「もっと集中力が欲しい」とか「もっと長く勉強できるようになりたい」といった願いを抱く事があっても、実際にこれを実現できる人って少ないものですよね。
向き不向きはありますが、そんな集中力・持続力を高めるメンタルコントロール方法があります。
実は、資格試験等において突出した結果を出している人の多くは、これを意識的に用いています。
元々、自然に実行している人もいるかもしれませんが、普通の人とはやり方が違うので飛びぬけた結果が出るわけです。
今回は、そんなノウハウについて、少し詳しくご紹介したいと思いますが、この記事を読んでも本当の価値や効果について真意を理解できない人は多いと思います。
実際、この効果を感じられる人は少ないはずですし、きちんと継続できる人も僅かです。
でも、全てを意識して実行できれば確実に結果が変わってきます。
あらゆる場面での集中力強化できるノウハウですので、体得を目指してみてはいかがでしょうか。
達成者の思考をする
まず、大前提として、貴方が達成したいと思う物事に対して「必ずできる」とか「必ずやれる」と信じ切る(信念を持つ)ことです。
成功者は、ここに強いマインドコントロールを行っています。
物事を達成できない(しない)人や、頭(思考力)の悪い人は、すぐに出来ない理由を探します。
「時間が無いから」、「難しすぎる」、「自信がないから」等、少し考えれば克服できるような理由を付けては、離脱する(やらない)という選択をするので、今の自分よりも向上することなく時だけが経過していきます。
言い換えれば、凡人で終わる才能に満ちている人、ということになります。
すぐに努力しないと決めてしまうのですから、当然ですよね。
一方、物事を達成する人達は、『やれるようにする工夫』(どうすれば解決できるか)を考えます。
時間が無ければ朝早起きをして時間をつくろうとか、空いた時間を無駄にしない努力や工夫をするでしょう。
難しい事に直面したら、「自分なりに簡単にすればいい」と考えますし、自信が無かったとしても「最初から自信のあるやつなんていない」等とマインドコントロールして挑むのです。
最初に申し上げておきますが、こういった思考ができない人や、人並みの根性も無い人には、この記事を読んでも全く意味がありません。
簡単に答えだけを手に入れたい人達には理解できないノウハウですので、読んでも時間の無駄です。
人とは違う着眼点
何事においても、人が気付かない価値ある発見をする視点を持つことで、他者と差をつける方法がみつかります。
今からご紹介する考え方についても、確実に他者との差が広がるノウハウです。
例えば、勉強法とか集中力に関する動画や記事を見ると、ほぼ100%と言って良いくらい「やり方」についての内容ですよね。
皆が見ているノウハウは、たとえそれを実践してもあまり差がでない可能性もあります。(皆がやるので)
ですから、人が気付かない面白い着眼点や効果があると感じるノウハウにこそ価値があると思います。
この手のノウハウはアウトプットされず、その人だけのノウハウとして存在していることも多いですから、余計に価値があると思います。
休憩の質を追求するという発想
1日4時間以上の勉強を1年継続するのって、かなり大変そうに感じますよね?
これができる人とできない人の違いってどこだと思いますか?
実は、この違いは「休憩のとり方にある」という着眼をしている人達がいます。
私も実践していますが、その効果は初日から感じました。
脳科学的には、記憶を強くする脳内の働き(整理)は、リラックス状態や睡眠時に行われていると言います。
おそらく、このノウハウはそんな部分に着眼し、「休憩の質にこだわろう」ということになったのだと思います。
以前、著名な麻酔科の医師の方からも同じような話を聞いたことがありました。
その医師は、集中力を欠いた状態で手術に立ち会うことは危険なので、仕事中であっても脳が疲れたと感じたら5~10分寝るのだそうです。
これで高いパフォーマンス(脳の活性)を維持しているそうで、これは学生時代から実践していたそうです。
考えてみれば、「休む」というアクションは、良いパフォーマンスを出すのに欠かせない要素です。
命にかかわる真剣勝負をしている人達が実践しているノウハウには、確かな効果があると考えて良いでしょう。
短時間でも脳に休憩をとらせることで持続力が生じるのは当然すぎるほど自然な理屈なのです。
でも、殆どの人はここに強い意識を置いていませんよね。
スマホ病を利用する
もう一つ、これに関連したノウハウをご紹介しておきたいのですが、それはスマホ閲覧についてです。
現代社会では、暇さえあればスマホを見たり、常に何かを思考しています。
多くの人が、脳を効率よく休ませる時間が足りない無い事にさえ気付いていない状態です。
スマホは、目からの刺激で脳を興奮させる効果があるそうで、就寝前に見るのはあまり良くないと言われています。
人と違う視点という観点で言えば、「スマホで脳が刺激されるなら、それを利用しよう」と考えるのも一考ではないでしょうか。
寝ぼけた頭を起こすカンフル剤として、スマホ閲覧を朝に行う習慣に変えればいいのです。
このような発想も、1つのノウハウですし、これで一日のパフォーマンスが少しでも変わるのであればやる価値があります。
リスクを逆手にとって、朝の脳起動に一役買ってもらえばいいのです。
受験生の皆さんは、『朝の1時間は好きなだけスマホを見る』というルーティーンに変え、その分だけ夜に勉強すればいいのです。
脳を停止させる休憩
