少し過激なタイトルですが、これはスクール批判の記事ではありません。
宅建のスクールをオススメしている記事はたくさんありますが、突き詰めて考えてみると「その人に合ったスクール」というのは、誰かがオススメできるものではありませんよね。
この記事では、私が宅建の無料独学サイトを運営する中で感じる、スクールの本当の姿について書いてみたいと思います。
スポンサーリンク
宅建スクールのススメ
私は、宅建の無料サイトを運営していますので、基本的に宅建は独学で合格できる資格だと思ってはいます。
でも、受験する人達には様々な事情があって、スクールを使うことがプラスになる人達もいますよね。
スクールを利用することで、時間を節約しているケースもあることでしょう。
私の場合、スクールを利用せずにネットの情報だけで合格しました。
周囲にもそんな独学者が大勢います。
私を含め、そんな人達は、スクールの意味について理解が浅い傾向があるのかもしれません。
当サイトへコメントやメールをくださる方々からの感想を見ていると、スクールの意味について改めて考えさせられます。
特に、スクールを利用することによる2つのメリットについてです。
私のサイトには無いメリットなので、ここにスクールの魅力があるわけです。
2つのメリット
スクールを利用している人達から感じるメリットの1つは、「質問できる」という部分です。
私の場合、無料で運営しているので、「わからない事を直接聞きたい」というニーズには答えることができません。
つまり、マンツーマンで教えるということは、スクール業としてしか不可能なのです。
その分、質問が出ない内容にしようとは心がけているものの、やはり分からない部分は出てくるものだと思います。
考えてみれば、「いつでも質問できる」というオプションには、それだけで数万円の価値があるのかもしれません。
もう1つのメリットは、スクールを利用する「安心感」です。
スケジュール管理や傾向と対策をする等、「自己管理」が苦手な人もいて、このような人達は、当サイトのような無料媒体よりも、大手スクールの情報に安心感を覚えるのだと思います。
つまり、苦手な部分を「スクールが補ってくれる」という安心感です。
結局は自分が頑張らなければ合格はできませんが、受験生にとって心理的な自信はとても大切なものですよね。
自信が持てず、「自分でも合格できるのだろうか」と不安になってしまう人には、スクールがとても心強い味方に感じるのだと思います。
お金を払うことによって、「やるしかない」という状況をつくる効果も あるようです。
スポンサーリンク
スクール受講生の様子
当サイトは宅建独学者用のサイトなので、スクールを利用しない人達が訪れることを想定していました。
受験当時の私と同じように、独学で苦労している人達をサポートしてあげたいと思っていたのです。
でも、実際にサイトを運営してみると、かなりの割合でスクール受講生が利用しています。
これは、決してスクールの教材が悪いからではなく、「有益なものは取り入れたい」という事だと思います。
つまり、「いいとこ取り」で両方使っているわけですね。(笑)
結果的には、スクールも当サイトも、「宅建受験生を応援する」という目的は同じなので、当然と言えば当然の結果かもしれません。
彼等を見ていて思うのは、両方を使い分けてもスクール料金が無駄になるわけではないという事です。
以前は、スクールの教材がある人が無料サイトを見るのは、スクールが無駄だと認めるようなものだと思っていました。
しかし、これは大きな間違いで、お恥ずかしい限りです。
要するに、合格に近づく動きをしていれば、無駄な事など一つもありません。
スクールの教材の方が良い箇所もあれば、無料サイトの方が分かり易い部分もあるでしょう。
「いいとこ取り」で勉強が進むのであれば、何の問題もないという事です。
目的は『合格』なのですから、どこにお金を払おうと、無料サイトで勉強しようと、合格すれば全ては「得策だった」という事になりますよね。
おすすめのスクールとは
検索ワードを調べてみると、「スクール おすすめ」等で検索をしている人は結構いるようです。
誰かの体験談や、「ここのスクールで合格した」等という情報を求めているのかもしれません。
しかし、テキスト選びと同じで、それが貴方に合うかどうかは別ですよね。
第三者が「ここがいいですよ」とか「ここがオススメです」等と言うのは無責任に思えてなりません。
私は、第三者から勧められるのは、『資料請求してみては?』というところまでだと思います。
そこから先の話は、本人が決めるべき部分です。
「その人に合っているかどうか」は、誰かがオススメできるわけがありません。
「資料請求のオススメ」までなら親切だと思いますが、「絶対ここがオススメです」みたいなアドバイスは、ちょっと信用できませんよね。
別記事では、資料請求時のポイント等についてもまとめていますので、よろしければ参考にしてみてください。
まとめ
資格スクールは、「自分の足りない部分」を理解した上で探すと良いと思います。
もう少し詳しく言えば、「自分に合った教材があり、自分の不得意な部分を補ってくれそうなスクール」です。
それが、私のオススメするスクール選びの真の姿です。
勉強に対する「自信」が無い人もいれば、「スケジューリング能力」が足りない人もいますよね。
これらを自分で考えられる人は、無料サイトや市販本で勉強すれば良いのです。
人それぞれの状況に合わせて選ぶものですから、「誰かからオススメできるスクールは存在しない」と思うのです。
人の意見に流されず、自分の目でしっかりと選んでもらえたらと願っています。