宅建の無料独学と営業のコツ

不動産営業のつくり方

公務員の年収ってどれくらいなの?

私は、不動産営業の仕事を通じて、色々な職業の年収を見てきました。

勿論、個人情報は公開できませんが、幅広い業種における年収相場については一般論としてお教えすることができます。

公務員の人達は、住宅ローンも通りやすく、不動産営業が最も安心できる相手でもあります。

公務員を目指す人達の他、単純に「公務員の年収が知りたい」という方に読んでいただければと思います。

 

公務員のボーナスと年収

公務員の顧客の場合、平均して年収は700万円を超える人が多かったです。

中には、ボーナスが3回(春、夏、冬)支給されるという事例もありました。

ボーナスの額も、一般的な企業よりも多い傾向があります。

 

私が見てきた公務員の事例は、警察官、自衛官、郵便局員、小学校教師、消防士、地方公務員、官庁関係等です。

同じ公務員でも、かなり仕事の厳しさや環境が異なる印象でした。

 

年収が最も高かったのは、自衛官と消防士です。

1千万クラスの人もいました。

 

警察官の職業事情

私は、警察官の方に縁があり、今までに3名の方を担当したことがあります。

サバサバした人が多く、話が早い傾向がありました。

年収は、600~900万円位のレンジです。

 

問合せから購入までのスピードも、公務員の中ではダントツだった印象です。

偶然にそのような方達に当たっただけなのかもしれませんが、3名も重なると職業傾向なのかなと思ってしまいますよね。

普段から時間に追われているのか、とにかく早く進めたがる傾向があります。

 

仕事での苦労は、所属している部署によってかなり異なるようでした。

警察官という職業は、それだけでプレッシャーを感じる人もいるようです。

 

休日に家で過ごしていても、近所の人からは『警察官』という目で見られるので、気持ち的には休まらないそうです。

近所からもトラブルを相談される等、公私の区別が困難になるという悩みを持っています。

 

職業柄、安易に断ることができない為、プライベートでの犠牲も多々あるようです。

警察官にも休日がある」という感覚を持ってもらえないのだそうです。

こんな職業事情も、事前に知っておくべき情報だと感じました。

 

自衛官の職業事情

海上自衛隊と陸上自衛隊で、かなり様子が異なる印象でした。

個人的に、どちらの場合も思った以上に年収が高くて驚きました。

海上自衛隊の場合、訓練等でしばらく家に帰れないこともある様子で、かなり忙しそうな様子でした。

 

陸上自衛隊の方は、災害等の場合は別として、比較的に安定したスケジュールの様子でした。

おそらく、部署等によってかなり異なるのだと思います。

 

共通しているのは、どちらも独特のストレスがあるらしいですが、その分だけ年収は高いです。

有事の際には危険も伴いますから、覚悟も必要な仕事ですね。

 

私が担当したケースでは、年収が700~1000万円といったところでした。

 

郵便局の職業事情

私は、公務員の中でも、最も労働環境が悪そうだと感じたのは、郵便局でした。

働く人同士のいがみ合いや、派閥的な組織が多いようなのです。

一部の局に限ったことかもしれませんが、ちょっと意外な話として記憶しています。

 

配達員の仕事では、結構なノルマが課されるらしく、年賀状等の時期にはかなり疲弊する様子だという話も聞きました。

日本郵政になって以降、どのように変化したのかはわかりませんが、あまり良い話を聞きませんね。

 

単価の低い業種ですし、LINEの台頭等で状況が厳しいのも想像できます。

年収的には、600万円前後です。

悪くはありませんが、職場での大変さを聞く限り、それほど高いとも感じませんでした。

 

小学校教師の職業事情

小学校の先生の話は、かなり衝撃的な仕事環境でした。

ほのぼのとした毎日を想像していたのですが、実際は全く異なっていて、超激務なのだそうです。

 

子供の頃、小学校の先生って、なんだか楽そうな仕事だと思っていませんでしたか?

実際の先生に聞いてみると、かなりストレスも大きい職業だと感じました。

 

PTA等、子供の親が出て来る場面では、モンスターペアレントと呼ばれる人達がいます。

このような面倒な人達の相手もしつつ、子供達のケアをしなくてはいけません。

 

夜遅くまでテストの採点をする事も多く、一人で数十人を当てにする大変さは相当なもののようです。

最近では、コロナへの対応等もありますから、一段と苦労は増しているでしょう。

 

仕事量とストレスに対しての対価としては、少し不満が残る年収である場合が多いかもしれません。

それと、実家がお金持ちの人が多い印象です。

 

年収的には、500~700万円位のレンジです。

 

消防士の職業事情

消防士は、勤務時間が不規則なので、家族と過ごす時間をとるのが大変そうでした。

夜勤等があるので、体調管理と体力維持が重要です。

危険な仕事という事もあり、年収は高いと感じました。

 

私の担当した顧客はかなりのベテランでしたので、新米隊員の場合はよく分かりません。

電話に出られない時間も多く、忙しそうな印象でした。

 

やはり、24時間体制で緊急対応する職業は、それなりの苦労がありそうです。

年収は900万円前後と高めですが、それだけでは割り切れない職業なのではないかと感じました。

 

地方公務員の職業事情

地方公務員の方から聞くのは、「つまらない組織」という共通点です。

杓子定規な世界なので、淡々と業務をこなす毎日に慣れるだけという事でした。

仕事に面白味は無いと言う人が多いのですが、その一方、待遇面での満足度が高いようです。

 

資金計画的に余裕のある人が多く、物件価格の半分を現金で購入する人もいました。

職場恋愛も多い様子で、夫婦で公務員というパターンも目にします。

 

仕事に対しては、「きちんと休める」とか、「定時であがれる」等というメリットを感じている人が多かったです。

年収的には、500~800万円位のレンジです。

 

まとめ

営業職のようなノルマはありませんが、公務員にも色々な苦労があるようです。

待遇面では一般企業よりも優れているので、それと相殺できる人は良い職場になるのだと思います。

個人的には、「いくら年収が高くても就きたくない」と感じるケースもありました。

せっかく公務員になっても、業務内容等が合わずに辞めてしまう人も多いようです。

公務員を目指す方は、くれぐれも各自の「向き不向き」にお気を付け下さい。

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