの人にアウトプットしていきましょう。(笑)
参考記事
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宅建(宅地建物取引士)試験の配分と出題傾向を徹底分析!
得点配分については、勉強を始める前に考えているとは思いますが、ある程度勉強が進んだ状態で最終的なプランを再考すると良いと思います。 本試験の出題傾向を少し細かく分析し、どこで何点とるべきかを最終判断し ...
まとめ
先日、ブログ村の「不動産・建築系資格」で1位を獲得することができました。
「資格」という大きな枠の中では、まだ6位前後をウロウロしていますが、まずますの結果です。
ブログランキングのサイトでは、「資格受験」のカテゴリーで常時5位前後に入れるようになってきました。
サイトが完成する頃には、ゴールを通過できると信じて頑張っています。
このように、メンタルの力によって、自分の描いた未来を実現することができます。
営業職の未来(成績)を変える方法は、思考を変える事です。
ポジティブで明確な目標を立て、良い思考で向かっていく事が最善の方法ですので、皆さんも実践してみてください。