童話の中とは違う結末ですね。
不動産営業の世界では、キリギリスが優位を保ち続けることも珍しくありません。
この記事では、この有名な童話の教訓をどう考えるべきなのか、リアルな実態から検証してみました。
キリギリスの言い分
不動産営業には色々なタイプの人がいます。
童話に出てくるような、キリギリスのタイプも存在します。
「無駄な努力をしなくても、要所だけ頑張れば契約はとれる」
そんな考え方を持つ人が、キリギリス役になりそうですよね。
不動産業界には、地道な方法よりも、一攫千金を狙うタイプが多い気もします。
ですから、わりと多くのキリギリスがいるわけです。
では、彼等が売れていないかというと、そうでもない現実があります。
不動産営業は、そんな感覚で働いていても、ある程度の契約はとれるからです。
でも、それで契約がとれてしまうと、彼等は益々努力を怠るようになります。
例えば、競馬の騎手が、「レースは馬の力で決まるから、練習なんて意味ないよ」と言うようなものですね。
トレーニング等をしなくても、強い馬に当たれば勝ててしまうことがあるのと同じです。
そのような勝利を手にすると、「良い馬にしか乗りたくない」という発想が出てきますよね。
不動産営業で言えば、「買いそうな客しか相手にしない」ということです。
そして、会社の集客力があれば、この営業スタイルで続けられる人もいるのです。
アリの言い分
「地道に努力していれば、必ず良い結果が出る」
そう信じて愚直に一歩ずつ前進するタイプなら、アリ役が確定しそうな営業マンです。
そもそも、性分としてサボることができないタイプです。
何かしていないと落ち着かなくて、常に適度な危機感を感じています。
正義感も強く、ズルをするくらいなら契約が無い方が良いと考えるような一面もあります。
競馬の騎手なら、「どんな馬でもベストを尽くそう」と頑張るタイプですね。
しかし、良い馬を優先して選択する騎手に比べると、成績が悪いことが多くなるかもしれません。
誰も乗りたがらないような馬でも断らないので、全体での勝率が上がらないのです。
アリタイプの騎手が総合的に勝つには、穴馬が思いのほか頑張ってくれないといけません。
それでも、アリタイプは、それが正しい道だと考えるのです。
私の結論
アリとキリギリスの童話では、働き者のアリが最後に笑うというストーリーです。
一般的に、この童話の教訓は、「怠けずに真面目に生きようね」というメッセージを発信しているように思います。
また、アリがキリギリスに食べ物を与えるシーンでは、「どんな相手にも優しくしよう」というメッセージもありそうです。
しかし、不動産営業には、これらの教訓が正しく働かない場合があります。
私が一番大事だと思うのは、「どんな営業マンになりたいか」というビジョンを持つことです。
キリギリスのように、効率を求めたければ、それでも良いと思います。
個人的には、誰にも負けない好成績を目指すのであれば、どちらのタイプでも無理だと考えます。
アリでもキリギリスでもない、スーパー昆虫になる必要があると思うのです。
私は、成績を求めるならば、ある程度の顧客選別は必要になると考えます。
その反面、可能性の低い顧客でも、頑張れば結果が出る事があります。
つまり、バランスが大事なんです。
このバランスがとれるのが、スーパー昆虫ということですね。
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まとめ
私は、「この業界に、居なくてはいけない営業になりたい」というビジョンを持っていました。
同時に、それを実現して、いつかトップになると決めていました。
私がトップになれば、それが最も正しい営業スタイルだと証明することになるからです。
「こんな人がいてくれたら」と思うような、お客様を裏切らない営業です。
そして、私なりに自分の正義を証明する結果を出すことができました。
皆さんも、貴方だけのスーパー昆虫を目指してみてはいかがでしょうか。
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