パソコンでマウスを使う頻度が高い職業では、クリック過多によって人差し指の腱鞘炎を発症する人が多いそうです。
住宅営業や設計担当者等、マウスを一日中使用するような仕事をしている人は、腱鞘炎の発症リスクがかなり高い状況下にありますよね。
この記事では、私が経験した腱鞘炎の症状の経過と、最短で完治させる対処法についてご紹介します。
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原因と症状の経過
設計の仕事などでは、一日の大半をパソコン作業に費やすことも多いですよね。
特に、CAD等のソフトを使用する場合には、マウスでのクリックが膨大な回数になります。
最初は、人差し指の動きに違和感が出て来るのですが、次第に痛みを伴いはじめます。
それでも使い続けると、人差し指が腫れ始め、数日後には殆ど指が曲がらなくなります。
私の場合、痛みは日を追うごとに増して行き、最後には激痛になりました。
もはや、人差し指ではクリックすることが出来なくなり、中指等を使って作業するしかない状況になります。
手首にも少し痛みがありました。
パソコンを使わないわけにはいかない仕事では、このような状態でも指を使い続けるので、一向に症状が良くなりません。
それに、とても辛いです。
同じような状況になってしまった人の為に、私がとった解決策をご紹介したいと思います。
痛みを伴う決断
どんなに痛くても、仕事は待ってくれませんから、どうにか症状を改善したいですよね。
私の場合、傷みで眠れないレベルまで腫れてしまったので、病院へ行きました。
痛みがあまりにもひどいので、注射等があれば打って欲しいと医者に頼みました。
この注射はかなり痛いのですが、効果はすごく高かったです。
打ってからしばらくは傷みが増すようにも感じますが、1~2時間後には痛みと腫れが消えていきます。
かなり痛い注射としても有名らしいので、勇気のいる決断かもしれませんが、打てば劇的に症状は改善されます。
但し、もう少し症状が軽い場合は、鎮痛剤と湿布が処方されるだけで、注射は打ってもらえないかもしれません。
医者としても、あまり打ちたくない注射のようですので、自分からお願いすることがポイントです。
医者からのアドバイス
医者から聞いた話ですが、人差し指と中指の健は同じところを通っている為、中指で代用していても症状は悪化するのだそうです。
そして、痛くても指を反って伸ばすストレッチをした方が良いそうです。
健が癒着してしまうと、症状が悪化するらしいので、勇気を出して伸ばす必要があるようです。
このストレッチも、かなり痛みを伴います。
自分でできる人は少ないそうで、注射の後に、医者が無理やり指を動かします。
痛すぎて呻くほどですので、ここは覚悟しましょう。
以降、頑張ってこれを自分でやるようにしていました。
その後も、指を伸ばして曲げる運動を欠かさず行うようにしています。
少し違和感を感じたら、このストレッチをするようにしてください。
私は、これ以降、一度も指が腫れることがなくなりました。
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再発防止が大切
指を使い過ぎると、また再発することは確実ですし、癖になっていくようです。
そこで、普段から指への負担を軽減する必要があります。
つまり、腱鞘炎の再発を防ぐ段階です。
私は、マウス自体の性能でなんとかできないかと考え、色々な商品を探してみました。
手首の角度に工夫を施されたマウスを見つけたので、これを購入したのですが、これがかなりの効果を発揮しました。
手首への負担が軽く、自然な角度でクリックできるものを選びました。
ペットボトルを持つ時のような角度でマウスを使うことが出来るタイプを試しました。
このマウスに変えて、かなり良くはなったのですが、一つだけ欠点がありました。
それは、「重さ」です。
指への負担は軽減されたのですが、今度は手首が痛くなってきたのです。
最高のマウスと出会う
「軽くてクリックが楽」なマウスを求めて、色々な家電量販店に足を運びました。
そして、とうとう見つけました。
それが、バッファローの BSMBW510MBK(ブラック) BlueLED光学式マウス です。
しかも、このマウスは、静音仕様なので、クリックの音も気になりません。
クリック時のタッチも軽いので、指が疲れません。
本体自体の重さも軽量で、長時間の使用でも手首等が痛くなることがありません。
静音仕様のマウスは価格が高めの商品が多いですが、このマウスは価格的にも魅力があります。
スクロールボタンも使いやすく、1年使っていますが壊れません。
これ以降、一日中作業をしても、腱鞘炎になることはありません。
最近は、親指をメインで使用するタイプのマウスもありますが、親指の腱鞘炎に繋がると思います。
まとめ
医者の話では、マウスで指や手首を傷める人は、年々増加しているそうです。
事前に対処できる事として、マウスの交換と、指のストレッチがあります。
この2つを実行するだけでも、かなり予防効果があるはずです。
痛みは勿論の事、通院にかかる費用と時間を考えると、事前予防のための努力を惜しむべきではないと思います。
パソコンが欠かせない仕事をしている人は、参考にしてみてください。