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AIによる株式トレード増加に対応する方法

不動産営業で成功すると、株やFX等でお金を運用するようになる人が多いです。

不動産業界は、比較的に株価の影響を受ける業種でもありますから、日頃から株式市場の動向に注目している人もいると思います。

 

しかし、昨今では、AIによる自動トレードが増え、これまでの手法が通用しなくなっている人も出てきているのではないでしょうか。

AIトレードの普及により、証券会社等に在籍するプロのトレーダー(機関投資家)の数も減っているそうです。

今回は、そんなAIトレードに対応するための考え方について取り上げてみたいと思います。

※2018年10月に書かれた記事です。

 

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テクニカル分析の現実

アナリストの話を聞いていると、彼等の予想と異なる結果になる事が多いと感じたことはありませんか?

それは、AIによるトレードで時代が変わったにも関わらず、今まで通りの知識と経験則で見通しを立てているからです。

中でも、テクニカル的な分析を得意とするアナリストに多い傾向があります。

 

過去に起きたデータを引っ張り出し、得意気に解説するアナリストをよく見かけますよね。

しかし、彼等の予想が当たるのは、過去と同じ動きをする時だけです。

例外的な動きや、過去に無い動きには全く対応できず、「こんなことは初めてです」等と言い訳を始めます。

 

何が言いたいかというと、AIは過去と異なる動きをさせれば勝ちやすくなるということを数値的に発見するという事です。

先日も、「ここから下は岩盤です」等と自信満々に解説していたアナリストがいました。

 

しかし、現実には、その言葉を無視するかのように、あっさりと支持線を下回っていったのです。

テクニカル的な抵抗線を岩盤だと思っているのは、時代遅れのアナリストだけというわけです。

 

テクニカル分析は、簡単に言えば過去のデータを参考にしています。

相手がAIだというのに、データで勝負しようと考えるのは、「自分はAIより賢い」と信じる人だけのはずです。

でも、実際には多くの人が相変わらず「抵抗線」とか「シグナル」等を目安にして判断しています。

 

これって、冷静に考えてみればおかしいと思いませんか?

そもそも、テクニカルだと言いながら、抵抗線とかシグナルに心理的影響を受けているのです。

 

例えば、「デッドクロスが出そうだから売ろう」とか、「ここは上値抵抗が強そうだから利益確定しておこう」等という心理です。

それって、テクニカルではなく、心理分析をしてトレードをしているのと何が違うのでしょうか。

結局は、皆が考えそうなことを想像してトレードしているだけだと思いませんか?

 

滑稽なアナリスト

AIトレードが大半を占めるようになれば、今までのマーケットとは構造が違うと考えるのが普通だと思います。

主たるプレーヤーの能力が大きく変わったのですから、全く異なる世界だと認識しても良いくらいかもしれません。

 

例えば、プロ野球チームの構成メンバーの大半を入れ替えたら、それはもはや別のチームと言って良いでしょう。

チームのプレイスタイルは全く違うものになり、メンバーはメンタル面で乱れることはなく、ミスも無い圧倒的な強さを持ったのです。

私達は、そんな強敵と戦うことになっているのではないでしょうか。

 

では、こんなチームを攻略するのに、過去のデータは役に立つでしょうか。

全く違うチームだった頃のデータを必死で分析している監督は、テクニカル分析で先読みをするアナリスト達と同じです。

いくら分析しても、そこに答えが無いことに気付いていないのです。

 

株取引におけるテクニカル分析は、データ野球で過去の試合を研究するようなものです。

本当に勝ちたいのなら、新しいチームになってからのデータだけを使用するべきだと思いませんか?

