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不動産営業のつくり方

不動産コンサルティング技能試験・登録制度とは?

不動産コンサルティングという言葉は聞いたことがあると思いますが、これに技能試験が存在していることをご存知でしょうか。

不動産流通推進センターがこの登録制度を誕生させてから、既に25年を超えたそうです。

この記事では、不動産コンサルティング技能試験・登録制度の魅力や、その必要性について検証してみたいと思います。

 

不動産コンサルティング技能試験とは?

受験資格は、以下の3つの資格のどれかに合格している事が必要とされる試験です。

宅地建物取引士(旧:宅地建物取引主任者)

不動産鑑定士

一級建築士

毎年8月頃から申し込みを受け付けており、試験は11月に実施されています。

全50問の試験で、一部筆記試験もあります。

受験料は、消費税込みで30,800円と少し高めです。

【受験科目詳細】

四肢択一式は、以下の6科目

事業、経済、金融、税制、建築、法律

記述式試験は、必須科目選択科目があります。

必須科目

実務、事業、経済

選択科目

金融、税制、建築、法律の中から1つ選択

※試験当日に、試験問題を見た上で選択できます。

 

試験合格者は、5年以上の実務経験があれば登録申請することで、「公認 不動産コンサルティングマスター」としての認定証が交付されます。

不動産のプロとして、一定水準の知識と能力があることを証明するものです。

登録料は、消費税込みで15,400円が必要です。

 

登録の必要性

この技能試験は、登録をして認定証をもらわなければ、ステータスメリットを享受しにくい側面があります。

国家資格ではない為、まだまだ知名度も低いからです。

受験料と登録料が高いことも、個人では手が出しにくい理由となっていそうです。

 

任意売却や相続コンサルティング等を行う企業では、この試験を奨励しているケースも見受けられます。

顧客からの信頼が非常に重要になる業務内容の為、能力的な差別化を図ろうとしているようです。

 

実際の所、多くの不動産営業職には、あまり必要の無い部分も否めません。

しかし、持っていて不利になることは無いので、取得自体には意味があるという事ですね。

宅建受験については、別記事「宅建の難易度と合格率を具体的に解説」をご覧ください。

 

営業での活用法

重要事項説明の際には、宅地建物取引士の免許証を必ず使います。

しかし、不動産コンサルティング技能試験は、そのようなシーンがありません。

つまり、免許証の提示義務が無いので、資格保持をアピールする機会が少ないわけです。

その為、試験を受けたメリットを発生させるには、クリアしておきたいことが出てきます。

この資格を保有している人がアピールすべき点は、次の3つです。

  1. 昇格的なステップアップ試験であること
  2. 内容がより専門的であること
  3. 公認の認定証があること

これらを全てクリアした時、より優れた営業だと伝えることができます。

高い費用と、勉強時間を無駄にしない為にも、スムーズかつ確実に伝える方法を考えておく必要がありますよね。

一つは、名刺に記入するという活用法があります。

できれば、宅地建物取引士よりも目立つように入れましょう。

お客様から、「これ、何の資格ですか?」といった質問が来れば大成功です。

 

又、資料送付の際、認定証の写しと説明文を入れ、アピールすることもできます。

これは、他の営業との大きな差になりますので、必ずやっておくべきですね。

安心できる能力を持つ人」と思われるアピールを心がけて工夫しましょう。

 

まとめ

認定資格の中には、持っていてもあまり効果が無いものもあります。

しかし、この不動産コンサルティング技能試験は、使い方によっては強力な武器になりそうです。

他の認定資格との最大の違いは、国家資格のステップアップ試験である事です。

デメリットは受験費用と登録料ですね。(笑)

自分の仕事に活かせる可能性を感じたなら、積極的に受験すると良いのではないでしょうか。

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