宅建の無料独学と営業のコツ

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IQが高い人が宅建を受けるとこうなります

資格試験では、合格レベルに達するまでの勉強時間について知りたくなるものですよね。

勉強に必要となる時間については、一般的な目安であれば簡単に調べることができます。

では、IQの高い人が宅建の勉強をした場合、トータルでの学習時間はどのくらい短くなるのでしょうか。

今回は、そんな疑問にお答えする内容です。

この話を読むと、国家資格の勉強において何が大切なのかや、自分自身の勉強法について考えるきっかけになるはずです。

 

 

IQで勉強時間は短縮できるか

IQが高い人は、記憶のスピード、理解度といった面ではアドバンテージがありそうですよね。

国家資格に挑戦しようと考える人達のIQレベルは、100~120が平均値だと思います。

 

難関資格(弁護士等)に合格するレベルにおいては、IQ140前後の人達の割合が増えるとも言われています。

そう考えると、「IQが高い方が合格しやすい」と言えそうです。

 

しかし、合格率と勉強時間は必ず比例するとは言い切れませんので、この部分の認識には注意が必要だと思います。

具体的な事例によって、もう少し話を分かりやすくしましょう。

 

学習時間の詳細

結論から言えば、IQが高い人と、そうでない(普通の)人とでは、合格に必要な勉強時間はそれほど変わりません。

IQによって違いが出る部分は、勉強方法(覚え方)・理解力・分析力といった部分においてです。

 

これらの能力が高いなら、勉強時間も短くなるはずでしょ」と思うかもしれませんが、そうでもないのです。

実は、この部分がとても重要なポイントだと思うので当記事を書いています。

 

まず、宅建の試験勉強では、「テキストを一周して過去問を解く」といった流れになるのが一般的です。

あとは、それぞれを何周するかの違いだけです。

これ以上に効率的な勉強法もないでしょうし、実際に合格者は必ずこのような流れで勉強しています。

 

テキスト精読にかかる時間

例えば、IQが高い人がいたとして、皆さんの何倍でテキスト本を読めるか考えてみてください。

また、過去問を一通り演習するのにかかる時間は、何倍で進められるでしょうか。

 

結論として、ちょっとくらいIQが高いからといって、人の何倍ものスピードで本が読めるわけではありません。

問題文の理解や処理速度についても「多少早い」というくらいで、たくさん演習を積んだ人の方が有利です。

 

IQ200超といった想像を超えるレベルのことは判りかねますが、このようなレベルの人達の比率は低すぎて比較すること自体が無駄です。

そもそも、そんなIQを持つ人は規格外だからです。

 

そう考えると、この記事で想定している「IQの高い人」というのは、世間で頭が良いと言われるような人達ってことになります。

東大出のような人達をイメージすればいいのではないでしょうか。

 

実際、IQ150前後の人達は結構いますし、それほど珍しい存在ではありません。

私たちと同じようにたくさん勉強して身に付けている人達であり、少し思考力が高いだけです。

要するに、世間でちょっと頭が良いと言われるようなレベルに過ぎないので、勉強量で何倍もの差が出るわけではないのです。

 

仮に、2倍のスピードでテキストを読むことができる人がいたとしても、必要な試験勉強全体で見れば、せいぜい数時間の違いですよね?

しかも、その内容をしっかりと記憶できているかどうかは別の話です。

速読をするだけでは意味がないですし、過去問をこなさないといけませんので、ここで大きな差が出るとは言えません。

 

過去問をこなす時間

どんなに頭が良い人でも、問題文を読み、解答用紙に記入するまでの時間はそれほど変わりません。

ですから、過去問5年~10年分をこなすために必要な時間も、それほど変わらないことになります。

 

つまり、宅建程度の国家資格においては、IQの高さは殆ど関係ないのです。

テキスト精読と過去問に500時間かかるとしたら、誰でも500時間くらいはかかるってことです。

 

ですから、一般的に分析されている学習時間というのは、あながち間違っていません。

要するに、テキスト精読と過去問演習に必要な時間をベースに〇時間~〇時間という表示をしているのです。

 

宅建の学習時間は、300~500時間と説明されることが多いです。

これって、どんなにIQが高くても最低300時間前後はかかるってことなんです。

 

もし、これを下回る時間で合格したという事例があるとしたら、計測基準が違うとか、たまたま予想が当たった事例だという事です。

確実に合格するレベルに到達するには、ベースとなる300時間が必要ってことです。

 

個人差が出る部分を知ろう

最低でも200~300時間が必要になるとして、追加で必要となる勉強時間には個人差があります。

この個人差は、暗記をするスピードとか、間違えたところを理解する能力とか、苦手分野を見極める分析力等によって差が出ます。

 

自分の弱点が分からない人は、同じところで得点を失いますから成長が遅れます。

出題傾向を把握する分析が出来ない人は、暗記の優先順位に無駄が出ます。

このような部分においてIQの高さが影響してくることは多々あるはずですが、基礎となる部分においては平等に同じ時間がかかります

 

ですから、最初の300時間で挫折する必要はありません。

300時間もやったのに、全然ダメだ・・」等と落ち込む必要はないんです。

宅建の場合、300時間やったところがスタートラインですから、300時間を超えるまでは「自分は勉強が下手なのかも・・」と思う必要もないのです。

 

まとめ

話をまとめると、IQの高い人は勉強時間を最短にできる可能性は高いものの、やはり既定の基本時間はかかる・・という事です。

300時間~500時間と言われる試験であれば、300時間前後にはできるかもね・・・って感じです。

 

そもそも、宅建の本試験を開始10分程度で終えられる人はいませんよね?

これは、どんな天才であっても、問題文を読み、マークシートへ記入する時間が必要だからです。

 

これと同じ理屈で、過去問学習においても必ず数年度分の演習時間が必要になります。

考えてみれば、このような原則的なルーティン作業にはIQの高さはあまり関係がありません

 

記憶力に特化したIQを持っていたとしても、文章問題の理解や応用力が必要ですから、結局は時間をかけて演習しなければならないでしょう。

ですから、「自分なら短期間で合格できる」といった過信をしないほうが賢明です。

貴方の知能指数が人並以上だとしても、結局は地道な学習時間が必要になり、努力の量も変わらないからです。

 

ですから、自信が無い人でも、頭が良い人達に対する劣等感は不要です。

宅建合格を諦める人達は、試験が難しい事を理由にしがちですが、実態としては「継続をやめた人達」というだけの事だと思います。

基本的には、規定量をこなすまでのスピード(期間)の問題だけですので、根気よく継続してみてくださいね。

宅建をなめている天才よりも、継続力のある一般人の方に分がある試験だと思いますよ。

 

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