 

つまり、私達は、現在の相場をテクニカル分析するだけのデータを持っていないと考えたほうが良いと思うのです。

AIトレードが開始されて僅か数年しか経っていないのですから、データ的に見れば、新規上場した未知の株を取り扱うのと同じような状態だと思います。

 

しかも、アルゴリズムは進化し続けているのでしょうから、相場はまだ発展途上だと考えた方が良いでしょう。

 

アナリストの中には、「~と言う人は、相場のわかっていない人です」等と、他のアナリストを上から目線で馬鹿にして解説する人がいます。

しかし、「今の相場をわかっている人などいない」と考えるのが賢明なのではないかと思うのです。

 

自分は相場を知っている専門家だ」と言いたいのでしょうし、自分が優れたアナリストだと宣伝したい気持ちもわからなくはありません。

でも、だとしたらアナリストを辞めて専業トレーダーになれば良い話ですよね。

 

結局のところ、他人を批判して自分を高めようとする程度の愚かなアナリストだと自ら宣伝しているようなものです。

優れたトレーダー程、先を読もうとしないものだと思います。

 

私は、テレビに出ているアナリストが「この先は、私には全くわかりません」等と言っているのを見たとき、逆に「この人は優秀なアナリストかもしれないな」と感じます。

こうゆう人からは、あえて個人的な見解を聞かせて欲しいと感じませんか?

 

自信満々に分かったような力説をするアナリスト程、己も相場も理解していないものです。

そういった、滑稽なアナリストのアドバイスには耳を傾けない事です。

 

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AIと人間の違い

AIと人間の最大の違いは、恐怖を感じないことだと思います。

相場や自分のポジションに対する迷いもありません。

それでいて、スピードも速く、資金的にも有利なのですから、まともに戦って個人投資家が敵う相手ではありません。

 

AIは、常に相場を分析して判断するのでしょうから、個人投資家がどちらの方向にトレードしているかも把握しているはずです。

例えば、空売りをしている人が多ければそれを察知できるでしょうし、信用買いが多ければ同様に認知するということです。

 

人間がトレードをする場合、過去の動きとか、前日のNYの動き等を気にする為、「今日は買いで入りにくい」といった感情が芽生えます。

多くの人が同じ方向で取引を始めたのをキャッチしたら、大量の資金で逆に動かせば良いのです。

 

そう考えると、今までシグナルとされていたものは、AIにとって逆に動かす地点に変わります。

つまり、今までテクニカル的にチャンスと言われていた場面はピンチとなり、危険だと言われていたタイミングで買ってくる事が増えるのです。

 

すると、過去のデータが全く通用しない現象が増えていき、連鎖的に同方向へ動くような事も突然に起こるようになります。

アナリストは、一生懸命に下落や上昇の理由を探して説明するのですが、結局は「AIにとってチャンスだったから」というのが答えです。

 

AIが常識

今までの常識が通用しない場面が増えるという事について、もう少し詳しく説明したいと思います。

 

例えば、株価が大きく下落すると、アナリスト達は「さすがに売られ過ぎ」等と言い出します。

しかし、感情の無いAIにとって、売り過ぎたとか買い過ぎたという観念はありません。

単純に、個人投資家が投げ始めた時に反転するだけでしょう。

 

かつては、大口投資家の空売り比率が50%に近づくと底を付けていて、海外投資家の売り余力と関係していると考えられてきました。

おそらく、これまでは人間の心理が作用する余地が大きかったことが原因です。

 

通常、信用比率が上昇してくると余力が少なくなりますから、不安が大きくなります。

人間のトレードでは、40%を超えると少し恐怖を覚え始め、それ以上のポジションをとることに抵抗が出てくるのです。

 

では、AIはどうでしょうか。

明らかなチャンスだと判断すれば、更にポジションをとるでしょう。

例え、信用比率が限界になっても、心理的に臆することはないのですから。

 

つまり、今までの常識は既に常識ではなく、これからはAIファーストが常識なのです。

この現実についていけないアナリストは、いつまでも予想を外し続けるだけです。

 

