数回に分けて説明している上級者向けノウハウですので、順番に読むことで理解できるようになっています。
ちょっと深い内容なので、数回に分けて読み込んでいただければと思います。
レッドの特徴を復習
レッドの人は、行動力があり、直感的な感覚を信じる人達です。
直感的な思考が多いので、ついていけない位の独特のスピード感があります。
物事を損か得かで判断する思考傾向があり、親分肌で見栄っ張りな一面も目立ちます。
椅子に座る際には足を組み、少しふんぞり返るような偉そうな姿勢をとることが多いです。
そして、負けず嫌いで、特別扱いされるのが好きです。
他者からのVIP待遇には上機嫌になります。
また、人と同じこと(特別感がない事)をするのが嫌いな面もあります。
レッドの人は、ハッキリした色や、恰好の良いデザインを好みます。
ですから、建物については、ステータスを感じる派手なものを好みます。
そして、住宅を購入するタイミングは、「これを買ったほうが得」若しくは「これを買わなきゃ損」だと思った時です。
決断は早いので、拍子抜けするくらい簡単に契約になることもあります。
その他、レッドの人には、モータースポーツやギャンブルが好きな人が多いです。
レッドの人達をターゲットにする場合には、文字色に赤を用いると効果的です。
カラー診断の中でも最も行動力があるので、購入を決めるのも早いのです。
レッドに多い職業
人に媚びへつらうのが性に合わないので、一匹狼的な職業に就く傾向があります。
独り親方、施工管理者、トレーダー、大工の棟梁、貨物運送業、スポーツ選手、レーサー、モデル、営業職等です。
持ち前の行動力で飛び込めるので、海外出張も得意です。
一発勝負で契約を獲らなければいけないような営業を得意とするタイプです。
意外に気が小さい人も多いのですが、本番に強く、チャンスを逃さないという共通点があります。
レッドの外見
人目を引くものを好む為、少し奇抜な人に見えることもあります。
髪型で言えば、リーゼントのように人目を集めるスタイルを好むという事です。
勿論、全員がリーゼントを選ぶわけではありませんが。(笑)
パンチパーマとか、アフロといった尖った個性に「イイネ」を押す人達なのです。
赤は、攻めの姿勢を象徴する色でもあります。
赤の持ち物を持つ人や、ネクタイが赤の人等は、レッドの要素が濃い人です。
アメリカ大統領のトランプさんも、まさにこのレッドタイプです。
とても好戦的ですが、自分の狙った結果をものにしていく独特の力がありますよね。
レッドの言葉
レッドに該当する人の言葉は短く、端的です。
「やだ」「知らない」「ダメ」「いる」「いらない」等、プロセスや説明が無い表現が多いです。
結果だけを短く伝えて来るような事が多いので、ダラダラとした会話はしません。
ですから、レッドの人に質問をしても、あまり得られるものはないでしょう。
結論だけ端的に伝えて来る特性を考え、結論だけを聞くのがベストです。
レッドの人は気が短いので、ストレートに聞いてしまった方が良いです。
「この物件を購入する可能性はあると思いますか?」等と聞けば、「ないね」等とキッパリ答えてきます。
レッドを接客する際の注意点
レッドを不愉快にさせるのは、理屈っぽい説明や、モタモタされる事です。
変に気を使い過ぎて遠回しな言い方するよりも、単刀直入に聞かれる方が、気持ちが良いと感じる人達です。
親分肌でもあるので、「こいつカワイイ奴だな」と思われるタイプには有利かもしれません。
従順な相手に対しては悪いようにしませんから、多少ミスをしても許してくれます。
出来すぎた営業マンを目指すよりも、多少ドジなタイプの方が可愛がられます。
ダメな営業マンだけど、「良い奴だから俺が面倒見てやる」という気持ちを持たれれば、他決はありません。
注意点の補足
レッドの人達に気に入られるには、少し難しい所もあります。
営業マンに対し、特別扱いされることや、舎弟感等、仕事と関係のない部分を望んでる面があるからです。
レッドの人達には元々直感的な営業センスがありますから、営業マンのアドバイスがあまり必要無い点も覚えておきたいところです。
レッド自身にとって「得」になることが何なのかを考えましょう。
彼等にとっての「得」とは、金銭的なことに限りません。
心理的ニーズにアクセスできるかどうかという部分です。
具体的には以下のようなメリットの事です。
- 親分肌を発揮して良い気分になれる
- VIP待遇を受けられる
- 優位な立場で付き合える
- イライラさせない相手である
- 話が早く、一緒にいて気分が良い
まとめ
レッドに気に入られるかどうかは瞬間的に決まると言っても良いでしょう。
ダメだと思ったら、早めに追客を終了するのも一考だと思います。
レッド達は、話が早い人が好きですから、気持ちを察する能力が高い人が有利です。
とにかくイライラさせないようにし、待たせるのは禁物と覚えておきましょう。
営業マンとしては、疲れる相手になるかもしれませんね。(笑)
長い営業人生で、レッド客を取りこぼさない事も一つの差になるはずです。