この記事では、その中で最もスゴイと感じた営業マンの話を書いてみたいと思います。
印象に残る人
最高の営業マンを選ぼうとする時、彼等の成績だけで比較しても意味はありません。
トップクラスの人達の成績は、それほど変わらないからです。
要するに、既に皆が営業としてスゴイのです。
私は、そのトップクラスの実力者の中で、強烈に良い印象を残す人がナンバーワンだと思っています。
ミュージシャン等でもそうだと思うのですが、似たような実力者がたくさんいる中で、人の印象に残るのはとても難しい事です。
不動産営業の場合、破天荒な行為で印象を残すわけにはいきません。
「良い意味で印象に残る人」であることが条件になります。
営業マンの誰もが良い印象を残そうと頑張っていますから、普通のレベルでは実現が難しい事なのです。
褒める事しかない人
私の中で最も印象に残っているトップ営業マンは、東京23区内で働いていました。
店自体の契約数も多い会社でしたが、彼はその中でも一番でした。
月に2~3件は普通に契約をしていて、多い月は5本くらい契約があったようです。
その営業マンとの出会いは、私が仕入れた建売物件を客付けしてくれたことがきっかけでした。
見た目には、本当に普通の人です。
どちらかと言えば、売れなそうに見えるくらいでした。
最初は、彼の実力に気が付きにくいのですが、お客様との様子を見ているだけで、普通の営業では無いことがすぐに分かってきます。
トップ営業達の共通点として、レスポンスの速さがありますが、彼にも当然その一面はあります。
しかし、彼の場合は、更にその上をいくサービスでした。
人柄は、柔らかくて明るい印象です。
業者に対する態度と、お客様に対する態度も全く変わりません。
どんな人にも親切で、ストレスの欠片も感じさせませんでした。
実際、本当に楽しく働いているのだと思います。
このように、トップレベルの実力者を思い出す時には、褒める事しか出てこないのです。
本物は紹介がもらえる
私は、お客様に対して、「何時でも良いですから、いつでも電話してください」と本気で言える営業マンは少ないと思います。
営業トークとして言う人はいても、心から言える人は少ないはずです。
本当にスゴイ人達は、本当に電話をかけて欲しいと思っています。
尽くした分だけ、自分に還ってくるものがあると信じているからかもしれません。
このような行動が積み重なると、他の営業マンとは大きな差が出来ていきます。
営業マンの域を超え、お客様が彼等のファンになるような感じです。
そして、決済が近づいてきた頃、その営業マンは顧客から友人を紹介されていました。
あれで、もう一件契約が増えた事でしょう。
私は、紹介客が発生する人は本物だと思います。
そこが本当にスゴイ人との決定的な差なのではないかと思えてなりません。
まとめ
最後に、私の中で一番スゴイと感じた営業マンの特徴を整理してみましょう。
- 人柄がよく、誰にでも親切
- レスポンス+αの能力
- 人並み以上に親身な対応
- 売れている素振りが無い
- 紹介客が発生する
本当に、褒める事しか出てきませんね。(笑)
元営業の私でさえ、今でも強烈に印象に残っていますから、本当に脱帽です。
どの業界でも、天才肌の人というのは、自然に出来てしまうものなのかもしれませんね。
そこまでは目指さないにしても、ある程度稼げれば良いという人は、別記事「不動産営業で年収600万円は簡単?」を参考にしてみてください。