第一印象は、「顔」と言っても過言ではないでしょう。
この記事では、不動産営業において、この「容姿」がどの程度成績に関係するのかについて取り上げてみたいと思います。
統計的な検証
私は、仕事で数百店舗の不動産屋に何度も足を運び、膨大な人数の営業マンと名刺を交換しました。
営業マン達と話をしていると、大体のキャリア等が見えてきます。
私自身も、元々は不動産営業の仕事で活躍していましたので、相手の実力もなんとなく推察できるほうだと自負しています。
その名刺交換の機会に、当然イケメンや美人に出会う事もあります。
かつて、不動産営業をしていた頃の同僚にも、イケメンはいました。
彼等の成績等から、平均的な活躍度を想像してみるのが良さそうです。
これを統計的な検証とは言えないのでしょうけれど、無いよりマシということで。(笑)
私の出会った美人・イケメンの不動産営業達は、「たぶん普通の成績だな」と感じる人が多かったです。
それと、もう一つ。
「キャリアが浅そうだな」と思う人も多かったです。
これが何を示しているのかは、結論と一緒にご説明したいと思います。
契約数の統計
結論を出す前に、別角度からも考えてみたいと思います。
この検証をより正確にするためには、「実際に売れている人の容姿」の統計も重要ということです。
こちらは、契約の本数で見ることが出来ますから、まさに統計です。
売れている人の容姿が統計的に整っているのか。
それを判断するには、私が過去に出会った「トップ営業」の顔を想像するのが最も簡単な方法です。
何も計算の必要も無く、正確な統計を知ることができますよね。
幸い、私は、かなりたくさんのトップ営業達と会っています。
彼等の顔を思い出してみて、正直なイメージを言います。
それは、「悪くはない顔」というイメージです。
イケメンと言うには褒めすぎですし、美人と言い切れる人もいませんでした。
美人・イケメンの結論
でも、私の統計では、彼等が平均よりも売れている様子を感じませんでした。
不動産営業は、扱う商品の価値が高い仕事です。
この為、容姿よりも信頼感や人間性などが重視されるのだと思います。
最初の印象が良くても、契約に至るまでのプロセスで不安を感じれば、顧客は離れてしまいます。
美人・イケメンの不動産営業が、信頼感や人間性の面でも優れていたら、誰も叶わない無敵の営業になるのかもしれません。
私が出会った美人・イケメンの不動産営業達には、キャリアが浅い人が多いようでした。
自分の容姿に自信のある人は、自分が不動産営業として働けば『優位性がある』と考えて転職してきているのではないでしょうか。
しかし、実際には、その容姿の効果がそれほど感じられない結果に至るのではないでしょうか。
彼等のキャリアが浅いのは、同じような考えで入社してくる人と、諦めて出ていく人が常に入れ替わっていることを示しているのかもしれません。
「不動産営業の離職率が高い理由とは?」では、不動産営業の離職パターンについても紹介しています。
まとめ
結論としては、不動産営業で成功するために特別な容姿は必要ありません。
一般的なマナーや、清潔感さえあれば十分だと思います。
むしろ、明るい性格とか、誠実な人柄等のほうが武器になるように思います。