この記事では、カラー診断を用いたストレスの解読方法についてご紹介します。
カラー診断の知識が無い方は、意味の理解が難しい内容かもしれません。
以下のリンクから、カラー診断について学習した上で読むと、深く理解できるはずです。
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ストレスとなる上司のタイプ
もしも、貴方の上司がオレンジやイエロータイプだったら、職場にそれほどストレスが無く、快適だと思います。
つまり、ストレスを感じる上司というのは、パープル・レッド・ブルーの内のどれかである事が多いのです。
彼等の発言がどのような心理から来るのかを理解すると、驚く程にストレスを感じなくなります。
カラー別の対処方法を知っておく事で、かなりストレスが軽減されるのです。
この記事で、一つずつ説明していきますので、実際の職場で役立ててもらえればと思います。
貴方のストレスとなっている上司が、どのタイプに該当するか考えながら読んでみてください。
パープルな上司
パープルの人達には、「人に認められたい」という心理的なニーズがあります。
認められたい部分としては、「価値観」とか「信念」に関する部分です。
誰にでもあるニーズに思えるかもしれませんが、その強さとこだわりが違うのです。
この為、自分の考えを絶対的なものとして位置付ける傾向が強くなります。
逆を返せば、自分は「絶対に正しい」と思っているから認めさせたいのです。
このような心理的ニーズは、以下のような症状となって表れます。
- 自分の考えを押し付ける(根拠の無い自信)
- 長々と語り出す
- 部下の考えを否定する
- 物事を決めつける
- 嫌味を言う
- 人の話を聞かない
パープル上司が仕事等でストレスを感じると、このような症状が強くなります。
認められるために意見などを発信するので、結果的に部下がそれを受け止めるしかない状況が起こります。
すると、その影響を受ける部下のストレスも増えるという悪循環が起こりますよね。
この悪循環を止めるには、どちらかがストレスを解消して、普段の状態に戻る必要があります。
実は、上司が腹の立つ態度をしてくるときは、その上司自身のストレスが大きくなっている時でもあるのです。
「俺はこんなに大変な立場なんだ!」と発信することで、心理的ニーズを満たそうとしている場合もあります。
「違うんだよ!」と他者を否定することで、自分の考えが正しいのだと認めさせようとする事も増えます。
パープルは自分の価値観を尊重し過ぎる所がある為、物事に対して「自分は分かっている人間だが、殆どの人は分かっていない」と感じるのです。
物事を主観的に考えてしまうので、自己中心的に見える人もいます。
お酒が入ると、熱く語り出す人も多いです。
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パープル上司への対策
心理的なニーズが満たされれば症状は軽くなるはずですので、貴方からそのようなアプローチをするのも有効です。
考え方(価値観)を褒めるとか、経験を称えること等が有効なので、「仰る通りですね」とか、「経験が違いますね」等と言った言葉を聞くと、症状が軽くなることもあると思います。
しかし、そのような癒しの言葉は「もっと満たされたい」というニーズを発動させる可能性もあります。
そうなってしまうと、自分の考えを更に語り出すかもしれません。
パープルタイプには、このような面倒臭い所があります。(笑)
本来なら、上司のストレスを部下が軽減する必要はありません。
そんな努力をすれば、きっと余計に不満が募りますよね。
ですから、大事なのは、何故そのような言動をしているのかを知る事の方です。
そして、相手のストレスを増幅させないように配慮して、被害を最小限にする事です。
貴方が彼等の信念とか価値観と異なる行動や言動を行うと、貴方への態度がより一層悪化するからです。
パープルタイプの上司から何か面白くない事を言われたら、「ストレス症状だ」と思えば良いのです。
自分が1つ上のメンタル階層から理解する事で、腹も立たなくなるものです。
子供の悪口に腹が立たないような感覚で、心理的な理解が深まると、むしろ気の毒に思えてくるのです。
レッドな上司
レッドタイプの上司は、面倒くさがりです。
ですから、部下の仕事を手伝うことは極力しません。
それでいて、偉そうに短い言葉で命令します。
「ここ行け」とか、「これやれ」等といった感じの指示が多いです。
暴言によって罵倒したり、暴力に及んでしまう人もレッドに多いです。
レッドタイプは、人をからかったりするのも好きです。
また、ストレスを感じると、自分の得になるように人をコントロールします。
