2024年度 宅建本試験の出題予想について、できるだけピンポイントにまとめてみました。
本来、最善の本試験対策は、過去の出題範囲についてしっかりとした実力をつけることです。
残された時間が少ない人や、思うように予定が進んでいない場合には、予想されている箇所を集中的に学習するしかありませんので、参考にしていただければと思います。
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民法改正への対応
民法は、本試験で何問の正解を目指すのかによって勉強量が変わってきますので、少しでも軽減できるように絞っていきたいと思います。
あくまでも予想ですので、確実に合格を目指す方は優先順位の高い項目という認識で捉えていただければと思います。
2024年度についても、民法大改正の影響を受けやすい状況だと思います。
過去に出題された改正点について、違う聞き方で確認してくる問題等も警戒しておくと良いでしょう。
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民法の主な改正点(2020年4月)
2020年度の宅建試験対策として、民法大改正の影響は大きなものがあります。 民法だけに留まらず、宅建業法への影響が及ぶ部分もあり、今年の試験対策は例年以上に苦労する部分がありそうです。 宅建(不動産取 ...
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2024年の民法出題予想
ここからは、完全に私の個人的な見解になります。
これまでの経験を活かし、自分が受験するつもりでピンポイント予想をしてみます。
当たるかどうかは保証できませんが、参考になれば幸いです。
ピンポイント予想は、本試験までの間に修正する可能性があります。
試験直前まで、定期的にチェックしてみてくださいね。
各項目をクリックすると、テキストを閲覧できます。
- 問1 時効
- 問2 契約不適合責任
- 問3 法律行為
- 問4 代理
- 問5 不法行為
- 問6 抵当権(根抵当権)
- 問7 賃貸借
- 問8 保証債務
- 問9 相続
- 問10 契約の解除
この10問の内、最低5問以上の正解を目指してください。
それ以上の得点ができれば、大きなアドバンテージになります。
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契約不適合責任と瑕疵担保責任の違い
2020年4月に民法が大幅に改正されます。 しかも、不動産関係者や宅建受験生にとって、間違いなく大きな影響が出てくる内容です。 中でも特に重要なのが、「瑕疵」という概念が使われなくなった事です。 この ...
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2024年 宅建業法の出題予想
そもそも、宅建業法については完璧な学習をするのが一番です。
当サイトの無料テキストでは、頻出箇所や法改正ポイントを赤色等で強調して表示しています。
頻出箇所についても記載してありますので、無料テキストでの重要ポイントを意識すれば効率良く学習できます。
「出るところ」だけを抜粋したテキストになっていますので、活用してみてください。
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宅地建物取引業法の独学テキスト集
宅地建物取引士の試験を独学で受験する方々に向けて、流し読み用の無料テキストを作成しました。 流し読み用とは言っても、きちんと合格レベルの知識が得られる内容になっていますので、メインテキストとしても使用 ...
