営業職として働く際、見た目の印象を変える事で色々な効果が発生します。
その効果がマイナスに働かないようにすることで、営業マンの年収は上がり易くなります。
では、具体的にどのような変化に注目すれば良いのでしょうか。
この記事では、営業職の身だしなみ術についてご紹介します。
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顧客に合わせるセンス
私は、不動産営業として顧客に接する際には、相手によって腕時計を変えるようにしていました。
高級ブランド時計は、営業職として一定の成績を上げている印象を与えますし、洗練されたイメージも生みます。
高額帯の顧客が相手の場合、あまり安物の時計だと信用を損なう可能性があると感じます。
一方で、相手が一般的な所得層の顧客の場合、あまり高級なものは身に付けないようにしていました。
「自分よりも稼いでいるんだろうな」といった印象を持ってほしくありませんし、親しみを感じないと思うからです。
もし、担当営業が高級時計をしていたら、「やっぱり不動産は儲かるんだな」等と思いませんか?
営業として、顧客にそう思われて得な事は無いと思うので、私はあえてG-SHOCKにしていました。
このように、各所得層や個人が持つ印象について想像し、最もメリットのある選択をすることがベストです。
ワイシャツは高いものを買う
腕時計にお金をかける前に、やって(投資して)欲しいことがあります。
それは、営業マンが着るワイシャツに投資する事です。
個人的に、ワイシャツが与える印象は意外に大きいと思います。
高いワイシャツには、生地とデザインの良いので、近くで見た時の印象がかなり違います。
清潔感やキチっとした印象を与えながら、見た目にはそれほど高そうに見えないアイテムですので、嫌味にもなりません。
ワイシャツは、同じようなデザインが多いですから、少しデザイン性の高いものを着るだけで差が出ます。
高級感よりも、清潔感やさわやかな印象を与えるデザインを選びましょう。
私は、良いデザインのワイシャツを見つけたら、値段を気にせず買うようにしていました。
コーディネートの意味
私は、靴やスーツも安物は購入しません。
とはいっても、オーダーメイドまでは必要ありませんので、既製品の中でも質の良い物を選ぶという意味です。
靴やコート等も、見た目の印象と機能性を重視していました。
選ぶポイントは、自分の好みでは無く、『顧客からどう見えるか』という視点です。
良いスーツ等を買うことによって、必ず成績が良くなるわけではありません。
でも、それによって心理的な効果が出る事はあるので、確率を上げていく作業だと思えば良いと思います。
個人的には、自分の服装に合った振る舞いをするようになる効果や、女性客からの印象が良くなる効果を感じます。
実際、「そのシャツ素敵ですね」等と言ってもらえる事があるのです。
これ、お世辞にしても、普通のワイシャツでは発生しない会話だと思いませんか?
そんな事で印象に残るのであれば、決して高くはない投資だと思います。
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営業職は確率論
私は、後輩達に「営業は確率を追求する仕事」と言い伝えています。
これを、営業活動だけの事だと思っている人もいるようですが、服装から言葉使いに至るまで、全てにおいて言える事なのです。
例えば、F1の開発では、コンマ1秒速くなるかもしれないという可能性に対して、巨額な資金を投じるそうです。
勿論、投資資金が無駄になることもありますが、そのリスクをとらなければ車は速くなっていかないからです。
営業職もF1と同じで、結局は地道な努力の積み重ねです。
身なりやタブレット等の営業ツールに資金を投じる事もありますし、運動量による努力で積み重ねられる部分もありますよね。
営業職は、少しでも顧客の印象を高められる努力が常に必要だという事です。
資金力のある人は、アイテムで差をつければ良いでしょうし、投資資金が無い人は運動量と知恵で勝負すれば良いのです。
そして、その両方を兼ね備えた人には、なかなか勝てない・・というわけです。
まとめ
今回の話は、どんな業種の営業職にも共通する事だと思います。
私は不動産営業職として満足のいく成功をしましたが、そこには異業種でも参考になるノウハウがあると思いますので、参考記事も読んでみて下さい。
参考記事「不動産営業のコツを最適な順序で学ぶ方法 ① 」
たとえスーツを着ない営業職だとしても、それ以外の部分で差別化できる所はあるのです。
口臭、歯、メガネ、髪型等、服装とは関係ない部分でも注意すべき個所はたくさんあります。
服装とコーディネートと合わせて良化させ、年収UPに繋げましょう!
関連記事「不動産営業のマナーとオススメの口臭エチケット」