コロナウイルスへの感染防止対策として、様々な国家資格や認定資格で試験が延期されています。
2020年度の宅建受験生に与える影響も、一応は考えておく必要がありそうです。
宅建の本試験は10月ですが、それまでに完全な終息をするかどうかは不明ですし、受験勉強の段階においても様々な影響がでてくるはずです。
そこで、「今から準備しておける事」という視点で、コロナウイルスが宅建受験生に及ぼす影響について考えておきたいと思います。
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受験生への影響
2020年4月、政府からの緊急事態宣言が行われました。
この影響で、様々な分野で自粛が加速し、セミナーや試験等の開催も続々と延期が決まっています。
宅建の法定講習についても、提出型での対応をする等、既に影響が出ています。
受験生については、本屋へ足を運びにくい状況ですので、テキストを探す活動が遅れている人もいると思います。
また、スクール等に通学して学習していく予定の人達は、WEB学習への切り替えを余儀なくされています。
講師に直接質問できるメリットが無くなるので、多くの受験生が独学に近いスタイルで勉強することになるでしょう。
WEB上でリアルタイムな質問ができる場合は別ですが、基本的には自力で学習する範囲が増えそうです。
この為、今年のポイントは『独学勉強法』にあると言えるかもしれませんね。
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保護中: 2020年度の宅建試験ピンポイント出題予想
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感染による学習の遅れ
もしも、受験生がコロナウイルスに感染してしまったら、その間の勉強が遅れます。
症状が軽ければ、勉強しながら療養することもできますが、高熱等が出ている状態では学習をストップするしかありませんよね。
感染する時期が試験間近になってしまう事態も想定し、今年は少し前倒して学習しておくのが得策です。
本試験の際に感染してしまうのが最大のリスクですので、試験が近づいた時期は、油断せずに感染しないための努力をしましょう。
今年の勉強スケジュールについては、2週間程度は前倒して計画するのが得策です。
おそらく、最低でも6月頃までは外出を控える動きが継続するでしょうし、感染者数もゼロにはならない可能性が高いです。
受験生としては、土日のお休み等を勉強に充てる機会が増えると思います。
この期間での学習が、今年の差になってくるはずです。
ラストスパートをかけるつもりで、夏までの勉強量を調整(強化)しましょう。
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WEB教材への影響
自粛ムードが強まり、WEBサイトや動画を見て勉強する人が増える事が予想されます。
スクール各社も、動画作成に力を入れてくるのではないでしょうか。
受験生にとっては、動画での学習時間が増えることになるのかもしれません。
ここで注意しておきたいのは、「文字に慣れる訓練」を怠らない事です。
本試験は、WEB上で行われるわけではありませんので、文字での理解が基本です。
過去問についての解説動画等も増加すると思いますが、基本的には過去問は文字媒体で行うようにしてください。
文字媒体での訓練が足りないと、本試験でミスが出るリスクが増大します。
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試験会場が複数になる?
試験会場についてもコロナウイルスでの影響が考えられます。
10月事には、さすがに感染者数が減少しているとは思いますが、試験延期も有り得なくはない話です。
開催ができる状態であったとしても、会場を増やして受験生同士の間隔を空ける等、いつもとは違う配慮がされるかもしれません。
この場合、自宅から最も近い受験会場に自動的に割り振られるといった措置になるのではないかと思います。
手続きについても、いつもとは少し違う事になる可能性がありますので、定期的にチェックしていきましょう。
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まとめ
話をまとめると、宅建受験生が今から準備しておくべき事は、以下の通りです。
- 2週間程度の余裕をもった学習スケジュールを立てる
- 自粛時間を利用し、夏までの勉強量を増やす
- WEB媒体での勉強に偏らず、文字媒体の過去問等をやる
- 当サイトを活用し、傾向と対策等をチェックする
- 試験開催についての情報に注意する
- コロナウイルスに感染しない努力を怠らない
今年は、民法の大改正も重なっていますので、色々と苦労も多いと思いますが、頑張って最後まで諦めずに勉強していきましょう。