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特に意識して欲しいポイントを以下に記載しておきます
- 土砂災害警戒区域等に関する説明義務について
- 37条書面への消費税額の記載(売買に関わる消費税額の記載)
- 第47条 故意に事実を告げない行為
- 業務停止処分の原因となる行為
- 行為の取消しの制限(47条の3)
- 宅地建物取引士の登録(18条)
- 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者(5条)
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都市計画法
直近で高確率で出題されると考えられるのは、都市計画法テキスト④の内容です。
勉強の優先順位は、④と③を高くしておくことで、得点の可能性が高くなるはずです。
1問は開発行為からの出題、もう1問は、テキスト①~③の複合問題だと予想します。
建築基準法
建築基準法については、型式適合認定や、防火性能に関連する問題等にも、引き続き注意が必要だと思います。
空き家に係る譲渡所得の3,000万円特別控除の特例についても改正がありましたので、注意が必要だと思います。
まずは過去問を参考に、基本的な知識を固めることを優先しましょう。
農地法
農地法は、平成30年11月の一部改正を含め、復習しておきましょう。
土地区画整理法
この法令は、全部を学習してもそれほどの量ではありませんので、確実に1問を獲得できる勉強をしておいて欲しいところです。
余程時間が無い場合を除いて、できれば予想に頼らないようにしてください。
国土利用計画法
国土利用計画法は、複合問題として出題される年度もありますが、近年の傾向から見て、大きな変化は無いと思われますので、以下の項目を予想します。
- 土地利用目的に関する勧告
- 事後届出の届出事項
- 勧告を無視すると、それを公表されることがあること
- 注視地域は、事前届出が必要であること
盛土規制法
2024年度から新しい法律に生まれ変わって出題されますが、今までと同じ部分も多いです。
最新のテキストを作成していますので、ポイント等はこちらでご確認ください
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宅地造成及び特定盛土等規制法の宅建無料テキスト
宅地造成等規制法は、宅地造成及び特定盛土等規制法(盛土規制法)に法律名が改正され、2024年度の宅建本試験から出題されます。 従前の内容と変わらない点も多いですが、改正箇所についてはしばらく新しい問題 ...
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区分所有法
区分所有法の予想は、範囲が広いのでとても難しいです。
あえて予想するなら、敷地利用権・議決権からの出題です。
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区分所有法の宅建独学用無料テキスト
宅建の試験では、毎年1問は区分所有についての問題が出題されています。 この1問を確実に正解するために、無料テキストを作成しました。 比較的、攻略がしやすい内容だと思いますので、しっかり学習しておきまし ...
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不動産登記法
本年度は、相続登記と、所有権移転に関係する部分からの出題に警戒しましょう。
借地借家法のピンポイント予想
民法改正の影響が生じる部分からの出題を予想します。
賃料の減額請求等については、民法改正との関連が深く、特に注意が必要だと思います。
造作買取請求権や、転借人への対抗力についても重要だと考えます。
当サイトの過去問集では、ポイントがつかめるように解説してありますので、これで強化してみてください。
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宅建独学サイトの無料テキストと出題予想
これまでに書いてきた宅建に関する重要記事と、流し読み用の無料テキストを一つの記事にまとめて使いやすくしました。 この記事をお気に入りに入れておけば、テキストを持ち歩いているのと同じ状態にできるというわ ...
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本試験でのアドバイス
最後に、解けない問題(難問)に直面した時の対処法についてです。
本試験では、今までに勉強した法令知識を活かすことを考えてください。
「なんとなく違う気がする」という感覚があったら、既存知識を駆使して判断してみましょう。
不正解になるにしても、自分の学習経験によって決断した失敗であるべきだと思います。
本試験では、「わからない問題は全て特定の番号にする」等と決めてしまう人がいます。
これって、すごく勿体ない行為だと思いませんか?
せっかく勉強してきたのですから、少しでも自分で考えて、可能性の高い肢を選んでほしいと思います。
普段から、問題を解くときには、テキストに書いてあった些細な部分まで思い出してみる努力をしてみてください。
考えた上での正解なら、たとえ確信がなかったとしても「たまたま」ではありません。
「なんとなく」とか「多分」という感覚で回答していたとしても、それは勉強の経験から発動した感覚ですから、あなたの実力なのです。
こういった意識で、普段から答練に挑んでおくと良いと思います。
勿論、全て確信をもって回答できるレベルになることが望ましいですが、そう簡単にはいかないものです。
ですから、日頃から総合的に考える訓練と意識が大事だと思います。
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宅建合格を7月からの3カ月で達成する方法
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まとめ
宅建試験は、基本的に出題頻度の高い法令が決まっている試験です。
ですから、宅建業法等を初めとする主要法令については、ピンポイント予想に基づいて学習するべきではなく、きちんと得点できる力をつけることが合格への近道であることを忘れないでいただきたいと思います。
どうしても時間が足りなくなってしまった人は、直前期にこの記事を見直して効率よく学習されると良いかもしれません。