地方から東京への就職(又は転職)をする際、職場だけではなく、生活環境や住居選びにも不安があると思います。
特に、働く場所(勤務地)と住む場所の距離感等は、東京をよく知らない人には検討し難いですよね。
不動産会社の評判や社風等についても、全く見当がつかない中で探すのはリスクが高いです。
地方から出てきて、就職先に失敗すると、「辞めたくても辞められない」という辛い状況に追い込まれてしまいます。
この記事では、東京の不動産会社で働く上で知っておくと良い情報等をご紹介しておきたいと思います。
東京で不動産営業マンになる!
東京で暮らすには、色々とお金もかかりますから、給与面で魅力のある営業職を選ぶ人もいるでしょう。
そこで、東京で不動産営業マンとして働こうという人達に向け、不動産業界専門の求人サイトの活用等、いくつか予備知識をご紹介しておきたいと思います。
まず、稼げるエリアについてお話しておきたいと思いますが、東京ではエリアによって相場感がかなり異なります。
不動産営業職には、大きく分けて『賃貸』と『売買』がありますが、どちらを選んだ場合でもエリアによってニーズがかなり違います。
賃貸物件を探す顧客は、なるべく「便利で人気のある街」に住みたいと考えます。
皆さんも、これから東京に住もうとしているのでしょうから、同じ気持ちだと思います。
賃貸系の営業職に就く予定の人は、今の気持ち(顧客の感情)をよく覚えておくと良いです。
住みたい街ランキングで上位にランクインするような場所は、常に人気があります。
地方から出て来る人達は、ネームバリューのある街への憧れが強いようです。
一方、売買物件を探す顧客の場合、「自分でも購入できる場所」で探すことになりますから、かなり需要が違います。
つまり、貴方が選ぶ職種によって、勤務地がかなり変わるという事でもあるのです。
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賃貸営業で働く場合
東京で賃貸営業として働く場合に、勤務地を検討するヒントを伝授したいと思います。
先程も申し上げた通り、賃貸の顧客が多い地域とは、要するに人気のある地域ですよね。
しかし、「人気はあるが、物件件数が少ない」等という街もあります。
ですから、ネット等で市場にある物件数を確認しておくことも大事です。
賃料が高いエリアの顧客は、富裕層の比率が高くなりますので、ある程度の知識やマナー等が求められることも多くなります。
この為、自分の目指すスキルレベルによって、どれくらいの賃料の物件を扱うかを決める事になります。
賃料の高いエリアでは、接客対応や知識の面で高いレベルが求められる機会が増えるという事でもあります。
自分にとって「丁度良い街」を見つけ、その周辺で就職先を探すのがコツだと思います。
ですから、まずは勤務地のリサーチを進めるところから始めてみましょう。
例えば、杉並区か目黒区だと決めたとしたら、その地域に走る沿線で賃料や物件数等を調べていけば良いわけです。
賃料相場から、その地域に住む人達の収入レベルもなんとなく想像がつくはずです。
自分に合うレンジがよく分からない人は、一定のエリアに展開する支店を持つ不動産会社を選ぶと良いです。(転属等で移動できる可能性があるので)
東京へ出てきてから無駄な転職を繰り返さない為にも、事前のリサーチはしっかりとやっておきましょう。
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売買営業で働く場合
売買の仲介営業職として働く場合、賃貸の場合よりも更にエリア選定が重要です。
賃貸の場合と違って、売買の顧客は購入することが目的で、取引金額も大きいです。
ですから、基本的には「一生住む家」という感覚で検討と決断を行う人達が相手になります。
賃貸物件を決める場合に比べ、顧客心理がかなり異なるのは想像できますよね。
知っておいて欲しいのは、物件価格によってかなり客層が変わる点です。
例えば、3千万円の物件を買う人と、5千万円以上の物件を買う人では、かなり購入感覚に差があります。
売買の営業職では、年齢が若い事が信用面で不利になりがちです。
ですから、初心者はなるべく低価格帯の地位が活躍しやすくなります。
そうなると、東京でも郊外のエリアということになりますので、就職先を探す際の基準等がかなり変化するわけです。
売買についてのエリア選定については、別記事で詳しく書いていますので、こちらを参考にしてください。
ライフスタイルも考えよう
東京で働き、楽しく暮らしていくためには、貴方のライフスタイルをイメージしておくことも大切です。