裏工作等によって、自然に自分が得をする状況にしていくのにも長けています。
なんだか、あまり良い人に思えないかもしれませんが、そうゆうわけではありません。
カリスマ性と行動力がある、感覚的に優れた凄腕の営業マンも多いです。
いざとなると親分肌的な部分を発揮して、部下を守ろうとする一面もある人達です。
赤い物を身に付ける傾向があるので、よく観察しましょう。
有名人では、アメリカのトランプ大統領が象徴的です。
赤いネクタイが多く、考えるより先に口にしてしまうような所がありますよね。
レッド上司への対策
レッドタイプは、特別扱いされる事が好きです。
そして、何か「得」をする感覚を得ると、心理的に満たされます。
しかし、仕事の中でこのような心理的ニーズを提供できる場面は少ないですよね。
ですから、対応策を見つけにくいカラータイプでもあります。
知っておいてほしいのは、レッドは行動や発言を感覚的に行う人達だという事です。
ですから、言動や行動に悪気はありません。
気付いた時には既に発言し終わっているような感じです。
パープルタイプのように嫌味を言ったりはしない反面、八つ当たりのような行動を取ることがあります。
実際に、物に当たったりもします。
しかし、基本的にはサバサバとした感じで、荒れても台風のように感情が去っていきます。
つまり、こちらがジッとしていれば、相手の方がイライラして何処かへ行ってしまうのです。
気が短いので、これを利用するのが有効な対処法と言えそうです。
次の瞬間には、怒っていたことも忘れているようなスピード感がある人達なので、いちいち真面目に受け止めているとこちらが疲弊してしまいます。
あなたが傷つく必要は無く、瞬間的かつ感覚的にストレス発散しているのだと考えてください。
そして、レッドに対しては、言い訳(言葉)は通用しません。
行動と結果でしか見ていないので、それを意識してみて下さい。
指摘されたことは、「すぐにやります」等と即答し、すぐに終わらせてしまうのが得策です。
性質の悪いレッド(パワハラの横行等)の場合には、他の会社へ移ることを考えましょう。
ブルーな上司
ブルータイプの上司の欠点は、理屈っぽくて冷淡な部分です。
無表情で愛想がなく、計画通りに事を進ませようとします。
感情的な話をしたがらないので、情を重んじて欲しい人(パープル)にとっては辛い相手です。
冷酷な人のように見える事も多いと思いますが、実は論理的な決断をしているだけです。
例えば、飛行機が墜落しそうだとしましょう。
現在は海上を飛んでいますが、間もなく確実に市街地に墜落しそうです。
そんな時、海上で戦闘機に撃墜させるという決断ができる人がブルーなのです。
ブルーの強い人は、機械的な判断でリスク回避し、損失を防ぎます。
合理的にどちらが良いか判断するので、冷たく感じるのです。
感情が無いのではなく、正しい判断をするために感情を入れない事がベストだと考えるのです。
ブルータイプの上司がストレスを感じると、以下のような症状が出て来ます。
- 文章や言葉の誤り等を過剰に指摘してくる
- 自分だけで仕事を進めようとする
- 機械的な態度を取る
- 時間や期限に細かくなる
- 予定を押し付けてくる
ブルー上司への対策
ブルータイプの上司には、その態度にストレスを感じる人が多いかもしれません。
「理屈っぽい奴!」とか、「細かい人だな」等と思ったことがあるなら、貴方の上司はブルータイプです。
少し極端ですが、ドラマ相棒の杉下さんのようなイメージです。
ブルータイプへの上司対策は、とても簡単です。
単純に、きちんとした仕事をすれば良いだけです。
正確な情報を与え、時間やルールを守ってあげれば、怒ったりすることも減るはずです。
そして、そのように働いていれば、結果的に営業成績のボーダーラインを割る事も無いのではないかと思います。
因みに、全カラー中、最も淡々と死の宣告(退職を促す)をするのもブルーです。
論理的思考で「会社に不要」と判断されないように頑張りましょう。
まとめ|対処方法のポイント
カラータイプによる特徴は、2色混合で出現する場合も多いです。
普段、よく使う色が2色の場合があるからです。
しかし、どんな人でも必ず最も強いカラーが1つ決まっています。
それを見抜いてください。
強く出ている特徴から判断できると思います。
そして、その相手に対して「嫌な奴」とか、「過剰に怒られた」等と捉えずに、心理的なニーズを満たそうとしているだけなのだと考えてください。
基本的に、相手のストレスを解消してあげよう等とは考えないでOKです。
心理的な作用を理解して、必要以上に悲観的に受け取らないようにする事が大事です。
中には、家庭環境でストレスを抱えている上司もいるでしょう。
貴方の上司にストレス症状が出ていたら、割と可哀そうな環境に置かれた人なのかもしれませんね。