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不動産営業

不動産関係の営業職をわかりやすく解説してみた

不動産の営業職は、細かく分類するとかなりの種類があります。

そして、その内容も全く異なるものばかりです。

この記事では、意外に知られていない不動産営業職の分類についてご紹介します。

 

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不動産業種の種類とは?

医者』という職業には、様々な診療科目がありますよね。

不動産の仕事も、同じように多くの科目があるわけです。

 

一般的に不動産業界は、内科、外科のような大きなカテゴリーに該当する部類が広く知られています。

つまり、「売買」・「賃貸」等の部類ですね。

 

実際には、脳外科、泌尿器科、循環器等の分類と同じように、不動産の仕事も更に細かく分けることができます。

では、代表的な分類を列挙してみます。

  • 売買の仲介営業
  • 賃貸の仲介営業
  • 住宅の請負営業
  • 管理物件の開拓営業
  • 収益物件の請負営業
  • マンション用地仕入営業
  • マンション・ビルの建築請負営業
  • マンションの販売営業
  • 建売用地仕入営業
  • 建売物件の請負営業
  • 店舗用地開拓営業
  • 不動産コンサルティング営業

もっとニッチな部分での不動産営業職も存在しているはずですが、代表的なものは上記のような感じです。

 

解体業やリフォーム業等を「不動産関連職」に含めるならば、もっとたくさんの種類があるということです。

別記事の「住宅営業と仲介営業の違いとは?」では、不動産売買とハウスメーカーの違いについて詳しく説明しています。

 

仕事内容は?

仲介営業と請負営業については、お馴染みの業種ですので説明の必要は無いと思います。

ズバリ、不動産屋とハウスメーカーのことです。

管理物件の開拓

賃貸系の不動産屋とか、収益物件の管理会社等に所属している営業職。

アパートとかマンションを持っているオーナーさんに「うちに管理を任せてくれませんか?」と働きかける人です。

 

家賃回収やクレーム対応の他、入居者募集などを代行して手数料をもらう為です。

毎日、このような動きをしているわけでは無く、普段は賃貸営業をしている事が多いです。

収益物件の請負

アパート、戸建賃貸、テラスハウス、マンション等の建築を請け負うための営業をしています。

ハウスメーカーのサブ的な事業部として、部署が分かれている形態を多く見かけます。

 

地主に直接営業をかける会社もありますが、多くの場合は紹介客を狙っています。

農協や地元の不動産会社等、地主と縁の深い業者さんから紹介案件をもらう形です。

契約又は引渡しの後、紹介者に一定の紹介料を支払います。

 

マンション用地の仕入

マンション建設用の土地を探す営業職です。

ある程度の大きな土地が必要になる為、検討できる物件の数が少なく、難しい仕事です。

 

近年では、建築コストが高騰していることもあり、「買えない」と嘆く営業が増えています。

会社の情報収集力や、金融機関系からの紹介案件等が得られないと厳しい世界です。

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マンション・ビルの建築請負

主に、大手企業が個別に部門を立ち上げており、大きな案件の建築を請け負うものです。

安く土地を仕入れた不動産会社等から建築の依頼を受け、建物だけを建てます。

 

大きな案件なので、結果が出ない期間が長く、年間の契約数は少ないです。

ビル・マンション系の仕事は、会社が案件を入手するパターンが多いと思います。

マンションの販売

マンションだけを専門に売る営業です。

売買の不動産仲介営業もマンションを販売しますが、その多くは中古です。

マンションの販売営業は、新築のマンションを完成前から売っていく仕事です。

売買部門の中で、さらにターゲットを絞った業務ですね。

 

例えば、『脳神経外科』は、外科の中でも「」に的を絞っています。

マンションの販売営業は、これと同じような事です。

これに対して、不動産仲介営業が『外科』という親カテエゴリーに属しているイメージです。

建売用地の仕入

小さな土地から大きな土地まで、幅広く検討して土地を購入します。

大きな土地は、多棟現場や開発現場にして販売しますので、規模の大きな会社でないと買えません。

 

海老蔵さんがCMをしている、飯田グループホールディングスのような上場企業がこれに当たります。

地主との繋がりが強い、地域密着型の不動産業者との繋がりが重要です。

建築知識の他、幅広い不動産知識が必要な為、一般の営業職よりもワンランク上の難易度です。

 

建売物件の請負

土地を安く買い、建売にして売る不動産業者はたくさんいます。

その中には、自社の建築部門を持たない会社も存在しています。

 

このような会社に対して、「良い土地が買えたら、当社に建築依頼しませんか?」と営業をかける仕事です。

他社との価格競争になる為、建物が安く建てられる会社に限る営業職です。

店舗用地開拓

店舗を建築するための用地を探す場合と、借りるためのテナントを探す場合があります。

貸地等も検討対象になります。

 

不動産営業の中でも特殊な部類なので、業種による特徴等のマーケティング能力も問われます。

街道沿いの土地を中心に開拓することが多くなります。

不動産コンサルティング営業

不動産コンサルティング営業は、一言でいうと『総合職』のような感じです。

業務の範囲が曖昧で、各社で業務内容が大きく違う傾向があります。

 

例えば、地主の資産組み換えアドバイザーとして、土地の売却や交換を手伝う仕事も不動産コンサルティングと呼ばれます。

収益物件の建築営業や、単純に家を売る仕事も、ある意味では不動産コンサルティングです。

 

要するに、不動産についてアドバイスするような業務内容は、全てコンサルティングと名乗れてしまいます。

ポイントは、「誰にコンサルティングしているのか」で判別するしかないということですね。

 

また、近年では、不動産コンサルティング技能試験・登録制度を持つ人達とも混同されやすいかもしれませんね。

詳しくは、別記事「不動産コンサルティング技能試験・登録制度とは?をご覧ください。

まとめ

不動産営業職には、こんなに種類があったことをご存知でしたか?

不動産関連の営業職を入れれば、まだまだ種類があります。

求人をチェックする際などにも役立てていただければと思います。

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