これからのアナリストの仕事は、直近の株価の動きを説明するとか、過去を振り返るといったアナウンスに尽きます。

もしも、これまでと同じように先行きについて述べたいのであれば、AIがどのようなトレードをするのかを予想しなければならないという事になるでしょう。

 

これまでとの違い

株価が下がると、押し目買いをする個人投資家が出てきます。

個人投資家の買いに逆行して、AIが利益確定のチャンスだと判断し、大きく売ることを選択したとします。

 

すると、株価は急落し、「もう少し下がったら買おう」と考えていた慎重派の投資家が動き始めます。

これを見たAIは、新たな売りを仕掛けることが有効だと判断するでしょう。

 

個人投資家は高値で持越しさせられ、株価はもう一段下がります。

すると、最初に買った人達が投げ売りを始めます。

これに対して、AIは利益確定の買戻しを行いますが、全ての売り残を解消することはできません。

 

そこで、AIとしては、更に売るという決断が有効になるでしょう。

この行動を人間がとれるかというと、なかなかの精神力が必要だと思います。

しかし、AIトレーダーは躊躇なくこのような選択ができます。

安いと思って買う人がいる限り、下げ続ける動きをとるかもしれません。

 

そうなると、下落相場の反転は、「個人投資家の投げ」又は「AIの余力都合による利益確定」の二つのシーンでしか発生しないということになります。

このような視点を持って投資をすることが、今後のリスク管理になると思います。

 

アルゴリズムについて

AIによる自動トレードのアルゴリズムは、相場を転換させるような性質ではないという人もいます。

設定された条件を満たした時、投資行動を自動的に行うというアルゴリズムが基本となっているからだというのが彼等の説明です。

 

この為、AIによるトレードは、一方通行なチャートを描くようになる傾向が強まる事はあっても、相場を転換させにいくという動きを積極的にとるものではないと言うのです。

 

しかし、この言い分は、簡単に論破することができます。

AIによって、一方通行な相場を形成しやすくなると、短期間で含み損が膨らむ人が増えます。

そこで、追証や投げ売りが発生しやすくなり、底値で買おうとする人達も動き出します。

 

これらの動きは、本来なら起こらなかったものですよね。

AIにとっては、一定の利益が発生している状況で株価反転の兆しを検知する事になる動きです。

つまり、AIは利益確定すべきと判断するわけですから、結局は相場を反転させる力となるのです。

 

これは、マーケティング理論等で起こる2次的な効果と似ています。

例えば、25歳前後の女性をターゲットに衣類をデザインすると、30代以上の女性に人気になるといった事が起こるのです。

 

若々しくありたい」という女性のニーズが、自分の実年齢よりも少し若い人達をターゲットにした商品に刺さるのです。

アパレル会社としては、30代を動かすつもりはありませんでしたよね?

 

しかし、結果的に30代を動かしているのは、アパレル会社のマーケティング戦略なのです。

そして、意図した結果ではありませんが、結果的に利益は上がります。

 

この例でのマーケティング戦略は、AIに組み込まれたアルゴリズムと同じというわけです。

相場転換後、その流れが続くかどうかについては、一方通行の相場に対して私達がどう反応するかによって変わっていくという事です。

 

個人投資家とAI

近年では、個人投資家もAIトレードによるシステムを利用することができるようになりました。

ここで懸念されるのは、AIの性能やアルゴリズムの違いによって成果が大きく異なるようになることです。

 

AI対AIの戦いも始まっていて、そこに人間の思考も入り込んでいくという様相です。

考えてみれば、機関投資家が使うAIと、個人投資家が使えるAIの性能では、機関投資家が有利です。

 

多額の資金を投じて、独自のAIシステムを開発しするとしたら、「個人投資家の使うAIをカモにするアルゴリズム」が必要になるでしょう。

つまり、今後は「個人投資家個人投資家が使うAI」という事になるのです。

 

