本試験まで3カ月を切ると、宅建の模擬試験を受け始める人達が出てきますよね。
この時期に模試を受けられるのは、比較的に勉強が順調に進んでいる人達だと思いますが、その結果に落ち込んでいる人もいるのではないでしょうか。
そんな人達に、エールを贈れたらと思い、私の経験を踏まえた見解を記事にしました。
宅建の模試の結果は、正しい受け止め方をしないと、メンタル的にマイナス効果が生じてしまいます。
ラストスパートへのモチベーションにも関わってきますので、この記事で正しい考え方を意識してみてください。
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宅建合格者がオススメの模擬試験(模試)を解説!
8月の模試結果は悪くて良い
模試で30問以上の正解がとれない状態だと判明すると、少し焦りますよね。
しかし、この時期(8月)の模試の結果で30問前後の得点がとれていれば、かなり合格の可能性が高いと思って良いと思います。
合格点に到達しないからといって落ち込む必要は全くありません。
私は、残しておいた過去問を模試として使用していたのですが、28問の正解・・・といった有様だった年度もありました。
一度でも37問以上の正解を達成すれば、少しは安心できるのですが、最初はなかなか到達しないものです。
そこで、この時期の模試の結果が悪くても良い理由について、正しい考え方をお教えしますね。
模試の役割
模試で大切な事は、実力確認と同時に、その失敗を活かす事ですよね?
つまり、模試で失敗した出題箇所を強化し、パワーアップする事も模試の役割だという事です。
ですから、最初の模試については、少し出来が悪いくらいで丁度良いと考えましょう。
仮に、模試の結果が30点だとします。
そこで、「30点しかとれなかった」等と考えてはいけません。
「あと7問分の勉強で合格できる」と考えてください。
実際、そうですよね?
あとたったの7問分です。
模試で間違えた箇所をしっかり復習すれば、おそらく33~35問の正解ができるレベルまですぐに到達できるでしょう。
つまり、実質的にはあと2~3問の勉強で良いところまで来ているようなものです。
早々に、模試や過去問で間違えた箇所を復習し、もう一度模試をしてみましょう。
2回目の模試は、かなり実力が付いてきていると思います。
2回目の模試が本番
本当の意味での模試は、9月後半から10月上旬までに行う2回目以降の模擬試験です。
ここでは、30問以上の正解ができていないと少し厳しくなってきます。
逆に、28~30問以上の正解ができている人は、勉強の成果が出てきている証拠です。
あと少し、ラストスパートをかけられれば、合格できる可能性が高いでしょう。
模試でコンスタントに30~38問の正解ができるようになっている人は、最後の詰めをしていくだけで大丈夫です。
過去に間違えた部分を強化し、ミスを無くすための練習をしていくだけです。
おそらく、勘違いやイージーミスを無くすだけでかなり合格に近づきます。
出来るだけ、苦手な部分を克服しましょう。
9月に35点を超えられている人は、ほぼ合格レベルですから、後は記憶の維持と細かい部分の詰めだけです。
余裕があれば、少し民法の勉強範囲を広げても良いと思います。
ラストスパート
どんな資格でもそうだと思いますが、ラストスパートのかけ方がとても重要です。
やり方を間違えると、逆に合格が遠のく可能性がありますよね。
典型的な間違えは、焦って勉強範囲を広げる事です。
「勉強が足りない」と思い込み、民法等の勉強範囲を広げてしまうのです。
このようなラストスパートは、逆効果になる可能性がありますので気を付けてください。
ラストスパートは、出題の可能性が高い部分から強化していくものです。
ですから、9月の模試で結果が悪かった人は、出題確率の高い部分から優先的に暗記を強化していきましょう。
とにかく「出る順」にこだわってラストスパートをかけることです。
そして、今までに間違えた問題を徹底的に学習してください。
これだけで、かなり実力がアップするはずです。
その理由は、「今まで間違えた問題が全て正解だったら」と考えれば容易に理解できるでしょう。
もしも、ここまでの勉強で間違えていた部分が全て正解だったら、貴方は合格点に到達していますよね?
ですから、過去に間違えた所を「出る順」に克服していくことが、合格への最短経路なのです。
模試の受け止め方
模試の結果が思わしくなかった場合、「本番だったら落ちていた・・」等と落ち込むものです。
しかし、いくら落ち込んでいても本番はやってきます。
それに、そんな考え方をして、モチベーションを下げるのは損です。
ですから、「本番ではなくて良かった」と思ってラストスパートをかけてください。
一日でも時間があるのなら、まだチャンスは残っています。
最後の数日間で、大幅な実力アップを達成する人もいるはずです。
そういった希望を捨てずに、最後まで努力し続けてください。
苦しくなった時は、「今頑張れば、来年の法改正で苦しまなくて済む!」と自分に言い聞かせましょう。
まとめ
模擬試験は、単に自信を失うだけの結果で終わってはいけません。
結果が悪かったとしても、「勉強が足りない」という事が判明したのですから、前進しているのです。
模試の結果がどのようなものであっても、具体的な対策が立てられるようになったと考えて、残りの時間を大切に使ってください。
ここからのラストスパートでの伸び幅で、合格率は大きく変わります。
本番までのラストスパートでは、過去問を中心に1分でも長く勉強してください。
「あと1問やろう」という頑張りは、本試験で必ず報われます。
この記事が、皆さんの励みになっていれば幸いです。
合格報告を心よりお待ちしております!