2019年度は、宅建の難易度について話題の多い年になりそうです。
合格基準点が37問以上に上昇し、多くの受験生の目標意識が変わるはずです。
これに伴い、当然に今までとは勉強法が変わってくる部分が出てくるでしょう。
この記事では、2019年度に特化した勉強法についてご紹介したいと思います。
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2019年の難易度
試験自体の難易度が変わるかと言えば、それほど大きく変わるはずもありません。
しかし、多くの受験生が難易度を気にするのは、「出題傾向の変化」に目を向けているからでしょう。
問題のレベルは同じでも、その問い方等によっては「難易度が上がった」と感じることがあります。
受験経験がある人は、試験の後で問題の解説等を読み、「落ち着いて考えてみれば普通の難易度だった」と感じた経験があるのではないでしょうか。
多くの受験生は、過去問中心に学習をしていますから、過去に出題されたことが無い問い方をされた時に焦ってしまいます。
見たことの無い出題方式をされると、「難しい」と誤認してしまうのです。
そういった意味では、2019年度の宅建試験の難易度は上がると考えても差し支えないかもしれません。
許容範囲とはいえ、合格基準点が前年比で2問分も増えてしまったのですから、少し工夫をしてくる可能性はあると考えるのが妥当ではないでしょうか。
勉強法の変化
2019年度の勉強法は、「激変」とまではいかなくても、かなり意識して変えていく必要が出てくると思います。
何故なら、「今年は絶対に受かる!」と本腰を入れる人が例年以上に多いはずだからです。
この理由は、2020年に多くの法改正が発生する為、とても勉強が大変になることにあります。
このような危機感がネット上等で常識化し、皆がそのような意識になっていくと思います。
その上、先程述べたように、試験の出題形式を変化させてくる可能性があります。
受験生のレベルも高くなると予想できますので、試験主催者側も知恵を絞るでしょう。
つまり、「難易度を変えずに、合格基準点を下げる」という工夫です。
合格基準点は下がる?
2019年度の試験が、前年度と同じレベルの試験内容になった場合、合格判定基準は更に上昇する可能性が高いでしょう。
今年は、真面目に勉強する人が多くなる上に、前年の基準点が高かった為、高得点が取れる実力を付けてくる人の数も増加するからです。
では、主催者側が、難易度を変えずに合格基準点を下げる工夫をするとしたら、どうなるでしょうか。
答えは実に簡単です。
複合問題や、新しい問い方をする問題を増やせば良いのです。
難易度はそのままにしながら、正確に暗記した人が勝ち残る内容です。
つまり、見慣れない問題は多くなりますが、聞いている内容はいつもと変わらないレベルという事です。
こうすると、難易度が変わったわけではありませんが、ミスや勘違いは増えます。
このような変化に対して、「難易度が上がった」等と大騒ぎをする人もいるでしょうが、私は受験生の準備の問題だと思います。
あくまでも予想ですが、このような出題傾向の変化によって、難易度は例年に保たれたまま、合格基準点は36問程度になると考えています。
2019年の勉強法
仮に2019年の合格基準点が36問以上の正解になったとしても、この36問を正解するには、例年以上に努力が必要かもしれません。
難易度は同じながらも、間違えやすい問題が増えると思うからです。
結局、確実に合格レベルに到達するのは、38問以上の正解を目指した勉強法を実行した人になるのではないでしょうか。
確実に合格を狙う人達は、これくらいを目標に勉強するでしょう。
もし、出題傾向に変化が無かった場合には、合格基準点は38問以上になる可能性もありますから、今年については当然の準備なのです。
そこで、今年の勉強法は、少し視点を変えなければいけない部分も出てきます。
法改正に伴って、新たに出題範囲に含まれた部分を含め、本試験出題の可能性が高い部分から学習していく事が例年以上に求められると考えます。
また、新しい形式の設問に備えて、理解を深める癖もつけておきたいところですよね。
この秘訣については、別記事でご紹介していますので、興味のある方は読んでみてください。
参考記事
-
宅建士試験の出題配分を分析予想 2019年度版
2018年の本試験は、例年よりも合格判定基準点が高くなり、37問以上の正解が必要となる結果でした。 2019年度の宅建士試験を確実に合格するためには、今までとは少し見方を変えなければいけない部分も出て ...
まとめ
2019年度は、不合格になった時のショックが、いつも以上に大きな年になるはずです。
今年は、早めに勉強をスタートさせ、確実に合格できるプロセスを歩んでほしいと思います。
当サイトのHPからは、法改正を含め、ヒントとなる記事をアップしています。
気分転換に読める雑談記事などもありますので、宅建勉強サイトとして活用してみてください。
本年度の合格を心よりお祈りしております。