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現地販売会のメリットとエピソード

建売住宅は、不動産会社によって現地販売会が開催されます。

この記事では、現地販売会に行く顧客メリットと、現地販売会で体験したエピソード等をご紹介します。

 



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現地販売会のメリット

建売住宅を購入する人達が、現地販売会に行くメリットについて、営業マンの視点から考えてみました。

正直なところ、「それほど大きなメリットはない」という感覚もあるのですが、よく考えてみれば、多少はメリットと言える部分があると思います。

 

現地販売会に行くということは、少なくとも物件を見学することになりますよね。

実際に見て検討するという行動をとったことで、確実に家探しが前進しています。

本人はあまり気付いていないでしょうし、一般の人には意味が分からないかもしれませんが、資料請求しているだけの人との差は大きいです。

 

見学をする事は、家探しにおいて必ず通らなくてはいけない工程ですが、ここにたどり着くまでに時間がかかる人が多いです。

このような人達は、知らないうちに良い物件を逃していることもあるので、行動することにメリットがあると思います。

 

また、営業マンと直接会うことで、色々と情報を掴むこともできるでしょうし、良い営業と出会うチャンスも増えます。

このような部分が、顧客メリットになるところではないかと思います。

 

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売出し現場のエピソード

不動産仲介会社は、売主の許可を得て物件の現地販売会をやらせてもらいます。

このような物件は、『現地販売会』とか『売出し現場』等と呼ばれます。

 

以前、少しまとまった雪が降った日に、現地販売会に立った事がありました。

まだ雪が残る中、まるで冷蔵庫の中にいるような感じで、とても寒い現場でした。

しかも、在籍していた会社の方針で、車の中で待機するのは禁止されていました。

 

ルールを守らない人も多いのですが、私はルールを破るのが嫌いな性分なので、ずっと外で待機していました。

その日は、少し風も強く、余計に寒さが厳しく感じたのを覚えています。

 

おばちゃんの視線

あまりに寒いので、靴の中で足の指先がかじかんでくるのを感じながら、物件の前をウロウロと歩いては体を温めていました。

ジっと座っていられずに、無駄に行ったり来たりして歩いていたので、ちょっと怪しい営業マンです。(笑)

 

そんな時、隣地のおばちゃんと目が合い、軽く挨拶をすると、おばちゃんはそれを無視して家の中へと引っ込んでいきました。

営業マンを快く思わない人も多いので、冷ややかな態度をされるのには慣れていますし、特に気にしませんでした。

 

お昼から待機していたのですが、その努力も空しく、誰も来ないまま夕方になってきました。

風も吹いてきて、また一段と寒さが身に染みてくる時間帯です。

 

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近隣の親切と思いやり

感覚が麻痺してくるのか、何故か夕方になると座っていても寒さに耐えられるようになってきます。

私は歩くのを止め、椅子に座って『早く会社に戻りたいな・・』等と考えていました。

 

すると、再び隣人のおばちゃんが現れ、私に声をかけてきました。

おばちゃんは、「うちにあがっていかない?」と聞いてきました。

私は、意味がわからずに一瞬戸惑いました。

 

すると、「こんな寒い中、かわいそうで見ていられなくって」と言うのです。

私は、仕事中なので、そうゆうわけにもいかない事情を説明しました。

すると、おばちゃんは残念そうに家に戻っていきました。

 

しかし、5分もしないうちにまた出てきて、今度はミカンやお茶等、色々と持ってきてくれました。

おばあちゃんは、「ここでならいいでしょ」と言うと、私にお茶を勧めました。

ご厚意に甘え、私は寒空の中でそれを有難くいただきました。

 

ご近所にこのような人がいるという情報は、現地販売会を開催している業者しか知らない事でもあります。

現地に一日中いると、色々なことが分かってきます。

 

近所にうるさい犬がいることもありますし、意地悪そうな人に出会うこともあります。

そんな情報が聞けるのも、顧客メリットの一つと言えるのかもしれません。

 

現地販売会の良さ

現地販売会をしていて、近隣の方々のお世話になることは結構あります。

夏の暑い時期には、冷たい飲み物をくれる人がいたりします。

 

日本って良い国だなぁ」と思うと同時に、この仕事をしていたからこそ味わえる経験である事にも気付きます。

私は、こういった体験で得た人の親切や思いやりへの感謝を、自分のお客様に返していくことが大切だと思っています。

 

そうやって、親切と思いやりが連鎖していくことが一番良いことだと思いませんか?

最近は、現地販売会をやらない会社も多いです。

確かに、無駄な時間が流れていくばかりなのですが、営業マンにとっては貴重な経験になっているとも思います。

 

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来場者の恵み

現地販売会に来た顧客は、家を見学し終わると帰っていくのが普通です。

これください」と言って家を買っていくわけではないので、現地ではアンケートをもらうことが当面の目標になっています。

 

稀な話ですが、午前中に見学した顧客が再び現地に現れることがあります。

これは、かなり気に入っている可能性があり、営業としては心躍る動きです。

 

ある夏の現場で、このような顧客が現れ、「これは買うかもしれない!」と気合を入れて出迎えました。

すると、車の中からビニール袋を差し出し、「暑いから、これ飲んで頑張って!」とジュースを置いて去って行きました。

 

嬉しいような、悲しいような、営業マンとしては微妙なホッコリエピソードですが、普通に考えればとても有難い事です。

わざわざ、見知らぬ営業マンのためにジュースを買って戻って来てくれるのですから。

 

そんなことが度々起こる日本人の心を、私はとても誇りに思っています。

また、仕事を通じて、それを自分の顧客に帰していきたいと思います。

 

まとめ

現地販売会には、通行人や近隣住人の方々等、様々な人との交流があります。

このような交流から契約になる事もあれば、今回のようなホッコリしたエピソードを体験することもありました。

現地販売会で良い集客ができることは滅多にありませんので、現地販売会を嫌う営業は多いです。

でも、このような経験を別の魅力として捉えられる人には、なかなか楽しい仕事です。

天候や気温面で辛いことはありますが、後から思い出すと本当に良い経験ばかりでした。

一度くらいやってみたいと感じた人もいるではないでしょうか。(笑)

お客さん側としては、それほど大きなメリットを感じる事はないと思いますが、家探しとしてはかなり良い動きですので、積極的に見学しに行かれると良いと思います。

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