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不動産営業のつくり方

営業職で上司に従い過ぎない人が成長する理由

営業マンに対して指導をする人の中には、体育会系の精神論が抜けない人がいます。

このような指導者(上司)がいる会社は、働く人達のメンタルや、営業スタイルに大きな影響を与えてしまいますよね。

パワハラだと感じる人もいると思います。

この記事では、このような精神論者達の指導に従って働いていった結末と、それに逆らった人達の結果についてご紹介したいと思います。

社風に従う事

小規模の不動産会社で働いていた頃、最初は会社の伝統に違和感がありました。

働いている人達(営業仲間)は良い人ばかりでしたが、会社の指導方針が少し体育会系な面があったのです。

 

具体的には、「大きな声を出せ」とか、「できると言い切れ」等、典型的な精神論を押し付けるものでした。

全てを否定するわけではありませんが、あまり効果が見込めないルールが多かったのです。

 

しかし、やってみなければ分からない部分があったのも事実です。

大声で挨拶する事に何の意味があるのか疑問を感じながらも、とりあえず実践していると、良い変化を感じる事もあったからです。

 

まず、社内の雰囲気が暗くなることがありませんし、無理やり声を出すことで滅入らない効果がありました。

社外からも「元気が良くていいね」等と言われることもあり、やってみて初めて会社の意図が理解できた部分があったのです。

 

その反面、こんな事を実践しなくても成長する方法はありますし、全ての人が肯定する風土とも思えませんよね。

このような社風には、どうしても抵抗を覚えるという人もいるはずです。

 

社風と営業スタイル

社風には、どうしても従わなければいけない部分がありますよね。

挨拶や接客スタイル等、会社の方針が明確なら、それに習うしかありません。

 

しかし、営業スタイルについては別です。

コンプライアンスと顧客への対応に問題がない限り、個人の持ち味を活かすべきだと思います。

 

しかし、精神論を持ちだす上司は存在していて、それをさせまいとする事もあります。

どこの会社にも、この手の人はいるものですよね。

かつての自分が効果を感じた事は、後輩にも実践させるという発想で、相手に合わせるという事をしません。

 

私が常々思っていたのは、「この人の真似をしていてトップになれるのか」という事です。

もしも、あなたが売れる営業になりたいと考えていて、少なからず向上心を抱いているのなら、誰の教えを信じるべきかをよく考えてください。

 

営業スタイルは、とても重要な要素となります。

ですから、安易には自分の描くスタイルを崩さない方が良いです。

但し、素直に助言を聞き入れる気持ちは持ち続けていてください。

そして、確実に間違っていると実感できた時だけ変化させましょう。

 

精神論や誤指導

以前、ある上司に、「やることが無ければ電話をかけろ」と言われたことがあります。

しかし、私はこれを実践しませんでした。

 

一番の理由は、顧客に迷惑な行為だからです。

私だけで完結することであれば考えますが、平凡な上司からの教えについては、自分の信念を優先したほうが良いと思ったのです。

 

違和感を覚える指導については、聞く耳を持たない勇気も大切です。

大抵の上司は、営業時代に「ソコソコ売れた」という人達ですから、貴方の理想が高ければ、彼等の助言はあまり役に立たないでしょう。

中には、殆ど営業経験が無いのに、偉そうに指導している人さえいます。

 

もしも、あなたが目指しているのがグループ全体とか、エリア全体でのトップだとしたら、そんなレベルの人達を見本にしている意味はありません。

一定ののレベルを超えた領域の事は、彼等には教えることは出来ないからです。

 

つまり、草野球レベルの指導は無視して、メジャーリーガーからの助言を聞く意識を持つようにしてほしいという事です。

何事も基礎は一緒なのですが、最高レベルに到達した人達が見出した「基礎」には、また違った視点が生まれている場合も多いのです。

 

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あなたが売れない原因

素直に、上司の言う通りの営業活動をする人がいますよね。

精神論者や、誤った指導をする上司のせいで売れない人達です。

特に、上司を怖がる人は、彼等の言いなりになってしまう傾向があります。

 

同時に、それは「その上司のレベルを超える事がない」という事でもあります。

どこかで自分の持ち味や、オリジナリティを考えなければ、彼等を超えることが出来ません。

それには、相手の指導の「間違い」を見抜く感性が必要です。

 

自分の営業スタイルに取り入れるべき事を判断するセンスは、誰かから教えてもらうものではありません。

どんな営業になりたいか、というビジョンから生まれるものだと思います。

 

もう一度、今まで上司から教えられた事をよく思い返してみると良いと思います。

そこには、必ず「間違い」があるはずです。

 

それぞれの結末

自分が正しいと信じる道を行く人は、成長の頂点が未知数です。

自分の努力次第で、どこまでも上に伸びていく可能性がありますよね。

 

一方で、自分の考えを優先し、「上司に従わない」という行動には、色々と難しい部分もありますし、正しくない方向へ進んでしまうリスクもあります。

人間関係とか、社会人としての立場といった事情も、自由な行動を制限するでしょう。

しかし、そこに知恵を使えないようでは、成長も知れているのではないでしょうか。

 

例えば、「今から電話して訪問してこい」等と言われても、「夜は絶対に訪問しないでくださいと言われています」等と適当な事を言って阻止すれば良いのです。

今時、こんな時代遅れな営業方針の会社は無いかもしれませんが。(笑)

 

経験上、上司の言う通りに営業活動をしていく人は、おそらく退職することになります。

成果が出た時には上司の手柄となり、失敗したときには自分の責任だと感じる為、ストレスが大きくなっていくからです。

その結果、「辞める」という結末になる事が多いのです。

 

自分が正しいと思えない事を実戦するのは精神的に辛いですし、あまり成果も出ません。

そして、いつしかそんな営業スタイルが染み付いてしまい、本来の持ち味を無くします。

頑張っても成果が上がらず、自信を喪失していくでしょう。

そして、「自分には向いていない」という結論に至るわけです。

 

私からすれば、営業に向いていない人などそうはいません。

上司の言う通りに頑張っているのに売れないのは、自分の才能が無いからではありませんよね。

上司の教えが間違っているだけの話です。

あなたが売れないのは、現在の上司のせいではありませんか?

 

まとめ

上司や先輩からの教えには、様々なものがあります。

そして、どれを取捨選択するかは、貴方次第です。

私自身も、上司の教えに逆らいながら自分のスタイルを確立した口です。

間違っていると感じる手法は、大抵は貴方に合わないスタイルなのだと思います。

誰かの言いなりになれば、この業界から去ることになるのではないでしょうか。

皆さんも、従いすぎには注意しましょう。

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