東京に出てきた事を後悔する人は、ライフスタイルの重要性を理解していなかった人も多いのではないかと思います。
具体的には、仕事と私生活のバランスを考えておくということです。
これによって、一人暮らしをする場所について、勤務地との距離感がかなり違ってきます。
当面、仕事中心の生活をすると決めているのなら、勤務地の近くへ住むのが理想ですよね。
逆に、プライベートであちこち見て回りたいと考えているなら、利便性の高い場所に住むのが理想です。
賃貸系の仕事なら、街に詳しくなることも大事ですし、遊ぶ場所等についても体感しておく必要があります。
私生活や東京に慣れることを優先するのなら、それに適した街というものがあるはずです。
休日の過ごし方を考えておく事で、ストレス等と上手く付き合える効果もあります。
東京進出を後悔しないためにも、時間をかけて良い部分だと思います。
最近は、シェアハウスという形態も流行していますよね。
自分の性格的に「誰かと一緒に暮らす安心感が欲しい」という人等は、このような選択肢も検討してみると良いかもしれません。
家探しはネットより現地即決
ライフスタイルのイメージが固まると、かなり具体的な居住地が見えてくると思います。
漠然と「この辺りの駅でいいかな」等という決め方とは違い、確信を持って決断できるようになると思います。
東京では、住む場所によってかなり通勤時間が変わってきます。
毎日のことですから、通期時間や混雑具合等はとても重要な関心事です。
オススメとしては、比較的に交通の便の良い東京郊外をターゲットにすると良いと思います。
グーグルマップ等で街の雰囲気を見ておき、ある程度の候補地を絞っておきましょう。
東京の賃貸物件はとても流動的なので、引っ越し直前に現地で見つけるしかありません。
「キープしておいてもらう」という感覚ではなく、「来週から住む」というタイミングで現地で見て探せばOKです。
いくつか候補地を持っておけば、必ず(いつでも)物件はありますので安心してください。
オススメの就職・転職ツール
東京の交通網は、慣れない人には複雑で分り難いですよね。
駅のイメージや街並み等も、グーグルマップで見てみるくらいが限界でしょう。
東京では、電車での移動が最も速い手段になります。
そして、特別快速や急行等の止まる駅であるかどうかが、大きなポイントになります。
これって、地方在住の人達が調べるのは、結構大変なのではないでしょうか。
駅と駅の距離感や、所要時間の違いを感覚的に検討できないと思います。
もしも、貴方に東京にいる友達がいれば良いですが、その人の感覚をどこまで信用して良いかも疑問が残りそうですよね。
できれば、東京の交通網に詳しい人に相談するのが得策なのは明らかです。
そこで、私がオススメするのは、相談業務を受けてくれる就職サイト、又は、エージェントがいるサイトを利用することです。
不動産業界専門の求人・転職サイトでは、JOBエージェントがオススメです。
不動産業界に特化した求人サービスを展開しているので、エージェント達が各企業の社風やノルマの状況等を把握しています。
地方の人達にとっては、突っ込んだ質問をすることができるのが大きなメリットだと思います。
分からない事は詳しい人に聞くのが一番ですし、エージェントには一定の責任も発生しますから、情報に対する信頼も持てるでしょう。
転職アプリでは、圧倒的にミイダス(MIIDAS)がオススメです。
とりあえず、この2つを登録してみることから始めると良いです。
ミイダスでは、同世代・同業種の年収データの他、自分に興味を持っている企業が確認できます。
ほぼ入力作業が無く、5分程度で登録できる便利な転職アプリです。
「ミイダス コンピテンシー診断検索機能」を活用すれば、転職希望者と相性のよい上司・部下のタイプや、転職希望者がストレスを感じやすい環境など、社風・組織カルチャーへのマッチングに役立つコンピテンシーを軸に転職希望者にオファーを配信することができます。
一方で、転職希望者のメリットとしては、学歴・年齢・経験職種関係なく、自分のコンピテンシーを評価してくれる企業と出会うことができるようになります。
自分の思考性やビジネススキルを評価してくれる企業に出会うことで、入社後に馴染めなかったり、社風に合わなかったりするリスクを少しでも減らすことができます。
まとめ
勤務地の最寄り駅には、通勤するのに相性の良い駅や街があります。
買い物等の生活上の利便性や、交通事等は、その街を良く知る人に聞くのが一番です。
居住地選びの失敗は、引っ越し費用等も無駄に発生してしまいますのでかなりの出費になります。
後悔や失敗の無い上京を目指して、しっかりリサーチしながらスタートしてみてください。