不動産営業マンの仕事の魅力(やりがい)というと、歩合の話になりがちですよね。
しかし、不動産営業職の仕事には、他にもたくさんのやりがいがあります。
この記事では、私が実際に感じた、この仕事のやりがいについてご紹介したいと思います。
不動産営業になる事を夢見る人達の参考になれば幸いです。
プロとしての急成長
宅地建物取引士の資格を持って不動産営業になった場合でも、しばらくの間はその知識が役立つことはありません。
営業として法律知識を使う事があるとしたら、それは契約段階になってからの話です。
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宅地建物取引士の資格は、不動産の仕事には欠かせないものです。 しかし、単に資格を取得した状態では、実際の職場に出てもあまり役に立ちません。 「あんなに勉強したのに・・」とガッカリする人もいるかもしれま ...
入社当時は、宅建で勉強したことがあまりに役に立たず、がっかりしたくらいです。
法律知識でお客様は来てくれませんし、物件のご案内ができるわけでもありません。
まずは、集客をし、資料を作成して物件案内をさせてもらうことが必要になります。
このようなプロセスには、宅建の知識は一切不要と言って良いくらいです。
入社後は、周辺物件の場所と価格を覚え、資料の作成方法を覚えること等が目先の課題になります。
不動産営業の仕事は、何か新しい事を経験することで成長していきます。
「よし、これで次から対応できる」と思える経験の積み重ねだからです。
経験したことがない事が減っていくことで、本当のプロフェッショナルになっていく実感が出てきます。
この業界では、一つの経験の価値が非常に高いです。
例えば、中古物件の売買をしたことがある営業と、全く経験の無い営業では価値が全く違いますよね?
これは、たった一日の経験の違いでも、自分が大きく成長できる仕事だということです。
私は、このような部分も不動産営業のやりがいの要素だと思っています。
感動の物語
「家を売る」という仕事は、顧客の人生に関わるものです。
この為、色々とドラマチックな事が起こることもあります。
そのドラマは、悲しい結末になってしまうこともありますが、感動する結末もたくさんありました。
お客様のご両親の愛を感じるエピソードや、ご家族の死に関わる事等、本当に様々な経験をしてきました。
多くの職種において、仕事で感動の涙を流す機会は少ないと思います。
不動産仲介営業(売買)をしていると、1年に一度くらいは感動で涙を流すことがありました。
私は、それほど涙もろい方ではありません。
それでも、涙をこぼしてしまうような出来事が起きやすい仕事なのだと思います。
これらの体験は、今でも私にとってかけがえのない経験であり続けています。
これは、不動産営業のやりがいとして、誰もが実感する要素だと思います。
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コミッション
不動産営業のやりがいを語ろうとすると、どうしてもコミッション(歩合)について触れざるを得ません。
やりがいの筆頭にはしたくない気持ちがありますが、大きな魅力であることも事実です。
不動産営業は、他の業種では得られない経験ができる上、自分の努力で年収を増やすことが出来るのです。
これをやりがいだと感じない方が不自然ですよね。(笑)
私が経験した感動エピソードの数々は、お金を払っても体験することができない内容です。
それを、給料とは別にコミッションまで貰って体験できるのですから、こんなに魅力的な話はありません。
多くの場合、契約までのプロセスには貴重な経験が含まれているものです。
コミッションを獲得するほど成長しているということでもありますから、やはり大きなやりがいになるのです。
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まとめ
不動産営業の魅力とやりがいは、決してこの3つだけではありませんが、特に大きな部分についてご紹介しました。
これ以外にも、多くの人との出会いがある事、ステップアップの選択肢が多い事等、色々と魅力はあります。
どのような人に適した仕事なのか書いた記事もありますので、興味のあるカテゴリーがあれば、覗いてみてください。