成功者の方々を俯瞰してみると、「人の思いつかない方法を実行したから、人が手にしていないものを得たのだろう」と感じる部分が多々あります。
人が出来ない事や、人が持っていない能力を身に付けた人というのは、皆が気が付かない何かに気付いた人という事だと思いませんか?
世の中には、誰も知らない勉強法を実践する人や、誰も思いつかないビジネスを考案する人等、独自の視点で差をつけている人達がたくさんいます。
今回は、そんな希少な成果を手にするための『差』についての記事です。
このお話が、皆さんの成長のヒントになれば幸いです。
差が付く理由
人との差が付く理由は、よく観察しなければ気付かないところに隠れています。
そして、そのヒントは、必ず各個人の強み(武器)と関連しています。
能力の差については、「頭の出来が違うからだ」等という理由でかたずけてしまう事がありますよね。
「元々の才能が違うからだ」という理由も同じです。
そう言ってしまえば簡単ですし、「あの人は特別だから自分にできなくてもしかたない」と救われる部分もあります。
でも、実際には、知能の高さによる『差』は、個人の努力でカバーできることが殆どです。
見方を変えれば、楽な言い訳をして逃げているという見方もできてしまいます。
自分の武器を確認する
誰もが皆、必ず1つは武器を持っているものですが、それに気付いていない人がとても多いです。
元々、目立つ武器を持っている人達が世に出ていく傾向があるので、自分には武器が無いと思い込んでいるのです。
例えば、着弾時に特殊な効果が発揮されるミサイルがあるとします。
この特殊効果の部分が、あなたの強み(武器)だと思って考えてみてください。
経営者タイプの人は、このミサイルを撃つことで「自分のやりたい事を実現したい!」という気持ちが爆発します。
この力が世界トップレベルに強いので、どんなに不可能に見える事でもなかなか諦めようとしません。
強い武器(気持ち)である程、破壊力のある成果を生むでしょう。
要するに、貴方の中で最も強い気持ち(感情)は、武器になります。
「人と関わりたくない」というミサイルを持つ人なら、この武器が「在宅ワークをするための勉強をする」というパワーで発揮されるかもしれません。
「誰かのために生きたい」というミサイルを持つ人は、普通の人には得られない強い人間関係とか、素敵な家庭環境を得ることに繋がっていくでしょう。
このように、誰よりも強い思いや感情は、使い方によって非常に強い武器になります。
そして、自分に向いている職業や、稼ぎ方等を見つめ直すことにも繋がります。
天職というのは、自分のミサイル(特性)にピッタリ合った仕事のことだと思うのです。
差が付く秘密
人との差は、相手よりも長く継続することで発生します。
継続だけでは超えられない何かを持っていると感じる場合、それは「その人の武器」を活かしているということになるでしょう。
つまり、大きな差をつけるには、自分の武器をフルに使った状態を維持すればいいのです。
誰よりも強い感情が働くのですから、そうそう負けないはずです。
この活かし方を知らない人は、宝の持ち腐れ状態になっているかもしれません。
ですから、深い意味での『自己認知』が大切なのです。
他人からの方がよく見える部分もありますから、親しい人に聞いてみるのも良いと思います。
そして、自分が強く持っている感情に目を向けてみてください。
そこに気付いて意識することが、人との差を広げる『秘密』の正体です。
ミサイルの副作用
自分の武器(ミサイル)は、時に自分の事も苦しめます。
どんなに強力な武器でも、自陣で爆発してしまえば悪いことしかありませんよね。
これと同じで、武器は正しく使うことができないと副作用が出ます。
例えば、分かり易い例として「お金が欲しい」というミサイルがあります。
この武器は、少なからず誰もが持っていますが、あまり強力すぎると危険ですよね。
お金が欲しいという気持ちが暴走すれば、手段を選ばなくなります。
そうなれば、犯罪をしてでもお金を手に入れるという行動に至ってしまします。
ですから、自分の武器については、悪い結果を招く場合のイメージも持っておかなくてはいけないという事です。
武器の軌道を修正し、正しい方向に使えば、成長を促進する原動力になっていくのではないでしょうか。
まとめ
自分が最も重要視している感情に気付くと、それを原動力にすることができます。
この部分を自己認知することによって、『何のために頑張るのか』が明確になり、強いパワー(原動力)に変換できます。
自分の武器に気付いていない人は、最も強い感情に目を向けてみてください。
どんな感情でも後ろめたく感じる必要は無く、活かし方の問題です。
ミサイルの本数や種類が増えれば、それもまた『人との差』になります。
意識するだけで、ちょっと人生が変わってくるかもしれませんよ?!