今年も本試験が終了しました。
本年度の特徴や傾向について簡単にまとめておきたいと思います。
難易度について
受験生の殆どの方が今年の問題は難しいと感じているようです。
特に、民法の問題にクセの多い内容が多かったと感じたのではないでしょうか。
毎度のことながら、この試験は全問正解する必要はありませんから、難しい問題に取り組むのではなく、確実にとれるところを落とさないという意識が重要です。
実際の合格のボーダーラインを見てみないと分かりませんが、基本的な重要ポイントをきちんと学習していた人達については、「やや難しい程度」といった印象だったのではないでしょうか。
50問全体を見てみると、得点できる問題数についてはそれほど変わっていない印象です。
難しいところと簡単なところが極端だっただけで、総合得点を稼げる学習ができている人は、問題なく合格できるレベルだったとも言えるのではないでしょうか。
その他法令
その他法令については、やや間違えやすい問題はあったものの、平年並の難易度だったように感じます。
例年よりも難しいと感じた人は、過去問の学習が足りなかった可能性が高いです。
正誤問題のポイントを注意深く読み解いていけば、正しい答えを見つけられる難易度だったと思います。
民法と盛土規制法については、今後も新しい出題のしかたが継続する可能性もありますので、今後も「その他法令」で差をつける必要が高まるかもしれませんね。
宅建業法
宅建業法と5問免除に該当する問題については、満点を狙えるくらいの内容でした。
例年より簡単というわけではありませんが、基本的な問題が多かった印象です。
今年の宅建試験は、特に後半戦をしっかり正解できる力があったかどうかが分かれ道になる内容だったように思います。
つまり、いつも以上に基本的な学習でミスできない年だったという事ですね・・。
まとめ
民法やその他法令の難易度が高い年というのは、過去にも何度かありました。
今年の試験においても、そう感じた人は多かったかもしれませんが、だからこそ基本的な問題での差が出やすい年度と言えるでしょう。
毎年のことですが、各校から発表される予想ボーダーラインを参考に、気分転換しながら合格発表を待ちましょう。
サイコロを投げてから後悔しても意味はありませんから、とにかくここまで頑張ってきた自分を褒めてあげましょう(笑
たとえ、結果がでなかったとしても、今年勉強したことは必ず糧になっています。
皆さん、本試験、お疲れさまでした!