一周まわって人間が考えたほうが良いという事にもなり兼ねないカオス的な話ですが、あり得ない話ではないと思います。

既に、そんな時代に入っているのかもしれません。

 

AIがAIを騙そうとすると、ロスカットを発動させる位置まで意図的に株価を動かすことが増えそうです。

人間とは違い、AIは瞬時にロスカットを行うので、一方通行にロスカット相場が形成されやすくなります。

 

次に考えられるのは、割安になった株を今までにないようなスピードで一気に買い戻す動きかもしれません。

気付けば、単にロスカットしただけで元に戻るという、うたかたの夢相場です。

 

AIに対応する方法

既に、短期的なトレードでAIに勝つことは困難な時代となっています。

デイトレードのような勝負では、益々AIに有利な環境になっていくはずです。

 

AIに対しては、対抗するのではなく、対応することが大切だと思います。

要するに、これからの株取引で利益を上げるには、AIと同じ方向でトレードをする必要があるという事です。

 

それは、心理的に入りにくい場面で入るという事でもありますが、唯一の対応方法なのです。

日々のトレードにおいて、これを実現するのは相当な経験とセンスが必要になるでしょう。

 

ですから、一般的な個人投資家は、スイングトレードを中心に考えることになります。

すると、AIもスイングトレーダーを騙す動きをし始める相場になる可能性が出てきますよね。

つまり、失敗するポイントが悪いと、当分はホールドしておくしかないような相場です。

 

今までよりも負けやすい相場になった事実があるのですから、何らかの対応策を意識しなくては勝率が上がりません。

その対応策とは、「多くの人が失敗した後にトレードする」というものです。

トレードチャンスは少なくなりますが、これしかAIに対応する有効法は見当たりません。

 

AIに対する備え方

実力差がある関係下では、1回の勝負で勝てることはあっても、回数を重ねるごとに勝率は下がっていきます。

要するに、トータルでは勝てないのです。

横綱と相撲しても、殆どが負けとなり、勝てる事は稀なのと同じです。

 

AIがつくる相場は、人の心理を当てはめようとしても辻褄が合わないことが多くなります。

「何のために下げた?」とか、「何のために買った?」という疑問を覚えるシーンが増えますが、その答えはAIにとって都合がよかったからでしょう。

 

株式相場の資金源は外国人ですから、外国人投資家の動向を気にするのが常識となっています。

でも、私達が外国人だと思っている相手は、既にAIに代わっているのです。

 

外国人の売買動向については、一週間の動向が翌週に発表されます。

でも、AIからすれば、先週の情報など遥か昔の話ではないでしょうか。

個人投資家が「売り越していたのか」と気付いた時には、反転が始まっているかもしれません。

 

大事なのは、今の時点でAIがどの方向を向いているかです。

そして、AIがどの方向を向いているかを考えるには、個人投資家がどちらを向いているかを考えれば良いのだと思います。

 

AIは誰よりも負けないトレードをするのですから、私達はAIが必ず利益を出していると考えた方が良いことになります。

つまり、どこまで上昇するのかを考えるのではなく、AIがどこで利益を出すのかを考える視点が重要です。

このまま年末まで上昇する」等と皆が言い出した時等は、要注意と言うことですね。

 

まとめ

これからの投資活動では、個人は余剰資金を集めておき、本当に大きなチャンスが来た時だけ株に手を出すという人がより勝ちやすくなります。

時間軸が短い投資では、かなりの確率で損となる可能性が高くなっている現実に気付く事が大切ですね。

 

ここら辺で止まる」等という目安は、人間の感覚での話です。

AIによるトレードでは、資金が続く限り同じ方向への相場が続くこともあるでしょう。

 

今回ご紹介したようなリスク管理の考え方が浸透し、多くの投資家の動きが変われば、AIはそれに合わせて更なる変化をしていきます。

人間は、いつまでもAIの後ろを歩かされる事も忘れないでおく必要がありそうですね。

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