私の場合は、元々から脳のONとOFFが極端なタイプでした。
脳の性能(スペック)が悪いせいか、本能的に休憩してるんだと思うんですよね。
このように、元々自然(本能的)にやっている人もいるかもしれません。
一方で、いつも気が張っていて、神経質な人もいますよね。
こういったタイプ(性格)の人は、自分で意識して脳の活動を停止させないといけないと思います。
そのための具体的な方法を、私が見聞きした偉人達のノウハウからご紹介しておきます。
集中力を高める方法
集中力を高めるには、脳が活性化した状態をつくることが重要です。
そのための方法として、トップレベルの人達に実践されている方法が以下の4つです。
- 瞑想する
- 短く眠る
- 頭を空っぽにして何も考えない
- 全く違うことをする
勉強や長時間の作業等で疲れた時は、5分程度でいいので上記4つの内のどれかを実践してみてください。
瞑想について
瞑想にも色々な種類があり、やり方なども様々のようですが、難しく考える必要はありません。
誰でもすぐにできるやり方でいいのです。
一般的には、自分の呼吸だけに集中し、何も考えないで目を閉じて心を落ち着かせるイメージです。
これを数分やるだけで、休憩後のパフォーマンスが変わります。
短時間の睡眠をとる
勉強をしている最中にウトウトしてくることってありますよね。
そんな時に頑張っても無駄ですので、思い切って寝てしまいましょう。
但し、きっちり5分とか、10分と決めてください。
自力でコントロールできない人は、アラームをセットして眠るようにしましょう。
体質等によって、一度寝てしまうと寝起きが辛いという人もいるようですが、訓練することで変わっていきます。
慣れてくると起床後のパフォーマンスが劇的に良くなります。
頭を空っぽにする
ある意味で瞑想に近い状態でもありますが、瞑想よりももっと手軽な感じだと思えば良いと思います。
会社とか学校等の場合、ガッツリ瞑想するのは恥ずかしい面もありますし、スペースや人目の問題もあります。
いつでもどこでも単純にボーっとして何も考えない状態になる練習をする点が、先に述べた瞑想との違いです。
これを5分~10分できるようになったら、『起動』を意識して休憩を終えるイメージです。
脳の使い方を変える
少し疲れたり、飽きてきたら、違う作業や勉強を行うのも集中力を維持する対策の一つです。
脳は、一定の作業をすると飽きてきて、疲れや苦痛を感じるようになっているそうです。
なので、ちょっと毛色の違う作業を同時進行で交互に行うと効果が高いです。
受験生の場合であれば、色々な教科があるでしょうし、テキスト(インプット)と問題集(アウトプット)で切り替えても良いと思います。
質の高い脳活動を維持すること
人間の知力はそれほど大きくは変わらないものです。
確かに天才的な脳を持つ人もいますが、大多数の人達は同じようなスペックで生まれてきています。
その中で、成績の優劣がつくのは、まさに脳活動の継続性にあると思います。
例えば、長時間にわたってベストな脳活動ができる人と、そうでない人の差は歴然でしょう。
知能は同じでも、最も良い状態が長く続けば勝てるのです。
では、それをどうやって実現するかって話(ノウハウ)なんですね。
今回の記事でご紹介したようなノウハウを極めると、4時間程度の勉強や作業等は辛いとも感じません。
4時間をクリアした先には、10時間単位でのコントロール法を確立している猛者がいるわけです。
私は、そんな人達が難関資格などで合格しているのだと考えています。
実践するのは難しいことですし、強い意志も必要になりますが、挑戦してみる価値はあると思います。
ダメなやつにならないプライドを持て
意思が弱くてダメな人っていますよね。
口だけで何も達成できない人とか、簡単な約束を守れないような人達です。
また、超ダメな人に共通するのは、「ダメでもいいや」と開き直る等、楽な結論を選ぶことです。
そして、真面目にやる人や正論を律する人を「そっちがオカシイ」と認識(又は否定)し、自分を正当化します。
つまりは、できない・やれないのが普通だとか、ちょっと感覚がズレている等と主張するわけです。
普段はどんなにダメでもいいのですが、やるべき事(仕事や人としての行動)については絶対にダメ人間にはなってはいけません。
誰もがそういった弱い面があるものだとも思いますが、最終的には「ダメなやつと思われたくない」とか「ダメ人間になりたくない」と思うプライドの違いなのではないかと思います。
私は、ダメ人間になるくらいなら死んだ方がマシだと本気で思っていますので、なるべく楽をしない道を選びます。
大抵の場合、大変な方(ダメ人間になる可能性から遠い方)を選んでおけば自分や顧客のためになるものです。
まとめ
集中力を高めるためのノウハウとは、脳を騙す(コントロールする)技術です。
この記事でご紹介した方法以外にも、自分にあったコントロール方法があるはずですので、そんな視点をもって取り組んでみてください。
習得できれば、今までとは違うレベルで学習が進むようになりますし、勉強が辛いという感覚もなくなります。
人間の脳というのは、意外に単純です。
戦下では、気持ちを高ぶらせるような熱い言葉や掛け声(鼓舞)だけで命を捨てられるテンションまで上げる効果を生んだ史実もあります。
自分に言い聞かせる強い言葉を持つ事は、さながら魔法使いのようなものなのです。
あとは、これを皆さんがどう捉え、実行するかの問題です。
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